Daily Sketch with...

ロードバイク、スキー、キャンプ、写真が好きなオッサンブログです。家族で楽しんでます。

仁義なき・・・? ゴーストとの戦い

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なんだか暑苦しそうな画像がトップ画像でなんなのだけど・・・。
 
8月2日(土)。雨の週末の始まりだった。
天気が持てば、仕事前に四川ダムの今シーズン初チャレンジを、と思っていたのだが。結果はあいにくの雨。午前中仕事もあったし、おとなしくしとこうと思ったのだが、チョット時間ができたため、四川simに挑戦することにした。
目標はこれまでのベスト更新(LiveTraining上の)。
この1か月間、いや、それ以上になるかもしれない坂練の成果を「実感」として感じたいので、なんとかベストタイム更新をしたいと思っての「四川simタイムアタック」だった。
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時間もそんなにはとれなかったため、準備後アップもなしでアタックを開始した。

まずは序盤、比較的負荷の高くない部分からはじまる。LR760のダイヤルは「3」。しばらくして「6」に変わる。その後、いったん下りに入る(実コースでは)ので「0」になり、その後の後半は「8」が続き、その中でちょっと「6」が挟み込まれる。

スタート直後、私にしては少しがんばって踏んでみた。タイムも出さなければならなかったし。序盤で脚を使い切るわけにはいかないので、ホドホドな感じで・・・。LiveTrainingのコースシミュレーションを実施中は、そのコースのベストタイム時のゴーストが現れる。要はそのゴーストに勝てば「更新」ということなので、序盤から無理はしないようにするものの、あとで追いつくとなるとそれなりに脚を使いそう(経験上)だったので、序盤からゴーストよりも先行しようと考えた。ダンシングも交えながら速度を上げ気味にし、しばらくほとんど差はなく並走している感じだった。斜度が少し上がったあたりで、ゴーストと私自身のマーカーが二つに分かれはじめた。

「しめた!、このままの調子で引き離して前半を終えよう!」

そう思い、脚は緩めずに速度を維持し続けた。二つのマーカーは完全に重なり合うことをやめ、別々の独立したマーカーとなった。
そのあたりで「差」をキープに入った。
つもりだった。
でも、差がちょっとずつ開いてくる。。。
「あれ?」
「そんなに加速してないのになんで差がひらくの???」
場所的にはもうすぐでLiveTrainingの負荷変更位置。変更を促す合図と残り距離が出てもいい頃だった。
しかし、合図もなければ画面の変化もない。
「負荷は変わらない場所だったっけ?」
そう思って表示を確認したが、やっぱりちゃんと2段階上げる数字が表示されている。しかし何の合図もなく私マーカーは負荷変更位置を通り過ぎていた。
「やばい! マーカー取り違えてた!」
そう、私マーカーだと思っていたのがゴーストで、ゴーストだと思っていたのが私マーカーだったのだった。
LiveTrainingの表示は確かにわかりづらい・・・、なんて言っている場合ではなく、早期に追撃に入らなくては、更新はおろか、後半の負荷が高まるところまで脚が持たなくなってしまうかも・・・。
かといって急に加速して追いつくのも脚を使うし・・・。
そこで脚を残しつつ無理せずに距離を使いながら徐々に差を詰め、終盤の高負荷(このコースの中では)の部分で追いつき、そこから差をつけていこうとプラン変更した。それまではダンシングを加えながら我慢して上り、下り区間では「休む」意識よりも「速度を上げる」意識でペダルを回した。
下りを終え、sim上の上り区間に差し掛かる頃(実コースとこのLiveTrainingコース上では若干ずれがある)、差を随分と縮めることができていた。私マーカーとゴーストは重なっている。ちょっとだけゴースト先行か?
ここからは後半。負荷「8」がメインでちょこっと「6」が挟まれ、最後の300mが「6」となる。
 この区間に入ってからしばらくは、その差は埋まるでもなく開くでもなくという感じで膠着状態となっていた。当然実コース上の斜度が速度に反映される(斜度が上がれば速度は落ち、斜度が下がれば速度は増す)ので斜度が上がれば見かけ上の差は縮まり、斜度が下がれば差は広がって見える。斜度は見ていないが、差が少し開けば、そこは斜度が高いのだと自分に言い聞かせて気持ちを切らさないよう集中した。
実は、ゴーストの方は下り直後の負荷「8」の上りに入ってから失速するのではないかと思っていたのだが(なんかそんな記憶が・・・)、案外その時は脚は残っていたようだ。それとも今回の私の脚が持たなかったのか? そんな一抹の不安も抱えながら負荷は度「6」に落ちた。ここでいつもなら脚を休ませるところだが、今回はここで追いつき抜いてしまおうと脚を休めることはしなかった。おかげで再び負荷「8」に戻る前に先行することができた。はじめの予定から大きく狂って、終盤に来てやっとのことだった。
さて、この後は2区間負荷「8」を進み、最後に負荷「6」を300m分スパートしてゴールである。
予定が狂ったおかげで、なんか今回はここまででけっこう脚を使ってしまった感じがした。とにかくゴーストに再び抜かれないよう、あまりペースを上げ下げせず、一定負荷キープでのペダリングを心がけた。しばらくして画面を見ると、ゴーストとの差は少しずつ開いている様子だった。こちらは急激なペースアップはしていない。淡々と一定のリズムを刻んだペダリングに徹している。少し様子を見たが、それでも明らかに差は開いていっていた。どうやら、ゴーストくんも脚が終わってしまったらしい。明らかにペースダウンの様子。一方私は淡々と一定ペース。あとでグラフを見てもわかったが、この区間ケイデンスはかなり安定して維持できていた。それでも差は徐々に開いていく。
そして残り300mの負荷「6」。2枚ほどギアを重くしてダンシングに切り替えた。負荷が下がった分、ダンシングですぐにケイデンスも上がり、しばらくしてからシッティングに戻り、ラスト100mを切ったあたりでギアを1枚上げ、再びダンシングでゴールした。
 
