Daily Sketch with...

ロードバイク、スキー、キャンプ、写真が好きなオッサンブログです。家族で楽しんでます。

NV350にベッドキットをつけてもらってから・・・

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 前回の投稿が昨年の11月2日・・・。

 もう半年も経ってしまってるのな〜。

 その後はすぐにスキーシーズンに入ってしまったため、特に大きな変更もなく一冬を過ごすこととなった。スキー車中泊の機会も少なく、ほんの数回。この構成では、特に工夫する余地はなく、スキー板を人数分、ベッド下に滑り込ませ、寝る時はベッドの上で寝るだけ。今回はFFヒーターはないが、電気毛布を使えば雪中での車中泊でもそうは困らない。窓の結露はどうしようもなさそうだが。

 しかし、この時のような一泊程度ならこれでいいが、連泊となる遠征のような場面ではもう少しなんとかならないか、という部分もチラホラ。そこの部分をこの度の「外出自粛GW」の期間を使い少し対応に動いた。いつものGWなら遠征真っ最中の時期である。もちろんそうなら遠征に耐えうる仕様に改善している暇はない。そういった意味ではこの自粛期間をうまく使って今後につなげる活動をしておこうということになった。

 

 気になる部分は以下の点。

 

  1. 寝具(シュラフや毛布)や荷物が荷室に投げ込まれるため、そこから就寝態勢に入ろうとすると、その荷物の整理からしなくてはならなくなり、そこがひと手間かかってしまう点
  2. そんな状態だから就寝前のひと時を、しばしのんびり過ごすことが難しい点
  3. 今の状態では、車内で食事を作って食べるのにひと苦労してしまう点

 

 この自粛GWの期間だけでは全て解決できないのはわかっていた。そのいくつかの改善のために少しだけでも動き始めることができれば。そういう思いを込め、重い体(ホント、物理的にも重くなったわ)を動かした。

 

 はじめに取り組んだのは、荷物の整理。主に車内に置きっぱなしになる寝具類の置き場所を確保することにした。あれこれ考えるも、結局のところ荷室後部のスペースを立体的に使うしかない。そうすることによって、大物寝具をそこのスペースに収めてしまおうと考えた。その様子を動画にしたのがこれ。


012 NV350 車中泊仕様強化

 コイツのおかげで、ベッドスペースとなるNV350後部の荷室ベッドスペースが整頓された。そして動画にもあるように、スキー板の積載がない時にはベンチとして活用することもできる。これからの季節キャンプや温泉車中泊などで出かける際には活用できるレイアウトが可能となる。

 合わせて作ってあった「簡易なテーブル兼収納兼ベッド延長兼脚置きw」はそのレイアウト仕方で車内の使い方を広げてくれる。

 このように、整理整頓され広くなったベッドスペースを見ると、もうチョット行けそうな気がしてきたw。

 

 で、次に少しシャレオツな装備が欲しいと、こんなモノを作ってみた。


013 NV350車中泊仕様強化 第二弾 リア窓際に棚

 こちらでのポイントは、いくらシャレオツといっても、いつもつけっぱなしにできないという点。場合によっては邪魔になることもあるだろうし、位置も多少移動しなくてはならなくなるかもしれない。そういう意味で付け外しが簡単なものが望まれた。

 

 ここまで来ると、我が親子3人プラスバアちゃん一人くらいならなんとかなりそうな気がする。就寝スペースと同時に寛ぎスペースもゆるく分けることができるし。大きな荷物などは、今後、助手席のヘッドレストに付けているモニターを移設して、助手席シートを倒して荷物スペースとして使えるようにすることで対応したい。

 そして、もうひと手間かけておきたいのが、煮炊きをする時や就寝時の換気方法である。セカンドシート 小窓に換気用のファンを付けておきたいと考えている。そうすることで、荷室前部をくつろぎスペース、後部を就寝スペースとして分けることも可能になるだろう。

 もう少し時間がかかるだろうが、なんとか本格的に暑くなる前にはやっておきたい。

 

 あ、ちなみにまだ上げてなかったが、昨秋、天井の防音・断熱作業もしておいた。このおかげで、頭部付近がモアモアする感覚は少なくなった。また、雨天時の天井を叩く雨の音も・・・。このタイプの車を乗用で使うのに、このような作業は必須だと改めて感じた。


008 素人の断熱!:いよいよ天井に手をつける!

