Daily Sketch with...

ロードバイク、スキー、キャンプ、写真が好きなオッサンブログです。家族で楽しんでます。

VELENO RN テスト・ライド

土曜日、チョコっとだけ VELENO RN に乗ってきた。ショップへは Madone2.3 で自走で向かい、到着したのが11時ちょうど。そこから約3時間ほどかけて、ショップをベースに、ポジション合わせとサドルテストをさせてもらってきた。

久しぶりのライドは気分爽快だった。出発時は肌寒さも感じたが、少し乗ると体も温まってきて、快適なライドとなった。年が明けてからはスキー中心となっており、ロードバイクにはほとんど乗っていない状態が続いていた。気がつくと、頬に当たる風からは、春の温度感と春の香りが感じられた。1月始めに乗った時には、空気はトゲトゲしく、それにぶち当たって進んでいた感じがしたのに。今回はマッタリと身体にまとわりつく空気といっしょに進んで行く感じを受けた。長い間乗らなかったのだな、と改めて振り返る。

ショップへ着いてからは、まずはポジション合わせの仕上げ。
Madone2.3 の寸法を元にシート高を決め、ハンドル高を大まかに、そしてブラケットの取り付け位置を決めた。その後コラムのカット。一応、上下に1センチほど調整できるマージンはとっておいたが、なんとなく見た目重視な感じに突き進んでいる今、いずれは一番低いところまでハンドル高を落としたいと目論んでいるが・・・。

そして、テストサドル。まずはフィジークのアリオネ・バーサス(真ん中に溝があるやつ)の位置調整をして・・・。

いよいよテスト・ライド

ちなみに、当然ペダルはスピードプレイ・ゼロ。慣れてないので Madone2.3 の SPD に付け替えていこうかとも思ったが、サドル高にも影響出るだろうし、直前ローラー台でつけ外しの練習をさせてもらったところ、なんとかなりそうだったので、そのままスピードプレイでのテスト・ライドにした。

では、テスト・ライドへ・・・。

まずは跨る。ハンドルを持って前輪を引き上げバイクと身体の位置関係の調整。「軽!」
その軽さにバランスを崩しそうになる。

右足裏のクリート位置をペダルに合わせ、地面に水平に上から圧をかけると「パチン!」といって固定される。

はずであるが、
うまくいかないのでちょっとだけ左右にコジル動きを入れながら圧をかけた。いいのか悪いのかはわからないが、それで「パチン!」。今度はうまくいった。

次に左足。位置を合わせ、漕ぎ出しながら圧をかける。SPD の時にはこれでうまくいっていた。

が、
一発目は「スカ!」。

左足を軽く踏み外して、サドルで股間をしたたかに打ち付けてしまった。テスト・ライド中「これ」を2回ほどやってしまっている。はじめの位置合わせでズレはないか、しっかり確認しておかなくては、かなりコワイ!

こんな感じのスピードプレイでの出だしであったが、すぐに慣れる。位置合わせをきちんとしておけば、着脱の感じは SPD の感じと似ているかもしれない。あまり違和感は感じない。
右ペダルを引き上げておいて、慎重に位置合わせ。そして漕ぎ出し時の力で「パチン!」。
次に、既に上に来ている左ペダルにクリートの位置を慎重に合わせて、漕ぎ出しと同時に体重を乗せ「パチン!」。
これだけである。後半は見ないでも位置確認はできるようになってきていたので、もっと慣れれば脱着自体、SPD よりも楽になるかもしれない。

肝心のスピードプレイのファースト・イップレッションは?、と聞かれると、「以上です」と答えざるを得ない。脱着と新しいフレームのバイクに乗っているという部分に気を取られ、ペダルの違いにまで気が回らなかった。
でも、引き足がちょっと楽に感じられたのは確かである。Madone2.3 での感じよりもしっかりとした一体感は感じられた。その他の細かな点はもっと乗り込んでみないと何とも言えない。

こうやって乗り出していった VELENO RN(アルテグラDi2仕様)、「静か」というのが第一印象だった。105 からの違いなのか、Di2の恩恵なのか、本当に静かだった。「音もなく走る」とまではいかないが、特に不具合や不満があったわけではない 105 が「ガサツ」に感じられてしまう。これがデュラ・エースだったら・・・。今後デュラ・エースには絶対に触れない!と心に誓った。

