Daily Sketch with...

ロードバイク、スキー、キャンプ、写真が好きなオッサンブログです。家族で楽しんでます。

向島〜伯方島間往復

初しまなみでした。自転車では。
10月7日(日)のサイクリングに向けての下見として行ってきました。本当は生口島までの予定で、実際には因島までの行程となったサイクリングでした。でもその間だけの下見では物足りないので、大三島、そして伯方島の地に足を踏み入れて帰ってきました。

朝、7時前に起床し、相方ちゃんと娘を起こさぬよう、ゴソゴソと準備をして、出発したのが7時半前。翌日の集合は尾道駅前なのですが、今回は向島マリンユースセンターに車を駐めて行ってきました。向島に入ってからコンビニに寄り、ボトルに水分を補給し、おにぎりを一個朝食として食べました。
マリンユースセンターに着いたのが8時前。何台か車で来て、自転車を準備している方もいらっしゃいました。そそくさと準備を済ませ、マリンユースセンターを出発したのは8:20。いったん海岸沿いへ向かい、因島大橋へ上がって行く道へ向かいました。
始めてのしまなみ海道(自転車での)、ドキドキもんでしたが、まずは順調にスタートを切れました。

しばらく海沿いを走り、看板に従って橋へ上がる道に折れます。ここから因島大橋まで登りがダラダラ続きます。この時には、体調管理のため中2日開けていましたので、身体のだるさなどがあまりなく、楽な感じで坂を登ることができました。しかし坂を登るのに必死で、料金所を見過ごしてしまい、通過してしまいました。そのことには橋を渡り切ってから気づいたため、帰りに倍額払って出ることにしました。
因島大橋は上が車道で、下が歩行者、自転車、原付用と二段になっているのですね。なんか空港などの動く歩道のような感じで不思議な空間でした。

因島に入ると、ダラダラ長い坂越えがあります。身体の調子はいいので、きつくはありませんでしたが、「明日は娘ちゃんと一緒に自転車押して上がらなきゃならないな」とちょっと憂鬱になってしまいました。そうこうしているうちに、眼前には生口橋。案外早い感じでした。

生口橋へ上がるのにも当然坂を上がって行きます。「明日は娘ちゃん大丈夫だろうか?」と不安が大きくなります。しかし、坂を上がって橋に出ると爽快な眺めの中走ることができます。ちょっとしたご褒美ですね。あいにくの曇り空でしたが、車からでは味わえない開放感を楽しみながら進みました。この分だと多々羅大橋も気分良さそうで、テンションが上がってきます。

生口橋を降りると海岸線を走り、瀬戸田町の街並みを通ります。耕三寺や平山郁夫美術館などがある場所です。そのちょっと手前で、よく話題になるアイスクリームのお店「ドルチェ」が見えてきました。が、通りかかった時間帯ではまだ開店してません。帰りに寄ってみようかと思いながら、そのまま進み、瀬戸田町の街並みへ。この辺りで、出発してからちょうど一時間くらい。案外早かったです。これなら、娘ちゃんも坂は自転車を押しながらゆっくり行っても何とかなるかな、という感じでした。

街並みを抜け、しばらく行くといよいよ多々羅大橋です。大三島までよく車では来ていたのですが、十分に景色を堪能できるわけではありません。今回は景色を楽しみながらゆっくり走ることにしました。橋の上は歩行者もいるので無理もできませんしね。ただ、多々羅大橋の上は一定間隔につなぎ目があり、ビビリでパンクの怖い私にはとても気になりました。速度は出ていなくても衝撃はソコソコあります。スピードを出させないための細工にも感じましたがどうなのでしょうか?
橋の上からの景色は絶景でした。自転車を止めてみれば、橋の下に広がる海を見下ろすこともできるし、その高さを実感することもできます。車ではできないことです。次の日にはこの橋は渡る予定ではないので、生口橋の方で自転車を止めて下方を覗き込む時間を娘ちゃんのためにとってやらなくては、と思います。

そのまま、進んで、当初の目標であった、多々羅しまなみ公園に到着。

約一時間半、36kmの旅でした。時間的には思っていたよりも早く着いたので、もう少し先へ行ってみるかどうか迷いました。結果、伯方島まで行ってから帰ろうということにしました。帰宅時間が予定よりはちょっと遅くなりそうなので、懐柔策として相方ちゃんの大好物のわらび餅を購入。そして再度出発です。

伯方島までは特になんのことはなく進んだのですが、伯方島で橋を下りるときに、「しまなみ・スリー・デイ・マーチ」の集団に遭遇。帰りにも当然遭遇したのですが、道を埋め尽くすように固まっているところではちょっと困ってしまいました。ばらけてくると、「失礼します!」と声をかけて、追い抜かせてもらいながら行くことができましたが。それにしてもすごい規模のイベントです。帰りの時には反対方向から来る集団もいたような気もします。みんな生き生きとした表情で歩いておられました。

さて、伯方島では橋をおりてちょっとしたところにある、コンビニでちょっと栄養補給。そして引き返しました。

今回は初の80km越えの85.4kmを走りました。これまでの最長は45km程度だったので、初心者の私にとっては未知の領域でした。それでも昼間の景色の中なので思ったよりも距離を伸ばせました。しかし、今の私にとっては体力的に持つのは65km程度であるというのもわかりました。
スタートしてしばらくはいつものようにぎこちないペダリングから始まり、徐々に身体が慣れていきます。因島大橋を登った頃には体が動き始め、快調に進めました。それから大三島に着いた頃には、このままどこまでも行けそうな錯覚を感じるほどでした。当然これまでの最長距離に近いところまで走っているので体は疲れています。休憩を終え伯方島へ向かい始めた時には、ちょっと足の疲れも感じ始めていました。それでも進んで行くうちに気分も再度高揚、足の疲れも感じなくなっていきます。伯方島を折り返し、しばらくは「しまなみ・スリー・デイ・マーチ」の集団に気を取られ、疲れを感じる間もなく走り続けることになります。
ちょうど走行距離が60kmに達する頃、再度足の疲れが感じられ始めました。その後はその疲れは消えず、ペダルをこぐ足が重い重い。思ったよりも快調に上っていた坂も辛くて、何度足を付け休憩する誘惑に負けそうになったかわかりません。往路、復路で斜度の違いはあるはずですが、体力的に「坂がヤダ!」と思い始めたのが、65kmくらい走った頃でした。その後は惰性と、そうは言っても綺麗な景色の中で走っていることからくる萎えかけの高揚感、そして帰らないとどうしようもないという状況で走り切ることができた感じでした。

今後更に少しずつ走り込んで、いつかはしまなみ海道往復をしてみたいものです。

帰宅後は、身体と相方ちゃんのクールダウンを兼ねて家事をこなし、お土産のわらび餅を渡し、事なきを得ました。