NV350にベッドキットをつけ(てもらっ)たので紹介

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車に対する基本コンセプト

 NV350に車が変わることになってからも、車に対する基本コンセプトは変わらない。それは、「車中泊でスキーや自転車が楽しめる」こと。このことは前車アミティ(ライトキャブコン)では十分に機能を発揮してくれていた。この度、NV350に変わることになり、そのユーティリティ性の高さに加え、「機動力」も手に入れることができた。

 しかし、NV350の場合、購入したそのままでは「車中泊でスキーや自転車が楽しめる」ようになるまでには少し手をかけてやらなくてはならない。

納車から一ヶ月・・・ 旅に出た

 実は9月1日の納車(1年落ちの中古だけど)前から予約して、ベッドキットの取り付けをしてもらうことにしてあった。10月10日(木)に作業の予約。そのために休みも合わせた。仕様については、2週間前くらいまでやり取りをして詳細を煮詰めた。

 そして、10月9日〜11日の日程で「NV350 車中泊仕様化の旅」に出たのだった。


005車中泊仕様化の旅①移動編


006NV350車中泊仕様化の旅②:完成編

 

今回取り付けてもらったベッドキットについて

 今回付けてもらったベッドキットは、「OSP ライトキャンパーキット」。

 NV350を購入することになって、当然ベッドキットを装着するつもりでいたのだが、それに関しては、ある思いがあった。それは以下。

  1.  8ナンバー取得まで行かないですむ
  2.  ベンチ状態で使うことができる
  3.  座ったときに天井に頭がつかない高さ
  4.  サブバッテリー必須
  5.  それでいて質感の高い仕上がり

 長く愛用していく車なので、しっかりした仕様に仕上げたかった。

 そんな思いを胸にあれこれベッドキットを探したり、自作も考えてみたりしたが、この「OSP ライトキャンパーキット」が一番しっくり来た。自作もホンキで考えたが、やはりサブバッテリーを積むにあたり、この部分は専門の方に扱っておいてもらいたいとの思いもありこちらのキットに決めた。


007 NV350 車中泊仕様の紹介

 

 結果、上の動画のような感じで仕上がった。

 コレで必要な機材も運搬できるし車中泊もしやすくなった。しかし、そこは元々が商用車であるNV350。実はまだまだ手をかけなくてはならない部分はある。

 それは、断熱と防音加工である。

 9月1日、滋賀県まで車を受け取りに行った帰りのことである。頃はまだまだ猛暑の続く時期。帰りの高速でも容赦なくギラギラした太陽に照りつけられた。

 エアコンもオートで、しっかりかどうしている。

 なのに、なぜか頭と顔付近が、ポ〜ッと熱い。

 今回の愛車 NV350。天井内装の上はすぐルーフ。あとから見てみてわかったのは、その間には部分的にニードルフェルトが貼り付けられていたのみだった。車の色もファントムブラック。なんと人生初の濃色系。

 考えてみれば、頭付近が熱くなるのもムリはない状況なのだった。。。

 

 というわけで、ベッドキット取り付けと前後して、NV350の断熱処理を少しずつ順を追って行った。その様子は後日紹介するが、けっこうコレがNV350を長く愛用するには大切な儀式なのだと今更ながら感じている。

なぜにNV350にしたのかは明白!

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晴れて、NV350 キャラバンが家族に加わったw。

 先の記事の通り、9月1日、我が家にNV350 キャラバンをお迎えした。一年以上前から乗り換えを検討していて、本格的に希望の車を絞り始めたのが8月に入ってから。それまではハイエースも考えていたが、最終的にはNV350一択となり、中古車販売店での問い合わせ時にはNV350のみで探してもらっていた。

 結局は自分でネットで探し当てて、購入手続き、引取まで自分でやってみることになったのだが、これが案外楽しかった。死ぬまでにもう一台乗り換える機会が与えられるなら、次も同様のケースで進めたいとも思っている。

NV350への期待!

