Daily Sketch with...

ロードバイク、スキー、キャンプ、写真が好きなオッサンブログです。家族で楽しんでます。

20130601雨足と戦ったしまなみライド 2

折返し地点となる大三島に到着した。

少し早いが、昼食にする。その朝は時間がなく朝食は抜いていた。前日の夜飲み会で暴飲暴食をしており、食欲がなかったからであったが、さすがに、多々羅大橋を下り、ここで昼食が取れるな、と考えたら急にお腹が空いてきた。

昼食は「マハタの握り御膳」

昼食後、いつもの免罪符、わらび餅を買って出発の準備に入った。この日、相方ちゃんは自分のバレーの試合で娘ちゃんを連れて広島方面へ出かけているので、別に気を使う必要もなかったのであるが、身に染み付いた習性から・・・。ここへ来るとお土産に「わらび餅」と刷り込まれているのである。

さて、準備を始めると、突然、空からパラパラと雨粒が。
これには焦った。
このまま雨足が強くなったらどうしよう?

とにかくまだ降り始めなので、すぐに出れば大きな被害に合わずに済むだろう。スマホでチェックする。雨雲は海上に多いようで、尾道付近まで北上すればひどい雨には合わないだろう、と希望的な観測も含めてそそくさと帰路についた。

幸い、パラパラとはするものの、路面一面が濡れてしまうほどではなかったので、ゆっくり目のペースで気持ちは焦りを持ちながら走った。

生口島を抜ける時、「ドルチェ」の前を通った。
その時のパラパラはそうひどくはなく、帰路についてから距離は走っていないものの、休憩もしておきたかったので、寄ってみた。

レモンとマンゴーのダブル。

サイクリストの間では定番中の定番、ということである。
これまでに何度もこの店の前を通り過ぎているが、実際に食べるのは今回が始めてであった。なんか、美味しく感じた。

外のテラスで食べていると隣に、「しまなみウルトラ遠足」と書かれたTシャツを着た男女お二人が座られたので、すかさず聞いてみた。どうやらこのイベント、福山駅前から今治駅までを走る(歩く)イベントらしい。16時間制限で一日で・・・。何とも壮大な話である。
ちなみに一位でゴールした人は8時間台でゴールしているらしい。
別れ際、「気をつけて、頑張ってくださいね」「ありがとうございます、頑張ります」と笑顔で言葉を交わし店を後にした。

ちょっと雨足が強まっている。少し後悔。

それにしても、自転車に乗る時は、いつも何かに追われている気がする。
いつもは相方ちゃんの影に。
この日は特にその制限はなかったのだけど、やっぱり雨足に追われてしまっている。

その後は少しでも前へ進もうと、ペースは抑え気味ではあるが確実に進んだ。

とりあえず因島まで渡れば、雨も少なくなるかな、と予想していたが、その通りに。因島へ渡って半分くらい行くと雨はおさまった。一安心である。

気を良くして、因島大橋へつながる最後の坂の前に小休憩をいれることにして、大浜公園へ向かった。そこで偶然、前の職場の大先輩にバッタリ。その方は定年となり、今は悠々自適の生活を送られているが、その散歩途中にばったり出くわしたのである。挨拶をし、話し込むと、けっこう長引いた。久しぶりにお会いして、お元気そうな様子を見られたのは嬉しかったが、雨が気になって気になって。30分くらい話し込んだと思う。幸い、雨はまだだったので、気持ち的に気にはなりつつも焦りまではいかず、つい話しすぎてしまった感じであった。

その後は向島に渡り、渡船へ。

桟橋で渡船を待ち、その姿が見えるのと同時に、空からパラ、パラ。

マズイ。このタイミングだと後は雨はひどくなっていく一方なはず。何とかもって欲しいと願ったが、尾道に接岸した時にはパラパラは強くなっていた。因島で話し込んだ30分が痛かった。

ここから自宅までは18km程度。雨雲の進んで行く方向にある。
雨はまだ降り始め。急げば雨雲を振り切れるかもしれない。

そう思って尾道をスタートした。とにかく雨雲に捕まらないように逃げるのみ。

レースで集団から抜け出し、逃げを決めようとする選手の気分はこんな感じなのだろうか? ・・・なんてね。

ところが、走り始めても、なかなか雨は振り切れない。それどころか、段々と路面も濡れてくる始末。しまいには路面一面は色を変え、もうすぐタイヤから水しぶきも上がってきそうな雰囲気に。
このまま雨に濡れて帰るのか、掃除が大変そうだな、と半ば諦めかけた頃、気付くと雨は弱まっていた。路面の濡れも段々と少なくなり、最後には乾いた状態を走ることができるようになってきた。雨はパラついているが、この程度なら問題はない。

雨雲に勝った瞬間であった。

雨雲から逃げる方向が帰路だったのが幸いした。まさに「ナロー・エスケープ!」。

危機一髪の状況で自宅に到着した。

その直後、雨は強くなり、路面は次第に色を変えていった・・・。

今回は久々の100km越えライド。
天気が許せばもっとゆっくり走ってきたかったが、今回もまた「追われた」。

いつかは何にも追われることなくゆったり走りたいものであるが・・・、性格的にも無理かな?


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