Daily Sketch with...

ロードバイク、スキー、キャンプ、写真が好きなオッサンブログです。家族で楽しんでます。

華麗なる?いや、コミカルな高ケイデンスの世界へ(20140112瀬戸田ラーメンライド1)

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ロードバイクでここまでの筋肉痛になるとは・・・。
帰宅後の率直な印象だった。
これまでにロードバイクで筋肉痛になったのは、ロードに乗り始め、ごくごく初期の頃の軽いもの、レースの緊張でガチガチに力んで走ったときくらいだった。
今回のような仲間との「ツーリング」、いや、というよりも「サイクリング」で筋肉痛とは狙った通りではないか!
それにしても、靴下やパンツの脱ぎ履きで、足を引き上げるのに支障があるのは日常生活上ちと困ってしまう。

こんな筋肉痛、原因は、容赦のない高ケイデンスだった・・・。


この日はショップのイベントで瀬戸田までラーメンを食べに行ってきた。もともは、相方ちゃんの仕事の予定が入っていた日。そうなればムスメちゃんとの留守番必至。そして、仕事がなかったとしてもスキーのため山へ向かわなければならないため、このイベントへの参加はできなかった、、、はずだった。
しかし、相方ちゃんの仕事がなくなり、ついでに足の小指を骨折か?というほど痛めつけてしまったため、スキーにも行けず、という状況が転がり込んできた。
結果、時間制限付き、14:00帰宅の予定で外出許可をいただくことができた。

7:30ショップ出発
9:30向島集合

という予定であったので、途中での合流を目指した。頃合いを見計らって出発し、運が良ければ途中合流も可能。合流できなければ9:30の向島集合を目指せばいい。

前夜のうちに準備を済ませておいた。その日に自転車部屋の模様替えをした。準備完了後嬉しくて、ついバイクを眺めながらダラダラしていたら寝るのが遅くなってしまった。おかげで起床時にはやや睡眠不足な感じだった。

ゆっくりと支度をして、出発は8時過ぎ。
気温も低く、身体が重かったため、自宅裏の坂道コースを抜けてルートへ出ることにした。自宅裏には短いが斜度がそこそこある道がある。そこをゆっくり上って身体を温めた。

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おかげで出発直後の痛みを伴うような寒さはやわらいだ。下りに入ると日の光も程よく当たってくれ、身体を再度冷やすようなことはなかった。

 
程なくしてルートへ出た。ルートへ出てちょっと走ると、500mくらい先にカーブを曲がって行こうとする自転車の集団の姿が見えた。いきなりのドンピシャである。
しかし300m以上ある距離を一気に追いつこうとしても疲れをためるだけになる。しばらく前だったら嬉しくてやらかしてしまっていたに違いない。しかしこの日は冷静だった。今回は長距離に慣れていない人もグループには含まれる。なのでゆっくりとしたペースで走っているはず。私は私のペースで距離を縮めていくことにした。
ゆっくり距離は縮まっていくが、なかなか追いつける実感はない。そんな頃、前を行くグループの近くの信号が赤なのに気付いた。おかげでどんどん距離は縮まる。
 

信号も青に変わり、前グループがスタートする頃には、もうすぐ追いつきそうなところまで来ていた。じわじわと距離を詰め、やっと追いついた。最後、振り返ってきた。この日は最近購入したアンカーのオレンジ色のハードテー尾を走っていたスタッフMくんが気配に気づきルに乗っており、なんだか嬉しそうな表情。

「おはよう」と挨拶をかわし、その他、前を行く人たちにもあいさつをと、先頭に出た。
顔見せ終了後は、またすぐに後ろに回り、体力温存に走った。

松永を尾道方面へ走りながら、Mくんと会話が弾んだ。
尾道に至り、海沿いへ出ると、日差しが当り、ほのかに身体が暖かい。

いつものように、向島へは「福本渡船」で渡った。
いつもツーリングや練習でお世話になっている、ロード部長のYくん、年末におニューのフレームを購入し、先日それが組みあがっていた。今回はそのバイクで参加していた。

それを記念して渡船前で・・・。

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ちなみに、おニューのフレームは「チネリ STRATO WIRED」。これから「Yくん」のことは「チネくん」と呼ぶことにする。考えてみれば、これまでに登場した人たちはみんなイニシャルで表記していた。最近はご一緒するメンバーも多くなり、だれがどのイニシャルだったっけ?と迷うこともしばしば・・・。これからはイニシャル以外に変更していかなくては、と思った次第である。

一行は向島へ渡り、因島大橋のたもとにある集合場所へ向かった。
この時点での天候は快晴。日差しがポカポカして気持ちいい。そんな中、快適に自転車を漕いだ。しかし、もともとの気温は2℃と低いまま。身体はそんなに温まらない。ときおり太陽が雲に隠れると寒さを感じた。

そこで、身体を温めるため、インナー・ローのギアで回してみることにした。

そして宣言!

