Daily Sketch with...

ロードバイク、スキー、キャンプ、写真が好きなオッサンブログです。家族で楽しんでます。

★002序盤は控えめに・・・(20131222クリスマスライド)

まだ空も暗い6時過ぎ、往復200kmとなるクリスマスライドに出発した。
出発直後は体を温めながら・・・。
ウィンドブレーク素材のウェアでくるまれているとはいえ、ウェアの素材を通して、外気の冷たさは伝わってくる。インナーグローブの上からdhbのグローブをしているが、それでも指先は冷たい。足先は貼るカイロをシューズカバーの裏から貼っているため、さすがにヌクヌクである。この足先のヌクヌク感がせめてもの救いだった。これがなければ先に進めなかったかもしれない。
とりあえずの目的地は現地集合組との合流地点である向島。途中のコンビニで一人が合流する予定だった。休憩は向島の集合場所(因島大橋のたもと付近)まではこのコンビニ以外には設定されていない。あとは尾道での渡船待ちで少し休めるくらいである。
 
先行きの長さ、空の暗さ、そして寒さの影響か、控えめなスタートとなった。遅すぎると体も温もらないし、お尻も痛くなる。早すぎると長距離持たない。その微妙なバランスの中で適度な速度を維持してロード部長Yくんがメインで牽いてくれた。
赤坂のコンビニで一人合流し、松永を抜け、尾道へさしかかる頃には、随分と空も明るくなってきていた。出発してから1時間ちょっと走ったことになる。
 
尾道大橋の下をくぐり、渡船へと向かう。
 
渡船はいつものように「福本渡船」を利用した。乗車待ちの時間でいつもの写真を撮った。

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乗船後、向島に上陸。料金70円を支払い、集合場所へ出発した。まだまだみんな元気がいい。あれこれ喋りながらのツーリングを楽しんだ。
この頃になると、陽もしっかりと上り、暖かくなってきた。クリスマス時分にしては珍しく快晴の中でのライドとなり、テンションは自然と上がっていった。
中には、「イヤイヤ、こんなのはクリスマスライドじゃない。もっと苦しまないと」という常連さんも・・・。
やがて快晴の空をバックに因島大橋の姿が目に入ってきた。そのたもとが集合場所である。
にわかに、周囲の雰囲気がざわついてきた。集合場所をゴールとしてのプチ・スプリントが始まるらしい。そのための位置取りでソワソワしてきているのである。
牽いたり、下がったり、位置を変えながら、、残り距離に応じて少しでも優位な位置をキープしようと数名の思いが交錯した。
私は、序盤頭に出て少し牽き、オーバーテイクされた時点でその人に張り付いた。ゴールがもう少しというところで、Yくんがオーバーテイク。すかさずYくんに乗り換え、追走した。ゴール目前。抜きにかかろうかとも思ったが、Yくんが少し加速した。カーブを抜けたところというとこでもあり、危険があってはいけないので、あきらめた。この日初のお遊びだった。そして、まだこの時は元気だった。このあと、距離を重ねていくごとに元気を失い、「お遊び」の余裕もなくなってく・・・。
 

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集合場所につくと、なんとなく二班に分かれた。一班は設定した時間でのショップ帰着を目指し頑張るグループ。二班はゆっくり目で感想を目指しつつ、途中辛ければピックアップもあり、というグループ。
私は一班の方へ行った。とはいえ、ショップへの帰り道の途中に自宅があるので直帰になるので最後を見届けることはできないのだが。
 
そして出発。
この時の休憩時にモーフィスジャケットの袖を取り外してベスト状態にしてみた。マグネットでくっついているのを外すだけなので、脱ぐことなく外すことができる。肩から腕にかけての通気性が良くなった。気温が少し上がってくるのでちょうどいいだろう。
 