 さて、今回納車となったNV350には前車アミティからの乗り換えということで、いろんな期待を持っている。

燃費

 燃費については、これは確実に明らかに良くなる。良くならないわけがないw。実際、車を受け取りに滋賀県まで行った帰りには12km/L、一時的には13km/Lを超えた。そんなにスピードを抑えたわけでもないので、アミティで同様のスピード感で走ったときの1.5倍程度は走ってくれたと思われる。エンジンも4WDはディーゼルのみなので、燃料代自体も20円近く安い。うん、納得。

乗り心地

 乗り心地もはっきり言ってアミティに比べれば、まったくもって乗用車ライク。。。まあ、この数年乗用車に乗ることはほとんどなかったから、かなり甘めの評価になっているのは否めない。

走行性能

 走行性能!・・・。これもアミティに比べれば雲泥の差。ディーゼルということもあってよく走ってくれる。普通に回りの車の流れに乗って走る分には余裕がある。少々はペースを上げても、たぶんダイジョブ!

 上りに入って、激しいキックダウンの衝撃を感じなくてもいいのがテンション上がるw。

当面、まずは車中泊装備を!

 上記のような期待を抱かせ、十分な魅力ポイントを持つ NV350。9月1日の納車というタイミングで、冬にはまだ少し時間があるのだが、NV350の活躍のメインの場の一つとなる、スキー行脚には間に合うように、装備を充実させていかなければならない。そう考えると時間は案外少ない。

うちのNV350に必要なもの

 うちのNV350に必要な仕様は、まずはスキー場での車中泊がやりやすいという点が第一。以下のような装備が、前車アミティでは完備されていた。数年間、それで冬場の車中泊を過ごしてきたが、実際の場面で必要な装備は限られた。

  1. ベッド :これはもちろん必要。アミティでは7名くらいムリに就寝したこともあったが、今回は、家族3人プラスα程度で考える。
  2. ダイネット :これはあまり使わなかった装備。最初の二回程度は使って、確かに便利だったが、だんだん上水と排水の整備がめんどくさくなってしまった。
  3. 電源確保 :これも実は使ってるようで使ってなかったかも。車中泊時には、LEDランタンを使っていたので、なくても案外過ごすことはできた。ただ、冬場にFFヒーターを使うためにつけなければならない感じ。
  4. FFヒーター :これは必須。冬場にはよく使った。

今後、、、今年度の予算的には・・・

この冬の仕様はどうしよう・・・?

 6年あまりのアミティ生活での使用場面で、最低限必要な装備、あれば便利な装備、ほぼいらない装備などがはっきりした。

 しかしそうこうしているうちに、冬は確実に近づいている。考えなければならないのは、この冬をどう過ごすか。必要度とコストから優先順位を考え、整えていかなくてはならない。

まずは寝床

 車中泊で最低限必要になるのは、もちろん寝床。NV350 でも、その広い荷室を活かしたイカス ベッドキットがたくさん出ている。それらの中から、自分で使いやすそうなものを施工してもらう予定にしている。

 DIYも考えたが、時間と手間が・・・。それと、車検にビクビクしながらというのもなんだか落ち着かないから。

防音と断熱

 これは、コスト削減のため、DIYしかないでしょう。ベッドキットと、後で触れるサブバッテリーシステムの施工依頼で予算はけっこう使ってしまう。

 これまでのところ、以下のような部分を冬に向けて整備してきた。

1. フロントドアのデッドニングと断熱用にシンサレートの貼り込み


002素人のデッドニング:フロントドア編

 

2..リアクォーターパネルの制振・断熱


003素人の断熱!:リアクォーター編(ついでにリアスピーカー交換)


004素人の断熱:リアクォーターパネル、シンサレート増量

 この後は、 大物である天井の制振・断熱処理が控えている。また、スライドドアも同様の処理をしなくてはならない。なんとか冬までには・・・、と思っているのだが、間に合うかどうかはまだわからない。

やっぱFFヒーター・・・、でも

 前車アミティでの経験から、やはりFFヒーターはぜひとも欲しいところ。。。しかし、価格が・・・そして、実際に施工をお願いしたときの車をあずける期間が・・・。という感じ、なのである。もちろん、知識も経験もない素人にとって、FFヒーターのような電装品の取り付けなど自分でやってみようなんて思わない。

FFヒーターは次年度以降に検討!

