スキークラブの行事で上島町サイクリング
前日からしっかりと機材の準備を行い、朝は車に積んで出発するだけにしておいた。いつも我が家は出発が遅くなる傾向がある。出発予定時刻通りに出発できた試しがない。それがこの日は予定通りの出発。珍しく機材の積み込みもスムーズに進み、ムスメさんの準備も順調。アイカタさんも前日のうちに準備はほぼ済んでいたので実現した。
が、後で考えると、これが悪かったのかもしれない。。。
家族みんなこの行事を楽しみにしていて、1週間以上前のこの日の予報が出る前からそこまでの天気の移り変わりをチェックしては、ヤキモキしていた。この日の予報が出てからは、「たぶん曇りで雨も降らないだろう」という予報となっており、2日前にチェックした時にも大きな変化はなかった。前日は準備に忙しくてチェックせず仕舞い。
そのため当日の朝、集合場所の尾道に到着するまでは全くのノーガード、という状態だった。
尾道U2に到着し、バイクと荷物を降ろして、近くのパーキングに車を停めた。
時間的には余裕が少しあったので、「一応」という意味で天気をチェックしたところ、、、
ん?
昼前に雨。。。?
そして夕方あたりでも雨。。。?
天気予報が変わっちゃってる。
そう思い車から出て空を見上げると、雲は思ったより厚く、まとわりつく空気からは湿気を感じた。
ただこの時点でも、昼前の「パラッ」にしても、夕方からの雨にしても、休憩挟んでるいいタイミングの「パラ」とか帰るタイミングよりも少し遅れての降雨になるだろう、と楽観的にとらえていた。
細かくは書かないが、今回のメンバーはスキークラブの人5名とその子どもたち4名の合計9名。ホントはもう一人子ども軍団が増えるはずだったが、直前に学校のテストが翌日に行われることが発覚し、参加を阻止されたらしい。お父さんとともに新車のロードバイクを購入してもらい、すっごいモチベーションも上がってたようだったので、無念だっただろう。
この恨みも、のちの悲劇につながっていたのかもしれない。
集合完了後は、「大人グループ」と「小人グループ」に分かれて行動を開始した。
子どもには小学校1年生も含まれているので、いきなり長距離というわけにはいかない。ということで、「小人グループ」は尾道駅前から船に乗り、因島まで渡る計画にしていた。引率はアイカタさん。そして「大人グループ」はもちろん自走で、合流地点の因島、重井東港まで。
基本的に「サイクリング」なので、特記事項はない。が、晴れてれば気分の良い景色を楽しめただろうが、今回はどんよりとした雲の下で走ることになり、ちょっとみなさんに申し訳ない感じがした。
「小人グループ」との合流後、もちろん少しペースが落ちたものの、順調に因島を走り、土生港長崎桟橋へ。ここから生名島の立石港へ渡る。
立石港へ渡った後は、昼食予定の「しまでcafe」へ。この間に橋を二つ渡る。一つ目の橋を渡るちょっと手前で肌にポツポツと雨粒が当たるのを感じた。
嫌な予感。というか、降られるのは必至。なのであまり影響のない降りかたをしてほしいものだ。
橋へ上る途中にある、芝生のきれいなパーキングにて休憩した時には雨のポツポツも収まっていた。
安心して再出発したものの、ここで急変。橋を渡り始めると、細かな雨が身体に降りかかってきた。
普通の降りかたで。
ただこの時点ではまだ、本降りではなく、降ったり弱まったりという感じ。ただし、完全に止むときはない。こんな状態で「しまでcafe」に到着した。
ここで昼食を済ませたのだが、みんな、ここに置いてあるみかんとレモンのかぶり物に食いついた。
かぶっては写真、というのを繰り返し、結構ここで時間を使ってしまった。外は、雨も弱まりいい感じに。少しだけ予定より遅れて次の目的地である、「フェスパ」へ。ここでお風呂に入る。
少し時間に余裕がなかったので、急いで移動。最後の激坂をみんなでヒィヒィ言いながら上る。小人グループはもちろん自転車を押して。
そんな中、必死で上ろうとあきらめないムスメさんの姿も。しかし途中で失速し、脚付きを繰り返す。残念がるムスメさん。しかし、ふと気づくと、フロントがアウターのままに。そりゃ無理だわ。普段あまりアウターを使わないムスメさん。前回バイクを使った「もみの木」でも上り対応でインナーのみで走ってたはず。下りは基本安全に斜度に任せて走るタイプなのでペダルは回さない(笑)。その間にメンテナンスのため私がアウターに入れたままなのを忘れていたのだった。自分で気づいて的確にシフトチェンジして欲しかったが、普段使わないので無理だよね。でもたぶん、フロントインナーなら上り切れていたのではないかと思われる。実際、インナーに入れ直して、もう一つある若干緩めの方の上りはラクに上りきっていたから。成長を感じる。
短時間で風呂を終え、外へ出ると、雨は文字通りの「土砂降り」に。もう仕方ないので、雨を楽しむことにした。そんな中でもムスメさんは力強い走り。この日通してだが、中学生のお兄ちゃんについて割と先頭付近で走り続けていた。様子を見ていても、そんなにキツそうな様子でもない。上りもキチンと対応できている。ペースも以前よりもかなり上がっている。一緒に走っていて遅すぎてこちらのお尻が痛くならない程度のペースでは走れている。これなら、一泊二日しまなみ往復自走の旅も爽やかな季節なら可能だと思える。暑い時期は、さすがに、、、ね。
あとは、「小人グループ」が再度船に乗る予定の重井東港までいいペースで走りきった。雨の中ではあったが、子どもたちも大はしゃぎしながら楽しく走れていた。ムスメさんも雨が降っていなければ「大人グループ」とともに自走で尾道に帰ってもいいとは言っていたくらい余裕があった。それが嬉しい。
あとは尾道で合流し、解散した。
今回はムスメさんの成長をヒシヒシと感じられたサイクリングだった。この行事中、私もアイカタさんもあまりムスメさんの行動に注意する必要がないくらい安定して走れていた。ムスメさんには他の大人と同様の指示ですみ、基本他の子どもたちに注目していればよかった、という状態だった。
ホント、嬉しく感じました。
ついでにもうひとつ嬉しかったこと。
自転車を始めた頃に買って、今も使っているウィンド・ブレイカー。けっこう最近まで、腰骨の下のあたりではジッパーを止めて上げることが一苦労だった。それが久々に使用した今回、ラクに留められるようになった。腰骨まわりの余分なヤツが減ってきたのがわかる。
それも嬉しかったです!