Daily Sketch with...

ロードバイク、スキー、キャンプ、写真が好きなオッサンブログです。家族で楽しんでます。

009そっと背中を押してくれるもの・・・、それは「運命?」

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前回の記事『008キャンピングカー実車見学に行ってきた』で、2月9日(日)に家族(主に相方ちゃん)説得のため、みんなでキャンピングカーの実車を見に行った件を書いた。
その時のことを思い出したり、その後の出来事で思い出してみると、これは運命かもね、と感じてしまう件が思い当った。だからといってそれで「即購入一直線」となるわけではないので、この時点では相変わらず不確定要素満載であるのだが、なんとなく流れはそっち方向に向いてきたのかな? と感じざるを得なかった。
中古とはいえキャンピングカーという大きな買い物、それをいざ実行に移そうとするとそれを後押しするもう一手が必要になる。そんな「もう一手」となりかねない出来事だった。

 

まず、実車見学の時・・・。
我が家にはカーポートを設置している。キャンピングカーを購入、特にキャブコンとなるとその高さが気になるところである。
我が家のカーポートは、ちょっと高めのものを設置してある。私の車は当時ビッグホーンで、さらにその上にキャリアをつけていた。その後もレジャー用途のため、背の高さのある車を引き続いて使っていく可能性が高かったからである。
設置時、同居のジイちゃんとともに、そのことを踏まえ、高さのあるカーポートに決めた。
「余裕を持って高さがある方がいいだろう」
と言ってくれたのだが、実際に出来上がったカーポートはやけに高さのあるものだった。
「高さを見誤ってしまったな」と後日ジイちゃんは語っていた。
しかしその後ミニバンにして、上にルーフボックスにして、と変わっていく車に対して、高さの問題は不満ない状況で生活できたのも事実。いつしかその高さには慣れてしまっていた。
そして、キャンピングカー実車見学の時、気になるキャブコン、アミティの全高を聞いてみた。270cmちょい、ということだった。やはり目の前にある姿からしても高い、という印象はぬぐえなかった。家のカーポートは高めに作ってあるとはいえ、果たしてこの高さの車が入るのか? アーチ形に湾曲してる屋根形状のため、たぶん中央部付近なら余裕で入るだろうが、車を並べて端っこになると危ないかもな。もしこんな車なら、駐車時の位置取りを考えなくてはな、とおぼろげに考えていた。まだ買うわけでもないのに。
帰宅後高さを確認してみると、実際に計測してみるまでもなく、カーポートの屋根は高かった。端っこに駐車したとしても余裕がある。
「うちのカーポートの屋根ってこんなに高かったんだ・・・」
改めてそう思った。
普段目にする「慣れ」、そしてほぼはじめて目の前で車庫入れを想定し圧倒されたキャブコン実車の高さ。その感覚の行き違いで、「ギリギリ?」と勘違いしてしまっていた。
過去を振り返ると、今は亡きジイちゃんの「間違い発注」によるカーポートの高さが、今になって「生きて」きた。
「これは、いずれこうなる(キャンピングカーを買う可能性がある)ということを運命づけていた『間違い』だったんだね」
この運命的な「間違い」を夫婦でそう納得した。
そして「ジイちゃん、ありがとう!」素直にそう思った。
 
もう一つの運命的な出会い、それは2月11日(火)の祝日だった。
我々家族三人はいつものように、スキーへ出かけた。早朝出で眠い目をこすりながら。それでもその前々日に見に行ったキャンピングカーについて熱く語り合いながら。
「なんか、寝ても覚めてもキャンピングカーのこと考えてるわ」と相方ちゃん。
それは私も一緒で、さらに実車見学をした夜は興奮のあまり夜に寝られず、恥ずかしい思いをしている。
前々日寝付けなかったことと、出発時間の早さによる寝不足はあったが、興奮状態をキープしつつ、いつもよりも道中の時間も短く感じられ、あっという間にスキー場の駐車場に到着した。まだ車の数もそう多くはない。ふと周りを見渡すと、駐車場の一角にキャピングカーがとまっていた。トイレにも近い良い位置。たぶん前泊してスキーを楽しむのだろう。
「でっかいキャンピングカーとまってるね!」
「あれは大きいよね。うちは無理・・・」
「小さいので十分だし」
私たち三人でしばし話は盛り上がった。
その後準備をして、スキー場へ入った。
この日はスクール利用者も多く、私たち夫婦も午前と午後に分かれて動くことになった。
まずは私が午前中、ジュニアの中級の兄弟二人を担当。
外足の捉え、抑揚をテーマに2時間、いっしょに活動した。終わりには上達も見られ、私もたぶん本人たちも充実感を味わえたのではないかと思う。
講習も終了し、お母さんに状況を説明、引き渡した直後、相方ちゃんがちょっと興奮気味に話しかけてきた。
「リフトに乗った時に、あんたが教えてた兄弟のおじいちゃんっていう人と一緒になったんよ」
「あ、そうなんだ・・・」
何の報告?と思って先を促すと・・・
「でね、実はその人が、駐車場にとめてあったキャピングカーの持ち主で・・・」
 
まとめると、リフトで会話しているとき、お孫さんをスクールに預けていることが判明。どうやら私が担当した兄弟だった。前夜から泊りで来てて、朝から滑っているらしく、ホテル滞在かと思って聞いてみるとキャンピングカーでの前泊ということが判明。「実はうちも検討しているんです」となり、話が盛り上がったらしい。その後も昼食時に声をかけてもらったらしく、連絡先まで交換していた。
「これはある意味、運命的だね」
相方ちゃんはこんな内容のことを興奮気味に一気にまくし立ててきた。
私も、まさに「運命的」、そう思わざるを得なかった。
スキーを終え、帰りの途中電話もかかってきた。また車を見せてくださいね、というはなしになった。そして講習の後「兄弟がとても喜んでいたのでそう伝えておいてください」と言って電話を終えたらしい。社交辞令であってもそういってもらえるとうれしいものである。
 
こんな「運命」に巻き込まれた流れで、キャンピングカー購入に突き進むのか? と思いきや、そうはいかない。
問題はお金である。それが現実。
ムスメちゃんの年齢(一緒に楽しめる時間)とか私たちの用途を考えると、思い切って! というのは共通の思いとなったのではあるのだが・・・。
 
その後の帰りの車中では、重い空気がのしかかった。。。