 だから予算立てや入庫期間などを考えて、FFヒーターは次年度以降に持ち越すことにした。そうなってくると余計に断熱処理の重要性は高くなる。冬までにできる範囲での断熱をして備えたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リアクォーターパネルの防音断熱施工と ついでにリアスピーカー交換

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  10月に入ったら、リアのベッドキットとサブバッテリーシステム施工のため静岡に行ってくる。一日預けて施工してもらう。そうなると、その後にリアクォーターパネルを開けて施工するには、少しばかり手間がかかってしまうことに。

 そこで、昨日のフロントドアのデッドニングと断熱処理に続いて、調子に乗ってリアクォーターパネルの断熱施工とリアスピーカーカー交換を行った。

 シンサレートも内張り側に貼りたかったのだけど、そもそも量が足りないし、少し疲れも出てきたので断念。10月に入る前に再度、リアクォーターパネルをはがして施工することにする。


003素人の断熱!:リアクォーター編(ついでにリアスピーカー交換)

車を乗り換えることにした

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夢に見たキャンピングカー生活のはじまり

 2012年春、中古のAmityを購入し、それまでの「夢」だったキャンピングカー生活(キャンピングカーのある生活)が始まった。うちの家族にとってキャンピングカーを利用する機会はかなり多い。

 冬場はスキーのため、ほぼ毎週スキー場に出かけている。ゲレンデへの前入りや、普通に一泊二日、さらには連泊や遠征と、Amityが活躍する機会はかなり多かった。というより、Amityの便利さやその若干の機動力の弱さから日帰りでスキーに出かけるのは極力避けてきた。

 夏場は夏場で自転車に乗る機会も多くあり、Amityの活躍の場は多かった。イベントやレースへの遠征(一人でも家族でも)という状況で、夏場でのAmityを使い倒してきていた。

 Amityはというと、、、マツダのボンゴトラックをベースとした「キャブコン」。サイズは小さめとはいえ、見た目からして「いわゆるキャンピングカー」の王道をいくスタイリングをしている。私はAmity購入後、この車で通勤してきたw。はじめは少々小っ恥ずかしい感覚もあったが、慣れれば大したことはない。

 

キャンピングカー活躍の場は多かった

Amity購入時〜活用の記録

【キャンピングカーのある生活】

Amityの◯◯なトコロ

 結果的に5年半ほどAmityに乗ってきた。その中で「キャンピングカー(Amity)のある生活」の酸いも甘いもよくわかった。車を乗り換えるにあたって、ここのところは無関係ではいられないので、軽く触れておくことにする。

Amityの「お!」なトコロ

 この部分に関しては、ここまでのところでほぼ網羅されているので、あらためて書く必要はあまりないかもしれないが、簡単にまとめると、以下のような点に集約されるのではないだろうか。

  1. 宿泊費がいらない
  2. 宿泊予約がいらない(予定変更に対応できる)
  3. 車内でくつろげる、家族団らんが楽しい
  4. 前入りにより、当日早朝の慌ただしさがない

Amityの「ん?」なトコロ

 「ん?」なトコロとはいえ、「お!」なトコロで十分打ち消してくれる部分でもあるし、取り扱う側の心持ちでいくらでも良い解釈は可能となる点も、あれば合わせて書いておく。

  1. 走行性能の低さ → 時間に余裕を持って、ゆっくり行動
  2. 登らない → 同上、積極的に後続車に譲ってイイヒトに徹する
  3. 燃費が悪い → いかんともし難い
  4. 航続距離が短い → 休憩を多めに取れる
  5. 運転に疲れる → ゆっくり行動して、休憩を多くできる
  6. チョイ乗りや駐車場で困る

 

状況の変化

 そんな中、私自身、家族、環境など多方面でいろいろな変化が起こってきた。まあ、この部分は年代的にも仕方のない部分ではある。キャンピングカーと夢のある生活を送っている一方、現実生活は確実にあるわけで、そこのバランスが変化し対応しなくてはならないということになってきた。

ムスメさんも大きくなって・・・

 まず状況の変化で大きなのはこの点。ちっちゃくて、どこかへいく時にはいつもついてきていたムスメさんもスッカリ大きくなってしまった。部活動も忙しいところに入ってがんばっている。その分、いっしょに出かける機会は激減。たぶんスキーなんかもいっしょに行く機会は激減するだろう。

 そうなると「ん?」な部分に目をつむってまで、維持し続けるのに疑問を感じ始めた。この「疑問」についてはこの件だけでなく、この後書く件も合わせて総合的に考えた上で、最終的に残る「疑問」ということになる。