次の休憩地点は因島のコンビニ。因島大橋を渡り、アプローチを下る。そして国道317号線へ出て右へ曲がり、大浜海水浴場のそばを通り、県道366号線へ。しばらくして県道367号線へ左折し、しばらく行ったところにあるコンビニである。
まずは先頭を牽いて、因島大橋への上りのアプローチへ入った。淡々と進む。国道317号線へ出た。
しばらく気持ちの良い下りが続き、その後平地巡航が続くはず。それを思い出して、頭が真っ白になった。先頭を牽いていた私は、下りにまかせてじわじわと速度を上げていった。
 
40km/hちょい。気持ちいい~!
海沿いの景色が視界を流れ去っていく。冷たい風は容赦なく身体にぶつかってくるが、下りの勢いを利用して、要所要所のポイントでペダルへの入力を強め、疲労も最小限に収めながら楽しんだ。身体も温まり、かえって冷たい空気が気持ちいい。
 
しばらくすると下り勾配は平坦になり、少し負荷がかかってくる。それでもなるべく急激な減速にならないよう、でも先も長いので無理はしないように、多少の「キツサ」も感じながら巡航していった。後ろを振り返るとYくんが張り付いている。その後ろは少し間があいているようだが、それぞれのペースで楽しんでるはずである。
 
県道366号線から367号線へ左折。しばらくして休憩地であるコンビニに到着した。出発してからやや早い休憩だと感じた。ただ、寒い中ではトイレが近くなるので、そういう意味でもこのタイミングでの休憩は助かった。思ったよりもゆっくりとした休憩となり、店外に用意されたイスとテーブルでくつろいでいると、目の前の道路を二班の面々が通り過ぎていった。イーブンペースで淡々と前進していく段取りのようである。
 
それを見た部長Yくん。
「じゃあ、出発しましょう!」
と、少し焦りが見えた。ここからの先頭はYくんとなり、一班のメンバーはそれに続いた。
再び海沿いを通っている県道367号線へ出て、国道317号線へつながるあたりで二班に追いついた。
先頭のYくんは信号待ちしていた軽自動車の後ろについて加速、二班を抜いた。私もそれに続いたが、随分と間はあいてしまった。
その後先頭に出て、しばらく走ると、生口橋が見えてきた。少し雲はかかっているがその間からのぞく青空をバックに、生口橋のシルエットが映える。
 
その生口橋を渡り、生口島へ上陸。
生口島を県道8反時計回りに進む形で県道81号線を進み、多々羅大橋を目指した。30km/h程度で巡航した。平坦基調で景色も美しい。このときは珍しく風もなく、会長に距離を重ねることができた。
 
そして多々羅大橋。どの橋もそうだが、かなり高い位置ににあるそれぞれの橋。そこまで上がるまでのアプローチがなかなか楽しい。適度な斜度がだらだらと続き、時折垣間見える美しい景色に癒される。生口島から多々羅大橋へのアプローチも3%から6%程度の斜度がダラダラ、九十九折れで続いていく。視界は開けているので海と美しい多々羅大橋を視界の隅に入れながらの上りを堪能できる。
 

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朝6時過ぎに出発してから4時間弱。無事に愛媛県に入った。
 
伯方島のコンビニで休憩を入れた。近づく昼食(サンライズ糸山で昼食の予定)を前に、お腹を空かせておかないといけない一方、消費したカロリーを補給しておかなくてはならないジレンマを感じながら、おにぎり等で補給を済ませた。
ここ、伯方島までは、これまでに自転車で来る機会は結構あった。最近でもYくんとのセンチュリーライドで来たし、同僚Mくんとのツーリングで来ている。単独でも何度か来ている島である。
 
しかしその先、大島以遠は、数えるほどである。
今回は大島を縦断し、来島海峡大橋を渡り、サンライズ糸山まで行くことになる。
これまで行ったことはあるが、久しぶりの道を走ることになる。そのあたりのワクワク感に気分は高揚した。
 
一行は、この時点でまだまだ元気。天気もいいし、気分良く大島上陸を果たした。
しかし大島縦断では、そんなに斜度はきつくはないものの、ダラダラとした坂が続く峠を二つ越えなくてはならない。往路の終盤、そこで結構な消耗を余儀なくされることになるのだが・・・。
 
つづく・・・