「しばらく、インナー・ロー縛りで行ってみるわ!」

それに反応したのが、チネくんと29erくん(元IZくん:先日29歳の誕生日を迎えたので)。いっしょにクリクリクリクリ回すことになった。

はじめは、みんなのペースに合わせてクリクリしていたのだが、いつしか調子に乗って、逃げのスプリントを見せたり、追いついたり、抜かれたり・・・。速度はそれでも25km/h程度。みんなのペースからはそんなに速いわけではない。ただしケイデンスは140rpm弱から、スプリント時には220rpm(一瞬だが)まで。当然お尻は跳ねまくる。
そのため、その様子をお互い見ながら、また、その他のみんなにも笑われながらの大爆笑でクリクリプリプリ走ることになった。

これまでにこれだけの高ケイデンスで走ったことはない。帰宅後最高ケイデンスを見ると235rpmとなっていた。これは多分この時の値。実はこの後の集合後も、瀬戸田のラーメン屋まではインナー・ロー縛りを続けることになった。後半は疲れが出たためそこまでケイデンスは上げられなかったはずである。

はじめた時はほんの勢い。しかしやってみて、そのまま続けざるを得なくなってしまった。やめようと思えばいつでもやめられたが、気持ち的にはとりあえず区切りのいいところまでは続けなくては、という気分に陥ってしまったのである。この気持ちは29erくんも一緒。往路は最後までインナー・ローで頑張ることになった。チネくんは・・・、ここのところの仕事の疲れで、途中から静かになっていた・・・。

さて、この高ケイデンス遊び、往路は続けるという思いになったのには、実はもう一つ理由があった。それは、インナー・ローでの高ケイデンスを始めた直後から、内腿あたりに軽い筋肉の張りを感じたからである。多分、引き脚をうまく使わなければケイデンスを上げることはできないと思うので、そのせいで「張り」を感じたのではないだろうか。逆に言えば、引き脚は意識していたつもりでもその力には限界もあり有効には使えていなかったのかもしれない。もしこのあたりがもう少し力強くなれば普段通り走るときにもスピードが加わるかもしれないと思ったのである。また、身体に対する負荷もかなり大きい。速度は出ないが、トレーニングとして十分過ごすことができるのではないかと考えたのもある。実際その区間の心拍数は概ね高めで推移し、最高心拍は190をこえていた。

なんて、遊んでいるうちに、集合場所に到着。ここまでの距離にしては今までにないさわやかな?疲労感を感じながら、再出発に向けての準備をした。

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集合後、経路と時間的な予定を確認の上出発した。総勢12名?
前述の通り、私とチネくん、29erくんはインナー・ロー縛りで・・・。

まずは因島大橋へのアプローチ。ケイデンス130rpm弱で駆け上がる。もちろんスピードは激遅・・・。とにかく心臓に来る・・・。

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そして、上りの後には当然下り。ちょっと休憩である。因島へ降り立ってからもしばらく下りが続く。本来ならギアを重くして軽く加速して颯爽と駆け抜けたいところだが、インナー・ロー縛りではどうしようもできない。たまにペダリングしてみるものの当然「スカスカ」。仕方なく重力に身を任せた。

休憩地点のコンビニ着。

インナー・ロー縛り組は「ハァハァ(*´Д`)」いっていた。

しばしの休憩ののち、再出発。

このコンビニから再度海沿いへの道へ出るのにはちょっとした坂を上らなければならない。そこを私とチネくんは、違いを体感しようと通常のギアで上がってみることにした。

結果、脚は、、、回る回る!

これまでにこの坂を上った感じよりもかなりのペースとケイデンスで上ることができた。はじめのうちは・・・。
しかし疲れるのも早かった。上り切る手前でチネくんペースダウン。私もつられて・・・。ここまでの無理なインナー・ローチャレンジで、消耗していたのは確かである。

 

この後は下って海沿いに出たところで、チネくんのインナー・ロー終了宣言。次の生口橋への上りアプローチで、これまでのクロモリアンカーとこの度のチネリのカーボンバイクの違いを確かめてみたいとのことで、体力を温存しておくことになった。

しかし、実際にはそううまくことは運ばず。生口橋下に到達した頃にはすでに残された体力はなく、それを体感することはできなかったようである。

一方私は、信号待ちで追いついてきた29erくんとインナー・ロー縛りを再開。この頃にはなんとなくインナー・ローに固執した感もあった。

そして、生口橋到着。

アプローチを29erくんとともにクリクリ上がる。途中からなぜか、私と29erくんとの山岳ポイント争いの様相を呈してきた。目一杯のケイデンスでクリクリクリクリ走る姿を、休憩している人が見て、指を指して笑っていたような気がする。笑っていただけるのはいいことなのでそれは気にしない。

しばし29erくんが先行した。私もひととき呼吸を整え、パス。そのまま最後まで上り切る算段だった。しかし、残りの距離は想定していたよりも長く、少しペースを落とさなくてはならなかった。結局差を広げることはできなかった。

しばらくして後ろで加速する気配を感じた。

29erくんの姿が視界の右後方から見え始める。バイクが並ぶか並ばないかのタイミングで、再度スパートをかけた。

「オァ〜!」

大きな声を出して・・・。

そのスパートで29erくんの気持ちが切れたようで、坂を上り切ったころには、差は開いていた。

ゴールしてお互いの健闘を称え合う。

場所は生口橋の上。

後に続いて上がってくる人たちを待ちながら、写真を撮った。中には一度引き返してもらって、写真を撮った人も。

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なぜ笑うの・・・?

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だから、なぜ笑うの?

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そして一行は、生口島へ・・・。

ここではまた新たな戦いの火蓋が切って落とされることになる・・・?
 
 

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