また、話がそれている。VELENO RN のファースト・インプレッションである。
比較対象はアルミの Madone2.3 しかない。
乗り心地。CARRERA のフレームは「硬い」という評判をよく目にしていた。しかし Madone2.3 からの乗り換えではそんなに硬くは感じられなかった。かといって柔らかくもないが。「硬い」という感じよりも「カタイ」という感じである。軽くて軽快なカタさと表現したくなる感じ。乗り心地も良くなってるように感じた。Madone2.3 ではビリビリくる感じが常にある、VELENO RN ではそれがない(少ない?)。その分、乗り心地はよく感じられた。段差などでの衝撃も、「伝わってきた!」という印象を振り返ってみてもあまり覚えていない。心配していた乗り心地だったが、第一印象では、良くなっている感じがする。

進み具合はどうか?
軽いのが大きく印象を変えているのか、よく進む、と月並みではあるが言いたい。踏み込みが軽く感じられた。途中、坂を登ったが、いつもの印象と違って楽に感じられた。特にダンシング、いや、私の場合は「立ち漕ぎ」であるが、その立ち漕ぎではさらに楽に感じられた。しばらく立ち漕ぎを続けていると、そのままいつまでも続けられそうな感じもした。しかしそれは幻想。しばらくするとやっぱり力尽きた。当たり前である。
この登りで感じたのは、このVELENO RN、軽いし確かによく進む。しかし、その分調子に乗って速度を上げてみたり無理な回し方をしてしまうと、(それが可能な分)疲れやすくなってしまうのかな、ということである。平地でも同じ傾向があるかもしれない。いずれにしても、調子に乗らないで自分本来のペースでの比較であれば軽くて楽に進む、と言ってもいいかもしれない。でも気持ちよくてツイツイ無理なペースまでひっぱってしまうのです・・・。

ポジションも確定しておらず、サドルも借り物、そしてほんのチョットのテスト・ライドでの印象なので、第一印象のメモ程度という感じである。今後乗り込んでいっての印象の変化はどうであろうか?。時期をみてまた確認してみたい。

サドルの方は・・・。
はじめに試したアリオネ・バーサス。これはフチの部分でアタリがあり、痛みを感じた。次にアリオネを試したが、これもしっくりこなかった。平で硬い、という印象だった。最後にサンマルコのコンコールを試してみたところ、角度調節で一番しっくりくる感じがした。
今後これをベースに、他のサドルも微調整しながらサドル検討をしてみようと思う。

今後乗り込んで行くためのセッティングは出たので、あとはサドルだけである。ハンドル周りもほぼ確定したので、バーテープも巻いてもらうことにした。次に行った時にはサドル以外は完成形の VELENO RN と対面できると思う。楽しみである。

帰りは当然乗ってきた Madone2.3 に乗って帰った。
Madone2.3 を持った瞬間・・・。

「重!」

Madone2.3 に乗っていて、「結構軽いよね」と思っていたことはあっても、「重い」と感じたことはなかった。でも比較するとかなり重い。もちろんライトやサドルバッグなどの装備品もついている違いはあったのだが。
比較してみると、VELENO RN が「プラモデル」。そしてMadone2.3 が「超合金」。そんな感じであった。冷静に考えればそこまでではないはずだが、印象のギャップでそんな風に感じてしまった。

今回のテスト・ライドには、同じ職場の同僚もちょっとだけ加わった。「自転車(特にロードバイク)に乗りたい」と話していた人である。彼も合流し、Madone2.3 で走り回ってみてもらった。幸い私と体格が同じくらいでフレームのサイズも同じで良かった。サドルの高さもとりあえずそのままで行けたし。悔しいのはサドルの高さはもう少し高くてもいいところを、「初めてなので低めにしてそのままの高さで・・・」という部分であった。仕方ないけど。
彼もロードバイク購入に向けて前向きになってきた感じ。いつかいっしょにしまなみ海道を走りたいものである。いつも一人ではつまらない。
一応「気に入れば Madone2.3 も売ってあげるよ」と一言申し添えておいた。


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