「三本ローラー部」勧誘
仕事が早めに終わり、次の日は休みというその日、少し時間的な余裕があったため、相方ちゃんを三本ローラーに乗せて見た。ちょうどスカパーでは「ツール・ド・フランスのミ・カ・タ 2」で、三本ローラーにチャレンジするレーシングドライバー、中山友貴選手の姿が。浅田監督がサドルを持ってローラーを回し出し、しばらくして安定すると、そのサドルを持つ手をいつの間にか離していて、すでに乗れている、という状態になっている、というくだりが放映されていた。繰り返し放送されており、何度も見たが、今回はそれを相方ちゃんにやってみることにした。
窓際に Arion MAG を設置。相方ちゃんの TCR COMPOSITE 2 （フラットペダル）を乗せた。左手は窓枠に添えさせ、相方ちゃんをまたがらせて、両足をペダルの上にセット。私はサドルと、見た目の安心感のため、軽くトップチューブの先の方を支え、漕ぎはじめさせた。はじめはふらついてグラグラしていたが、スピードをあげて行くに連れて、少しずつ安定。支えておくから、とにかく左手を窓枠から離してハンドルに持っていけと指示。
はじめはサドルとトップチューブを持つ手で支えるのに力がいったが、少しずつその力を弱めても大丈夫な状態になっていった。そして、トップチューブの手は離しても、サドルを支えるだけで十分な状態になった。
その状態でしばらく漕ぎ続けさせ、相方ちゃんが気づかないうちにサドルを支えていた左手をそっと離す。特に大きくバランスを崩すことなく、支えてもらっているつもりでバランスを戻し戻し漕ぎ続けることができていた。
すると、むすめちゃんが、
「ママ、パパ手離しとるよ！」と一言。
「え、まじ？」と相方ちゃん。
両手を見せて手を離しているのをアピール。
そこでいったん、手をサドルに戻した。
またしばらくして、そっと手を離し、しばらくしてまた両手を見せた。
この状態でほぼ乗れている状態になった。
その後休憩を入れながら、約10分くらい漕ぎ続けた相方ちゃん。
滅多に汗をかくことのない相方ちゃんでも、ほんの10数分のローラーで汗がじっとり出ていて、みんなでびっくり。
相方ちゃん曰く、「体の中心の方から熱くなる感じ」らしい。体幹も鍛えられているに違いない。確かにスキーと同じで目に見える体の動きでバランスを取るのではなく、身体の中心部分の微調整で軸をコントロールしなくては安定して回せない感じはある。
その後、私自身も30分ほど回して終了。
相方ちゃんに回し方を教えるため、TCR に乗って見せたが、やはりサドルが低いため、太腿で「踏む」感じになってしまった。サドルの高さで使う筋肉が違うということがよくわかった。ビンディングペダルかフラットペダルかの違いもあるが、やはり私に合ったサイズの VELENO RN の方が楽に回すことができた。
前日、そしてこの日、仕事でずっと立ちっぱなしの状態が続くとともに、かなり神経を使っていたので、短時間ではあったが、いいリフレッシュとなった。やはり体を動かすのは気持ちがいいものである。