転勤もあるかもだし・・・

 仕事においても、転勤が近い時期になっている。今年度に転勤があってもおかしくはなかった。なので実は、年度末に入る少し前から車の乗り換えについては検討してきていた。実際に次の車を探しに行ったりもしてきた。候補になる車もみつけ、資金繰りの算段もしていたのだったが、候補になった車もキャンピングカー(バンコン)で、キャブコンほど「どストライク」ではないものの、スーパーロングのガソリン4WDだったので、デカさは否定できず、通勤時の「馴染み度」や燃費(4WD必須だし)の関係でも乗り換えるメリットはないと判断し、断念した。

 そうこうしているうちに転勤なく次年度を迎えることになり、それからしばらくは仕事も忙しくて、車のことをアレコレ考えてる余裕はなかった。7月に入り、少し気分的に余裕ができた頃、再び車の乗り換えを検討することになった。今年度はやり過ごせたものの、また年度末の異動の時期はやってくる。早めに動いておいたほうがいいと思ったからだ。後にも書くが、12月には車検もあるし、10月には消費税だって上がる。だったらその前に・・・と思ったわけ。

長距離が辛くなってきたし・・・

 年に何度も長距離を走る機会がある。GWには長野や新潟までスキーを楽しみに出かけるし、少し離れたスキー場へ行く機会も多い。また、お墓は松江にあるため、冬に限らずそこそこの距離を走る機会は多い。その際に感じるのは、「ホント登らん」ということ。はじめはそんなに気にしないでいたものの、最近ではこの部分がかなり負担になってきた。登りが続くと、なぜか、バイクでヒルクライムしている時の感覚と同期して、心臓が苦しくなるw。基本的にいつも後続車のことを気にし、ギアチェンジのタイミングを工夫して乗り切るよう考えながら走るのだが、その分運転中の疲労度はかなり高くなるだろう。

故郷で過ごす時間も楽しくなってきた・・・

 墓参りは、そうは言ってもこれまでも行ってきていた。Amityで泊付きで行ってみたり、車を借りて行ってきたり。しかしその部分も最近状況が変化してきている。

 高校卒業以来、松江で過ごす機会はほとんどなかった。実家があった頃(今は福山に来ている)はたまに帰るものの、ほぼトンボ帰りでゆっくり過ごしたことはほとんどない。実家を引き払って福山に同居するようになってからは、お墓に行くだけだった。

 しかし少し前に、高校の時の同窓会に出席したのがキッカケで状況は変化した。

【松江ライド】

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【墓参り美術部同窓会】写真はないけどね・・・

 30年来ゆっくり過ごすことのなかった松江で、懐かしい時間を過ごす機会が増えてきたのである。そうなると、日帰りというわけにはいかない。その際問題になるのが駐車場の件である。【ライド】時には自転車を積んでAmityでやってきたが、駐車場の確保に気を使った。もちろん移動中も疲労感はある。【美術部同窓会】では車を借りた。なんと移動の楽なことか。途中の休憩も必要なく一気に移動できた。駐車場も気を使わないで済んだし。

 このときあらためて思った。自転車も楽に安全に積めることができ、移動も楽な車はないものかと。

車検近いし・・・

 Amityの次の車検を受けるとなると、たぶんスタッドレスも新しくしなくてはならないと思われる。そうしておいて年度末人事の時期に車を換えるとなると新しいスタッドレスがもったいないことになってしまう。そうなると車検を待たずに乗り換えたほうが良いだろうし、もっと言えば消費税が上がる前に買っておく方が少しでも出費を抑えられるだろう。

 そんなことを考えて、再び本格的に換えの車を探し出したのが【松江ライド】の移動途中だった。

 まずは、検討する車を絞った。狙うはNV350のディーゼル4WD。次は長く乗るの前提になる。もしかしたら人生で最後の車になってもいいくらいの感じで購入しようと考えていたので、走行距離は少なく、できるだけ新しい年式のものをと考えた。車中泊の装備については、Amityに乗っていたおかげもあり、必要な装備、あまり使わなかった装備等だいたい様子がつかめている。なので、それらは後から随時追加していくことにして、まずはベースとなるNV350を探し始めた。ハイエースは、、、私にとってはちょっと印象の悪い出来事があったこともあるので、正直「キライ」な部類に入るので、候補に入れなかった。リセールバリューなどを考えるとハイエースに軍配があがるようだが関係ない。

 とはいえ、もちろん思ったようにはいかない。そんな車はどれも高いし、そもそも出回っているタマ数が少ない。

 そんな中で、なんとか動き始めようと福山市内の中古車買取店とか販売店、付き合いのあったディーラーさんなどを回って様子を見てみた。もちろんその際Amityの下取り、もしくは買取の価格も査定してもらった。すると、思ったより高値がついたので、一気に気分は盛り上がった。さっすがキャンピングカー!

