Daily Sketch with...

ロードバイク、スキー、キャンプ、写真が好きなオッサンブログです。家族で楽しんでます。

苦渋の決断(ペダルを変えてみる)

苦渋の決断を余儀なくされた!

クリスマス・イブの夜、密かに大きな決断をした。表題の通り、ペダルのシステム変更である。現在、スピードプレイ・ゼロを使用中であり、大きな不満はない。というよりもかなり気に入って使っている。それを泣く泣く?LOOKのシステムに変更することにした。察しの良い方は、すぐにお分かりと思うが、GARMIN VECTOR導入のためである。


Vector | Into Sports | 製品 | ガーミン

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スピードプレイで開発を進められていたにもかかわらず、GARMINによる発売時点でLOOKのシステムになってしまっていた。元が元だけに、近い将来スピードプレイのシステムでのVECTORも出てくるのではないかと期待していたが、もう待っていられない。
 
ということで導入を決意した。いずれ欲しくなるであろうパワーメーター購入のために貯金をしていたものを使っての導入となる。
万が一、近々スピードプレイ版が出るという状況になれば、
 
「またその時に検討して戻ればいい」
「LOOK版はオークションで中古品として出品」
「いくらか足しにすればいいだろう」
 
というくらいのおおらかな気持ちである。そして願わくは、既存のパーツで使えるものは継続して使用でき、新たにペダル部分の購入で安価に乗り換えることができるようになれば、理想的ではある。
 

VECTOR 導入に向けての悩みどころ

それにしても、依然として「悩みどころ」は残る。シューズと2台のバイク、ペダルの組み合わせをどのように落ち着かせるか、という点である。
 
現在2台のバイクともスピードプレイ・ゼロを使用中。VECTORを導入するとして、もう一台をどうするか、というのがここのところの大きな問題であった。
考えられるのは、以下の方法。
 
  1. S5 に VECTOR、VERENOにスピードプレイ。ただしその時に、新たにシューズを買い足して、バイクごとにシューズとペダルの組み合わせを変えることになる。ひとつのシューズでクリートを付け替えるのは現実的ではないので。デメリットとしては、バイクが変わるとペダルの感触が変わることになり、感覚的な一貫性を保てなくなること。
  2. S5、VERENO ともにLOOKシステム。S5にVECTOR、VERENOにLOOKペダルの買い足し。デメリットは、ポジションの微調整を強いられるということ。スタックハイトがかなり違うので、シビアな感性があれば結構違和感を感じるのではないかと思われる。私がどの程度感じられるかは未知数であるが。
 
と、こんな感じの悩みがここのところ続いていた末の決断となった。今回の決断は、2.のどちらもペダルシステムを変更してしまうというもの。出費の点から、こちらの方が少しでも抑えられる。また、まだ使えるシューズがあるのに、新しいシューズ、というのはどうも。しかも次のシューズは「ソコソコいいもの」という方針もあるし、バイクが変わるとともに、シューズもペダルも変わってしまうというのも感覚的一貫性が保てない。スタックハイトの違いの件も、春先までに少しづつ確認していけばいいだろう、という判断をした。どちらも共通のシステムの方が、慣れも早い。
 
そんなわけで、VECTOR行きます!
 

なぜにパワーメーターが必要なのよ?

ところで、なぜにパワーメーターが必要なのか? という点。現在、PowerCalを使っている。表示できるはずのものが表示できない状態がなんとなく嫌だったので使ってみたのだが、やはり数値の安定性は全くと言っていいほどない。一定程度時間の平均値は、PowerTapとほとんど変わらない優秀さを示すという記事をいくつか見かけたことはある。しかし、その時その時の値は上下のブレの大きさから、全く信用できない。はじめは平均値だけで十分でない? と考えていたが、ライド後の振り返りをするときに使い物にならないことにイライラを感じはじめていた。
ツーリングやトレーニング、レース後の、「ああいう走り方をした時のパワーってどれくらいだったのだろうか?」 といった部分が全く分からず、その後のフィードバックができないでいたのだ。また、スピードとハートレートという指標だけで走っていると、ついスピードだけの数値にとらわれてしまい、負荷を一定に保てなくなり脚を消耗してしまう。特に向かい風や気づかないくらいの上りの場面で、無理にスピードを維持しようとしてしまい、結果として脚が削られていくというのがよくあった。
出力の正確性が上がれば、こんな走り方を強化するためには、これくらいの出力をこれくらいの時間維持する力が必要なのだ、という点などがわかる。その後のトレーニングに役に立つとともに、トレーニングの目的もはっきりして、モチベーションも上がってくるのではないかとさえ考えるのである。また、ペースを出力ベースで考えることができれば、無理な状況でのスピード維持に対しあきらめもつくだろう。
 

なぜにVECTORなのよ? ほかにもあるでしょうに!

次に、ここでなぜにVECTORなのかという話。実際、他にも候補はあった。Power2Maxとか、RotorPowerとか、PowerTapとか、ペダリングモニターとか・・・。ポイントになったのは、少ない手間で複数のバイクで使うことができ、左右のバランスを見ることができる、という点だった。もちろん価格もだが、それらの条件をクリアできるのはVECTORだけだった。また、Edge510との相性、というか表示項目の点でこれしかないだろうという感じ。そういう点ではペダリングモニターの機能はすごいと思うが、価格と専用のサイコンが必要な点、そしてチェーンリングが制限されるという点がネックとなった。精度の問題はあるだろうが、まあ、他者との比較ではなく、「私自身の中での比較」というコンセプトはそのままなので、大きな問題ではないと思われる。
 
さあ、これでやっと本格的なパワーメーター生活がはじまる。
 
全ては来春好スタートを切るために!、である。