ペダリング時の異音対策コトハジメ・・・
ここ二週間ほど、ペダリング時に足元からの異音が気になるようになってきた。「ペチペチ」という感じの音で、今のところ、特にトルクがかかる時に音が出てくる。左右ともにである。一方トルクがかからず、軽く回せているときには音はない・・・、かどうかはわからないが、そんなに気にならない。
以前にも同様に、ちょっと音質は違って「ピキピキ」という感じの音があったが、それはサドルの締め付け不足のようだった。サドルレールあたりから発する音がフレームを伝って全然別の場所から音が出るので、ビックリしたものである。しかし、今回はダンシング時にも音が出るし、音質もちょっと違った感じなので、別の原因だということは何となくわかった。
ネットで「ペダリング、異音」で検索してみると、どうも可能性があるのは、クランク、BBあたりよのうだった。とりあえず手順を追って素人でできそうな範囲で対策を講じてみた。自分でできそうかな?という作業で可能性をつぶしていくのは以下の作業。
- クランクシャフトのエンドキャップの増し締め
- BBアダプターの増し締め
- BBを取り外して清掃、グリスアップ後の再組み付け
とりあえず、上から順に試していくことにした。ただし、BBを取り外しての再組み付けまで必要ならショップへ持ち込み、ショップ関係者の監督のもと作業をすることにした。
作業を始める前に、再度音のチェック。
三本ローラーの負荷を最大の「2」に設定して、フロント・アウター、リア・トップでトルクをかけて回してみたところ、ちゃんと?「ペチペチ」いっていた。これで安心して?最初の作業に取り掛かれる。
工具は、某通販大手で「BIKE HAND」というメーカーのセットものを購入してあったのでそれを使った。安価ながら一通りそろっているので、精度に多少の問題はありそうでも、素人仕事は大方できそうである。
で、まずは「クランクシャフトのエンドキャップの増し締め」。
クランクシャフト固定用ボルトを緩め、
エンドキャップを増し締めする。案外ゆるい感じで、そんなに力を入れずに、さらに締めこむことができた。
そして、クランクシャフト固定用ボルトを指定のトルクで締め付けて、第一段階終了。
三本ローラーで試してみた。
ダメだった。
ということで続いて第二段階。以下の作業は夢中になり写真はなし・・・。
同じ手順でクランクシャフト固定ボルトを緩め、エンドキャップも緩める。クランクのスリットにある外れ止めプレートを持ち上げて、クランクをクランク軸から引っ張って外す。BBアダプターを増し締めしてみる。
逆の手順で組み付け。当然、ねじ部分にはグリスを塗り込んでおく。使ったグリスは「デュラ・グリス」(した写真の左)。
そして、三本ローラー。
結果、効果なし・・・。
週末にショップへもっていこう・・・。
と、ここで、自分でできそうな作業がもう一つ思い当ったのでやってみた。それは、ペダルの増し締め。いったんペダルを外し、グリスを塗り込み、再度組み付けてみた。
これまで、ショップで自転車を運んでもらう際(私はいつも自分で運ぶので他の人の)、ペダルを外すのに苦労しているのを見ていた。ペダルレンチにパイプをはめ、力点の距離を稼いで緩めているのを見ていたので、外すのは大変かな?と感じていた。しかしいざ外してみると、案外あっさり。軽くスパナを持った手をもう片方の手でたたくとコクッとはずれた。そしてグリスを塗り再組み付け。かなり強めに・・・。といってもなかなか力を入れにくいので、きちんと締め込まれているか心配ではあるが・・・。
で、再度、三本ローラー。
聞こえてきていた音の質から、その音がペダルの固定部分から発せられるものとは思えなかったので期待せずに耳を澄ましてみた。
結果・・・、音しない・・・。一応効果あり?
まあ、実走でさらなるトルクがかかった時には、音が聞こえてくるという素人仕事のパターンに陥る可能性は高いが、自分でやってみた結果、状況が改善した事実はうれしいものである。
実走でまた音が出るなら、ショップ持ち込みで見てもらうことにする。