 

NV350を探すのだ!

グレードは?

 NV350を探すにあたり、必須なのは「4WD」。スキー場への移動を考えるとこれだけは必須となる。NV350バンの場合、詳しくは知らんが、4WD = ディーゼルとなっているようだね。以前ビッグホーン〜ウィザードとディーゼルを乗り継いだこともあるし、抵抗はない。燃費の件から考えてもむしろ好ましいと思われた。

 グレード的には、DX、VX、プレミアムGXとあり、荷物積載車〜乗用車「的」な感じに各種装備等がなっていってる感じ。はじめは値段から考えてDXもありだったが、装備的に、そしてセカンドシートの作り的にやめた。VXはその点セカンドシートがプレミアムGXと同じ形のシートになっているので、「アリ」ではあったが、なんせ出回っていないので出会えない。

 という感じなので、「選ぶ」手間もなく、ほぼプレミアムGX一択となった。

中古車販売店でもほぼない、新車なんてもってのほか!

 というわけで NV350 4WD プレミアムGX を探す旅に出たのだが、これがなかなか見つからない。中古車販売店で聞いても結局は大手中古車情報サービスを探してみる始末。そこであったからといって、引っ張ってくることができるわけでもない。何件か問い合わせてもらったり、自分でも問い合わせてみたものもあるが、基本「業販」は不可だった。

 必要最小限の装備にして新車も検討してみたが、そうであっても到底無理な状況だった。

中古車情報サービスだと・・・

 一方、前出の大手中古車情報サービスでは、絶対的数は少ないもののいろいろな物件に目を通すことができた。中でも目を引いたのは「新古車」とか「ディーラー試乗車上がりの車」だった。1年落ち程度から今年度登録のモノまで、距離も1万km走っていないものがいくつか見られた。多くは関西のディーラー系で扱われている車両で、さすがお膝元、といった感じだろうか。

 装備は必要最小限であるものの、高年式、低走行距離。価格的にもこれなら手が届く!と思えるものも多かった。これらの中からあたりをつけ、福山の中古車販売店で取り寄せ可能かとか聞いてみたものの、それはムリ・・・。まあ、当たり前か。そんなこんなで、中古車情報サービスを頼りに自分で直接購入することも視野に入れiPadとニラメッコし始めたのは8月に入りお盆も近くなった頃だった。

 この頃、アレコレ物件を見ていると、ある傾向に気づいた。

 関西エリアのディーラー系新古車は、比較的目にする機会が多い。そして走行距離もかなり少なく◯00km程度のものが多い印象だ。ただし、ナビが付いていないものが多い。メーカーからのノルマ達成のための登録車両だったのかもしれない。その他のエリアの新古車はもう少し、距離はいっている(とはいえ十分低走行距離)ものの、ナビが付いていたりで、本体価格的には同程度だった。そちらで問い合わせてみたりもしたが、陸送費がかさんで支払い総額で差が出てくる感じだった。

 なので、関西エリア(比較的陸送費を抑えられそう)でナビも付いている新古車的なNV350はないかと探していた。ちなみに関西より西では4WDは皆無だった。

頃はお盆休み

 「これは!」と思うものを探しては問い合わせをしてみるというのをいくらかやっている間に、世間はお盆休みに入っていった。もちろんディーラー系列はお休みに入った。動こうにも動けないから気持ちを落ち着ける時期にしようと考えていたところ、このような物件がアップされていた。8月13日のことだった。

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 走行距離、7,500km。2018年モデル。車検もちょうど一年残ってる。しかもLEDやアラウンドビューモニター、ディーラーオプションのナビもついてる。。。それで総額がこれ。

 ちなみに、NV350を選ぶとなると4ナンバーとなる。そのため車検は初回車検以降が毎年に。少し面倒臭さはあるが、長距離走ることも多いし、短い期間で点検の機会があるのは逆に安心に思っている。また、もしこの車が購入可能ならば、9月車検となるようなので、時期的には車検の準備もしやすいと思われる。

 表示されている支払い総額も無茶していない。関西圏の物件なので陸送費もそんなにた高くはないだろうと感じた。が、、、頃はお盆休みのまっ最中。動くに動けない状況だった。ディーラーの休み明けまでには時間があるので、一旦頭を冷やして、考えてみることにした。

 結論は・・・休み明けに連絡を入れ、この車両が生きているなら「GO!」。ダメならあきらめるべ。

直接購入だ!

