AERONOVA と Q-RINGS でお代わり自由の usual ride with C35(2)
4月25日(土)は坂練の日。
二つの峠を越えてあとは帰るのみ、という状況だったが、限られた時間の中で効率よく練習したい、という思いから、「お代わり」をすることに。
3.帰路についてからの「お代わり!」
さて、後は帰路につくのみ。尾道に向けて下り、途中の三成の交差点で左に曲がって松永へ出てそのまま帰るだけである。しばらく下って、ふと時計を見ると、思ったよりも時間は早かった。では、体力は?・・・、まだ余裕ありそうな感じ。完全休養となったこのウィーク・デイの効果がここでも出ているのだろうか。
そこで、決断。。。もうひと峠!
府中松永線へ入り、また動物園への通りへ戻ることにした。
府 中松永線を府中方面へ向かうときには、まずダラダラとした上りが続く。斜度はたいしたことはないが、ライドの後半で脚を使ってきた身にはこたえる。ジワジ ワと脚にだるさが蓄積していくのがわかる。その区間を抜けると、斜度が上がり、峠越えの雰囲気がさらに強くなる。昨年の今頃、チネくんやAR-Kアニキ、 K原さんたちと走って、チネくんとAR-Kアニキには軽くちぎられたな、などと思いだしながら走った。ただ、ペースは自分なりに組み立てながらではあった ので、限られた体力の中でヘロヘロになることなく、いい感じでの登坂ができたように思われた。
府中松永線の一つ目の上りを終えると、そのまま下って県道396号線へ出て、朝来た道を戻る。朝来た、といってもこの時点でもまだ十分朝の時間帯の8時過ぎではあったが。
こ の道は行きとは反対に、若干の下りがメインとなる。その中に上りが数か所。それでもこれまでに通ってきたような、そこそこ距離のある峠はもうないので気分 よく走っていた。天気も良い。もうすぐ動物園に差し掛かり、ジテツウの時に帰り道として使うことのある部分へ出たとき、閃いた。
「あ、もう一つ山あるわ」
裏鈴池のコースのことである。
動物園を越えた先にあるコンビニのある交差点を右折するとある上り。
体力的にもまだ大丈夫。
このまま残り二つ三つの丘を越えて平坦基調の部分に入った後、ダラダラ戻るよりも、距離も短くなるし、、、第一楽しい!
そう思って、再び上りのコースを取り入れることにした。
こ のコースは距離は短いが、10%をこえる斜度が少し入り、けっこうキツイ。でもこの日はなんとかダレずに上り終える練習をしようと、ペーシングに集中しな がら上った。途中まではまずまず。タイムは測っていないので、どれくらいの様子なのかはわからないが、残された体力を有効に使うという意味ではいい感じ だったと思う。そして、いよいよ斜度が上がりさらにきつくなるぞ、というとき、、、まさかの工事による片側通行区間。ここで離合待ちをすることになってし まった。「待ち」の後、上りでの再スタートに不安を覚えつつ再スタートして上り切ったが、私がそこを通過する間、誘導員の人は車を止めてくれていた。なん だか申し訳ない思いとともに、とても焦りながらの再スタート後だった。
その後、下り切ってからはリカバリーペースで自宅へ。実はこの後3時間ほどかけて自宅の植栽に防虫剤をかけて回るという作業が待っていたので、すべての体力を使い切ってしまうわけにはいかなかった。
結果、もちろん、きちんとやるべきことはやり切りましたよ!
