Daily Sketch with...

ロードバイク、スキー、キャンプ、写真が好きなオッサンブログです。家族で楽しんでます。

②「お・も・て・な・し」感満載(20131006高梁ヒルクライム)

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 まだ一週間経ったわけでもないのに、もうずいぶんと前のことのように感じてしまう「ヒルクライムチャレンジシリーズ 第3回 高梁 吹屋ふるさと村大会」。間に4日間ほど出張が入ってしまったため間があいてしまった。この大会にかかわる前回記事では、大会参加レポから外れ、スピードプレイが泥に弱く、ぬかるんだグランドを歩いたおかげでその後のメンテにえらく手間がかかった件に終始した。


 そしてやっと本題に入る。
 ショップへ集合後、大会会場近くの駐車場に入ったのは6時過ぎ。道中、前日からの雨の影響で、湿った空気の中走ってくることになった。途中霧雨の中を走ってきたこともあり、路面の濡れ具合がとても心配になった。あまりにも路面の濡れ方がひどいようなら、今つけている F6R を C35 に付け替えなくてはならない。天気予報では夜中に雨は上がり、この時間には雨は止んでいる予報だった。その予報を前向きに信じて F6R に履き替えて来ていた。万が一のために C35 の方もホイールバッグに収め持参してきている。
 会場付近に近づくにつれ、確かに雨は止んではいるが、路面は・・・。多少前向きすぎて甘かった部分もあるようだ。しかし、路面はぬれているというよりは少し湿っている感じで、ところどころ水が行き場を失ってたまっている、という感じ。なんとか F6R で行けそうである。
 駐車場へ車を停め、各自準備に入った。

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 今回ショップに集合したメンバーは9名。3台の車に分乗してきた。私を含め時間的に余裕があるものと思い、レーパンとジャージは別に持参して現地で着替えることにいている人も多かった。思ったほど余裕がないことに気づき、そそくさと着替えと準備を急いだ。
 準備をしていると、なんか異様なものが目に飛び込んできた。全身筋肉標本のように、生の筋肉むき出しの状態の人・・・、いや物体? よく見ると詳細に筋肉繊維が描かれたワンピースのスーツに身を包んだG丸さんであった。G丸さんはミッドナイトエンデューロ10時間ソロを2位で走り終えたツワモノ。自前の筋肉も隆々としていて、そんなスーツを着た姿はまさに「進撃の巨人」そのものである。
 そんな姿に、その場に居合わせた人の目は釘づけ。グループの中だけでなく、通すがる参加者や、スタッフの方々からの視線も熱かった。そしてそれは最後まで続く。しまいには「一緒に写真撮ってください」という声もかけられ、大人気であった。ちょっとうらやましい・・・。

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 バイクの組み立てと着替え等の準備を終え、開会式会場へ向かった。

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 前の記事でも書いた通り、開会式会場のグランドはぬかるんでいる状態。そんな中バイクを押して踏み込んだ。結果はその記事で書いたとおりである。
 当日受付を済ませ、センサーとゼッケンをもらってつけた。そしてゴール地点で受け取る荷物を預け、パレードランのスタート準備完了である。スタートまでには少し時間があったので、メンバーと談笑しながら待機した。まだまだ緊張感はない。普段と違った雰囲気を楽しむ余裕があった。ただ、終了後のバイクの掃除を思うと気は重くなる一方であったが。
 しばらくするとアナウンスが響き、出場カテゴリー毎にパレードランがスタートした。とはいっても目安、という感じであり、厳密にカテゴリーでスタートしているわけではなかった。私もメンバーの多くがエントリーしている30代のグループに紛れてスタートしたし・・・。この先計測区間のスタート地点で、再度カテゴリー別に厳密に集合してスタートするのだろうと思っていたが、実際のスタートも一応分かれているだけだった。実際には適当に入り乱れてスタートしていた。センサーで計測しているので少々入り乱れても問題はないのであろう。人によっては一緒のグループで一緒にスタート、という方が安心感もあるだろう。

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 スタート直後「自然に呼ばれた」。開会式会場に着いてすぐにトイレに行ったのに・・・。その後、パレードランの途中で一回トイレ休憩をはさむも、計測スタート後にも再度「自然に呼ばれ」ている。さらに、その後ゴールしてから用を足してからの下りでも「呼ばれ」た。緊張していないつもりでもやっぱり緊張していたのだろうか。この日はやたらと「自然に呼ばれ」まくっていた気がする。

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 パレードランのスタート後、約15kmを計測区間のスタート地点まで、街中をぬって移動していく。それぞれの民家からは人が出てきてくれて集まり、旗を振って応援してくれていた。「がんばって~!」「いってらっしゃい!」などほんとうに大きな声で声援を送ってくれる。はじめは照れくさい感じもしたが、だんだんと、気分も乗ってきて、声援が後押ししてくれている感じがしてきた。ツーリングなどだと、黙々と走り、景色を「抜けて」いくだけ、という感じがする。景色を含めて周りは「静」。そんな中自分たちだけが「動」というある種のかい離感があるものである。しかしこのパレードランの時には、周りの景色や人々と一体感を感じることができた。確かに通り過ぎていくのは一瞬だったが、応援してくれる声や気持ちが「通り過ぎていく」のではなく身体のまわりに「蓄積されて」いくという感じがして、とても心地よかった。
 そんな中、ひときわ注目を浴びていたのは、もちろん「進撃の巨人」ことG丸さんである。

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 電車の通過待ちなどの時に離れてしまったが、途中で近くを走っていた。見た人すべてが確実に二度見。そして「うわ~!」とか「きゃ~!」とか、歓喜の声を上げていた。同じグループの人間で、近くを走っているという事実だけで、ちょっとだけ誇らしく思えてしまう。機会があれば、メンバー全員で筋肉スーツを着て走ろうか、という声も出たが、そうなるとただ「キモイ」存在になってしまうだけだろうからやめておく。
 そうこうしている間に、計測区間のスタート地点付近に到着した。

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 そこまで、川沿いのきれいな道や、その向こうに見える美しい景色を楽しみながら走ることができた。そのため単なるレースに終わらず、ツーリングの楽しみも味わうことができた。思い返してみると、ヒルクライムのレースイベント、というよりも往復60kmのツーリングの中の15kmほどタイム計測区間がある、といった感じで、充実感とお得感大きい。
 計測区間のスタート地点に到着すると、大勢の人がカテゴリーごとに(おおざっぱなのだろうが)並びスタートを待っていた。ちょっとすると「パーン!」というスターーとの号砲。最初のカテゴリーがスタートしたらしい。そして順次スタートしていくカテゴリーの呼び出しがあった。私のカテゴリーは「C」。その二組目で私はスタートすることになった。同じショップからのメンバーは、パレードランの途中でのトイレ休憩で離れてしまった。まあ、一緒にしゃべりながら走るわけではないのでそれでいい。
 少し緊張感も増し、静かにスタートの時を待った。
 結局試走できずのレース参戦。それがどんな結果になるのかはわからなかったが、余りはじめからペースを上げずに淡々と自分のペースを刻んでいこうとだけ決めていた。そのあたりを自分の中で再確認する。順調に心を落ち着け、スタートの準備はできていったはずであった。
 しかし、その時あることに思い当たった  んだけど、

 続きは次のエントリーで・・・。

 

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