 動きの取れない間に考えたのは、はたして直接購入で大丈夫なのだろうか? ということ。アレコレ手間がかかるのではないか? とか、納車とかどうするんだろ? とか。ただ、少々手間はかかっても条件は良さそうなので、とりあえず電話でいろいろ聞いてみよう! ということにした。

いよいよ電話して問い合わせてみた

 お盆も明け、該当のお店がオープンした日の朝、さっそく午前中に電話をしてみた。すると、該当のNV350はまだ手つかず。世間でお盆休みに入ってからの更新だったので当たり前なのだろうが、狙いをつけていた私にとっては不安な数日間を送っていた。その数日の間にほぼ意を決し、支払総額が陸送費などにより大幅に上がらなければ「これで行こう!」とまで考えていたから、それですでに売れてしまっていたのでは、振り上げた拳の落とし所がなくなって、無茶な買い物に走ってしまうところだった。

あれよあれよという間に購入手続きへ

 支払総額も表示されていたものに常識範囲内での「陸送費」が加わるのみだったので、その電話で決めてしまった。直接購入については、担当の方の説明ではそんなにたいへんでもなさそうな感じだった。こちらで準備するのはいくつかの書類を書いて送ること、そして住民票、車庫証明とお金くらい(書類や車庫証明についての書き方はていねいに付箋と鉛筆書きで指示をしてくれていた)。

 電話の翌日には書類一式が郵送されてきたため、こちらもすぐに動き出すことができた。書類を整備して住民票を取りに行き、車庫証明を申請。その次の日には車庫証明以外は返送することができた。住民票も出来上がったものを取りに行ったその脚で投函。あとはお金を振り込むだけ。

 Amityの方は買取会社の方に買取してもらう関係と、そのタイミングによっての査定の違いが出る関係で、できるだけ早く手元にNV350がほしいと考え、書類整備や車庫証明申請の手続きをがんばったw。

 

納車はいつ??

 必要書類をすべて送付し終わったのが週末。担当さんに納車の予定を尋ねてみると、休み明けに陸送の手配をして、できるだけ早めの手配をしてみるとのことだった。 

 週明け、予定通り陸送なら9月4日(水)納車可。陸送でなく取りに来てもらえれば9月1日(日)の納車も可能! という話になった。ほぼ一週間ほど早まった。もちろん受け取りに行くのを選択。担当者さんありがとう!

 

9月1日(日)めでたく納車


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 納車前日の朝、Amityの車内の荷物を出し、譲渡しに行った。私よりも Amityに愛着があるという、アイカタ、ムスメが記念写真を撮っておきたい!、と言い張るので、時間がないのに車内に乗り込んで撮影。

 すこうしていると、確かに少しさみしい気持ちも湧いてきたw。でも、以後もこの車で通勤や長距離移動をすることを想像すると、、、やっぱキビシイ。

 お世話になったこの車、最後にていねいに運転して行って、買取店に引き取ってもらった。

NV350受け取りのため滋賀県大津市へw

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 当日、京都で乗り換え滋賀県大津市のディーラーへ。もちろん京都までは新幹線を利用したが、なんかあっという間の旅だった。大津駅に降りたつと、目的地のディーラーまでは徒歩約10分。昼前となり気温も上がってきているのため汗をカキカキ歩いてたどり着いた。遠くには琵琶湖の気配を感じる位置である。

 そこでは約1時間ほどかけて納車時の説明を受けた。1年落ちとはいえ、距離も7500km程度。試乗車として使用されていた車両だったので、外装、内装ともに「新車」と言ってもいい状態。「匂い」まで新車そのものだったw。

帰り道のドライブと感触


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 その後は高速に乗って一路福山へ。せっかく京都付近まで来ているので回って帰るのもアリだったが、それはまた家族といっしょに来ることにする。ナビをセットして、帰宅までの所用時間を確認すると、約3時間半。ハヤ!、と感じてしまうのは、GWの長野、新潟方面への遠征のたまものなのだろう。