4.テーマ検証
1.AERONOVAを実走で味わう
AERONOVAの空力性能が気になるところではあるが、もちろん私レベルでそんなものを感じられるはずがない。専ら見た目勝負ということになる。
し かし、バイクと人をつなぐインターフェースのひとつとして考えると、とてもいい感じ。まず、サイド部分が握りやすい。ブラケットを持つときは当たり前だ が、肩の部分を握るときにもサイド部分の盛り上がりが直線的に感じられ、手に馴染んでくる。そしてフラット部分。外へ下がっていく傾斜と平べったい上部の 形は、手のひらを乗せておくのにとてもいい感じ。とてもおさまりがイイ。
2.Q-RINGSを普段の走りの中で味わう
Q-RINGSを日常の中で初めて使ってみた。トロッフェ・バラッキの時はその状況からみて日常での使用とは言えないし、そもそも味わっている場合ではなかった。
今回改めて実走で使ってみて、、、そもそも変化が感じられないくらいの鈍感だからなのか、馴染んでしまっているからなのかはわからないが、いたって普通な感覚である。
た だ、たまにフロントをインナーに落とすと、若干の違いを感じ取ることができた。実は、フロントのギア・アウターのOCPは「4」、インナーは「3」にして ある。バイクの性格上、アウターを使う場面では前乗り傾向、インナーは上り中心になるだろうから、少し戻ってノーマルあたりになるかな、というのがその理 由。上りでインナーを使うと脚のかかり具合が少し違って感じられたので、微妙な角度の違いは感じられたということ。その上で、Q-RINGS全体の印象の 違和感を感じないというのは、ローラーでメインで使うアウターで、身体が馴染んでいるということ、、、にしておきたい。
で、Q-RINGSの効果は?、と聞かれると、正直よくわからない。
が、 後でGARMIN Connectのデータを見てみると、トルク効率と、ペダルスムースネスはけっこう上がっている。この時だけ?と考えて、いくつかのデータを見比べてみた が、その傾向は変わらない。数値の意味するところは微妙にわかりにくいが、これらの数値が上がっているのは良い傾向なのだろう。そしてそれは多分Q- RINGSのおかげなのだろう、と。
3.C35(11-28スプロケ)を上りで味わう
C35については新たに感じること は特になかった。ただ、超軽量とまではいかないが、35mmというリム深さに対してはソコソコ軽い仕上がりとコスパには満足です。これだけ「坂」「坂」言 うのなら、C35を買う時点で、C24あたりにしておけばよかったのだろうが、見た目と、セミ・ディープという控えめなエアロ感に惹かれてしまったので、 その頃からの私自身の傾向だったのだろう。
スプロケの方は、ノーマルの12-25に比べ、大きいとこと小さいとこが追加された分、間が抜け ている設定。私にはこちらでアリかもしれない。25の後に28が残っている安心感。そして下りで11も使える余裕(こちらはそこまで大きなメリットとは言 えないが)。間が抜けた部分を補うだけの効果は私にはある。通常走っていて、間を埋める歯数のギアがもう一枚あればな、というところまでの繊細さは、そも そも私にはなさそうなので。その繊細さがあればもっと速くなれるんだろうな~。
4.休憩なしの車上生活をする
結果としては、休憩はなしで十分快適に過ごすことができた。季節柄、水分もボトル一本ですみ、途中での補給も梅丹のジェル一本で済んだ。そもそも3時間弱なのでこれくらいで十分なのだろう。暑くなってからの水分補給は気を付けなくてはならないだろうが。
この3時間弱のライドの間、停止したのは、信号待ちでの4回。6時過ぎ出発のおかげで効率よく巡ることができたのだと思われる。
5.ケイデンスよりも重めのギアを踏むのを重視
最 近、あまり高ケイデンスが馴染まなくなった感じがある。平地ではいいのだが、上りでは少し落としめのケイデンスの方が効率がイイのではないかと感じ始めて いる。先のトルク効率でも、ケイデンスが高めの時よりも、少し落ちた状態の方が数値がイイ。高ケイデンスが下手なだけなのかもしれない。それでも効率の悪 い方に無理にこだわるよりも、効率のいい方を常用して徐々に高ケイデンスへ対応していく考え方の方がいいのかもしれない。今回もあまり高ケイデンスにはこ だわらなかった。ケイデンスを上げて、軽めであっても負荷が頻繁に来るよりも、負荷がゆっくりかかってくる方が、私の脚には合っているのではないかと感じ られた。
しばらくは重めのギアを「踏める」ように挑戦してみようと思う。
6.坂を練習する
これは、もう、その通り。今回の朝練ではいい練習ができたと思う。序盤の上り基調の県道。そこからふた峠。そして帰り道にお代わり二回。もうお腹いっぱいである。その中で、パワー・メーターのおかげという部分も多かった。
そこの部分については・・・。
さて、この日の翌日、つまり4月26日(日)も朝練として「ヒル・リピート」に取り組んだ。ここでも「パワー・メーターのおかげ」という部分はよく感じられたので、そちらの方でもう少し詳しく感じたことを述べたいと思う。