そして結果・・・。
 
21分19秒。 
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これまでのベストが、21分40秒だったので、20秒の短縮・・・。
でもなんか微妙・・・。もうちょっと、という気がしないでもない。
ただ、スタート時の勘違いもあるのでここの分を差し引けばもう少し縮められたのかもしれないと、前向きにとらえておこうと思う。
こうやってみると更新前のベストはスタート直後にかなり突っ走って、終盤でけっこう力尽きていたんだというのがよくわかる。そして今回はコース半ばでゴーストとの差を詰めるのに脚を使って・・・。
次回タイム短縮に臨むときには、スタート直後は今回くらいのペースでいいとして、中盤でのスピード維持するゴーストについて行けるかどうかがポイントになりそうな気がする。スタートダッシュで少しがんばって差をつけておくといいかもしれない。今度はマーカー間違いをしないように気を付けなくては・・・。
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さて、今回と更新前ベストのグラフを見比べてみて、ケイデンスの違いがはっきり分かる。前半、中盤は今回のアタックで、ゴーストに追いつくという意識からかなり安定感のないケイデンスの変化となった。たぶんこれらの不安定さで脚は多少消耗しているのではないかと思われる。しかし終盤安定し、最後にはスプリントの余裕もあった。
更新前ベストの方は安定してはいるが、中盤から終盤で脚が残っていない感じがよくわかる。終了後はバイクにまたがったままでおられず、降りて仰向けに寝転がったという記憶もあることから、全体での消耗度もこの時はかなり高かったのだろう。
ということで、今回はタイム更新を果たし、走行後の消耗度も抑えられ、余裕を残している点、いくらか体力もついたのではないか、という感触を持つことができた。
 
この夏の目標としている、実四川のタイム短縮だが、simの様子からすると確実な気もするんだが、周りの人もタイムを上げているので、どれくらいの上げ幅が実現できるかが問題となる。できるだけ大きくタイムアップできるように、この夏残された期間を使ってトレーニングしておきたい。
 
といいつつも、今現在は出張中の身。
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ローラーすら回せない環境にある。昼間に歩き回っているとはいえ、とてもフラストレーションがたまる二泊三日の中日である。