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ロードバイク、スキー、キャンプ、写真が好きなオッサンブログです。家族で楽しんでます。

20130818上り方変えないといけないかも?(鈴池~四川~山野)

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 家族行事でなかなか忙しくてその間走りに出かけることができないでいた。相方ちゃん、ムスメちゃんたちの目が正直怖かった・・・。

 ということでやっと出かけることができたこの日、ちょっと負荷をかけた練習もしておきたいと思った。時間は6時出発で9時半くらいまでに帰ればいいので、約3時間半。いつものようにしまなみ海道を走るには少し時間が短い。なので、鈴池でインターバル、その後四川へ行ってみることにした。また、その後のことはその時の様子で決めることに。

 5時半くらいに起き出し準備。6時前には出発することができた。夏場の準備は楽でいい。

 日中はまだまだ暑いが、走り出しは少し肌寒さを感じた。下りから始まるからということもあったが、しばらく走っていても身体が温まって汗ばんでくるのにはいつもよりも時間がかかった。完全に身体が温まり切らないうちに、鈴池HCのスタート地点に到着。この一本がアップの代わりだと思い込んで、まだ少し重さの残る身体でスタートした。

  鈴池ではとりあえずいつものインターバル。1分全力+1分半回復。前回のタイムよりも少しだけ縮まった。約15分弱、その間5本ほどインターバルを繰り返したおかげで、やっと身体が回ってき始めた。

 その後軽めに足を回しながら四川ダムへ向かった。身体は回り始めているものの、この週の初めに何だか調子が良かった時と比べ、同じところで走ってはいるのだが、スピードの乗りが悪く感じられた。その時には牽いてもらっていたからだろうが、であれば、先頭で牽いてくれていたYさんのスピードはもう少し出ていたことになる。何だか悔しい思いをしながら四川への分かれ道へやってきた。

 こんな状態だったから、「タイム更新」を狙うのか、「四川貯金」を増やすのか少しだけ迷った。結局行ける所まで行って、だめなら砕ける方針で行くことにした。

 そして、今回の「縛り」は、ダムの管理事務所後の下りを終えて再度上りに転じるところまではフロント・アウター、リア23までの縛り。その後はフロント・インナー可だが、リアは前半21まで、後半23までとした。

 スタート後、前回の四川貯金時よりも、リアが一段重いところまでとしたので、少し心配したが、何とか登り切った。やはり前回よりは心拍は高めに推移している。それでもそれまでの闇雲に「回す」乗り方で上っていたときよりも低めの心拍で抑えることができていた。ダムの管理事務所を過ぎ、勾配が緩くなったところではダンシングも加えた。今後ダンシングも得意でないからと避けずに積極的に使っていかなくてはならないと思っている。

 橋を渡り、下りに差し掛かると、とにかく加速。100%力を出し切らず、80%程度で抑えた。その後の上りに少しでも足を残しておくためである。少し早めにフロントをインナーに落とし、アウターも少し余らせて回して下った分、ギアを重くしてぎくしゃくしないようにした。そしてだんだんギアを合わせて最終的にはリア23Tあたりで落ち着かせた。少しして勾配がきつくなるので、しばらくダンシングで速度を保つことにした。リアは21Tから19T。そこをしのげば、少ししたら勾配が緩くなる。それを励みにひたすらペダルをこいだ。

 この時の態勢は、なぜか下ハンを持ったかなりの前傾姿勢。雑誌などで見ると上体を起こし気味に、とよくあるが、全くその逆の態勢でこいでいた。その方が足の付け根あたりからの力が入れやすく、また、腕の力も入れやすいため、私には楽に感じられた。これまでは無理に、「教科書的」に上体を起こしてハンドルのフラット部分を持って上っていたことがおおかった。それが今回は、とにかくなりふり構わず「攻めるだけ攻める」ことを考えていた結果、雑誌で紹介されているセオリーとは違った形になっても必死になってこぎまくった形となった。いつの間にかこの態勢になっていたのだが、その後最後まで基本この態勢で行った。そして実際にリズムも取りやすく、気力が長続きしたように感じた。

 ここまで、タイムは目にしていない。それでも感覚的にこれまでよりも早くそこまで上がって来れているという実感はあった。緩い勾配のカーブに差し掛かる。いつもならここで必死にスピードを上げる努力をするところであるが、少し早く上がってこれている実感から、気持ち的な余裕もあり、多少加速したものの、ここは最終局面まで足を残しておくため流す決断をした。

 そして再度勾配がきつくなり、最終局面に入る合図として認識している集落が見えた。あとは林の中のカーブを抜けると勾配が緩くなった直線が数百メートルあるだけである。ここで、タイムを見た。

 「このままいけば更新できる」

 その思いが残りの1km弱の距離にひるまずにアタックするよう、後押ししてくれた。

 ここで思い出したのが、またもや Edge510、810 シリーズの宣伝である。ヒルクライムでの規則正しい息遣い。そのイメージで、呼吸は確かに荒いが規則正しくハア・ハアすることで何となく自分も「行ける」気がした。そして林を抜け、最後の直線へ。ここで最後にダンシングを試みた。いつもならほんのちょっとだけダンシングをしてその後すぐにへたり込むように座るのだが、この時にはいつもの倍近くはダンシングで粘った。そしてゴール。

 気持ちの中でタイムの更新は確実であった。問題は23分を切れているかどうか。タイムを目にした位置から残りの距離、どれくらい時間が必要かということはわからなかった。しばらく周辺を行ったり来たりしながら呼吸を整え、意を決して Edge510 を見た。

 結果、22分38秒。

 記録更新とともに、23分切りとなった。先週Yさんが出した22分50秒台も更新できた。充実感、達成感の中しばし、歩道の上で横になってなぜか眠った。早起きはしているので、急に眠気に襲われたのである。

 15分くらい寝た後、その後の行動について考えた。

 「気分もいい、もう少し走ろう!」

 そう思って、山野方面へ行くことにした。前回スプリント合戦のゴールとなった中学校までである。間に山越えが一つあるが、四川の後で、行きの表と帰りの裏を感覚的に前回と同様のペースで走りきることができるものか知りたかった。

 結果的には可、であった。むしろ前回の時よりも楽に感じられた。四川と同様、下ハンを握る姿勢で行きも帰りも終えた。

 

 今回のライドでは、距離は短いが坂を4つ上った計算になる。何よりもうれしかったことは当然、四川でのタイムアップができたことである。加えて、上りでの自分に合った姿勢というものが見えかけた感じがする点もうれしい部分である。この感覚を頼りにすると、もう少しタイムアップを図れるのではないかと勇気づけられさえする。さらに、ひょっとすると、これまでの上り方から変えていかなくてはならないかもしれない。そんな示唆に富んだライドとなった。

 

 雑誌などに書いてあるから、こうだろう、と決めつけていた節もあったのだが、自分の感覚に従うとまた別の結果も出てくる可能性がある。これだから自転車、特にヒルクライムは楽しい。今後もさらなる展開を求めて走り続けよう。

 

 

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