 さて、NV350に乗ったのはこの時が初めて。

 そう、新たに車を購入するのに、試乗さえしていない。

 11年落ちボンゴトラックベースのAmity(キャブコン、1800ccガソリン、4WD)に慣れていれば、ほぼほぼどの車に乗っても満足できるのではないかという自信を持っていたw。

乗り出しの加速

 実際の乗り出しの感じ。やはりややモッサリした感じはあった。その後速度が上がると、余裕を感じる。ただこの出だしの感じは、Amityの時と比べて以下の点での違いからくるもので、「慣れ」が大きく影響しているのではないかと、のちに感じた。それは「アクセル開度」「回転の上がり方」「耳に入るノイズ」など。しばらく通勤などで乗って、発進や停止、巡航などを繰り返してくると、全く不満は感じない出だしの加速感はあると感じられた。そもそも最初に乗った時には少々ビクつきながらアクセルを踏んでいたのだから、乗り方自体かなりぎこちなかったはず。

 大津市からの帰りの高速、その後通勤や寄り道、買い物などのチョイ乗りをしている間にNV350にも馴染んできて、今ではすっかりその力強さになんの不満もない。登坂でもアクセルを踏めば、流れの中で加速するし、よほどの斜度でなければいちいちキックダウンもしない。なのでそういった場面で周りの流れに乗り切れず、一人ちぎれてしまって後続車に迷惑をかけてしまうこともなくなった。精神的にヨロシイ! そして、久々に運転が楽しい!

突き上げ感

 これは、ある。。。否定できない。路面の凹凸を拾って揺さぶられる感じは普通の乗用車よりも確実にある。細かな凹凸を通る時には、せっかく繊細なアクセルワークを心がげているのにその上下の動きで足首がピクピクして、なんだか安定しない感じになってくるw。ただし、ほんのちょっとだけ。そんなに気にするほどではない、と思う。なので「突き上げ感」という感じまではいかないという印象。Amityに乗っていたときの感じよりも、乗り心地は断然いいので、私にとっては全く問題ない! 今後、ベッドキットなどを積んで、多少なりとも重さが加われば更に気にならなくなるのではないかという期待もある。

 というか、Amityと比べれば(ゴメン!)なんの不満も浮かばない。そんな感覚にしてくれたAmityありがとう! という感じ。

燃 費

 当たり前にAmityよりも良いw。高速の給油所で給油後、高速でのメーター上の燃費は、12km/Lを超えていた。その後街中での走行や通勤等での流れの悪い中での走行を数日加えて、メーター燃費は10.5km/L程度。もちろんオートエアコンは安定の23度設定。運転になれると、もう少し伸びそうな気がする。

 比較対象にするべきではないが、Amityだと高速を走っても9km/L行くかいかないか。。。街中での走行については推して図るべし!

 更に航続距離で考えると、NV350はこの調子なら650km以上可能。一方、比較すればタンクも小さめのAmityの方は実際に乗っていて、400km届くことはなかった。なので、200kmほど走るとメーターの半分より下回ってくるので、不安でしょうがなくなってくる。特に夜の高速道路では、給油のタイミングにかなり気を使っていた。給油予定の場所に行っても営業時間から外れていたり、そのせいで開店時間まで待機したりというのもけっこうあって、この部分は遠出の時の悩みの種であった。給油もセルフだとパネルを開けて、鍵を使ってキャップを外す必要もあり、しかも頻回w。

 燃費はともかくこの航続距離の短さと、それによる給油の回数の多さはジワジワとメンドくさがりの私をおいつめていたw。それからほぼ解放されることになった今、「遠くへ行きたい症候群」に陥っている。

気分!

 加速も満足、力強さも満足、普段使いにも満足、乗り心地も満足、燃費や航続距離にも満足。ということで、気分は上々!

 今後、その上々気分を更にアゲていくために、チョイチョイ手を入れていかなくてはならない・・・。

 

 そのあたりはまたおいおい取り組んでいければいいと思っている。

  自分でも「乞うご期待」という感じなのである。

待てなかったから SONY WF-1000XM3 にした

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これまで使ってきたイヤホン

 ここのところの1年半ほど使ってきたイヤホンは、BOSE SOUNDSPORT FREE WIRELESS。その前には SONY WF-1000X を使っていた。WX-1000X を使っていながら時間をおかずに SOUNDSPORT FREE WIRELESS を使い始めたのには訳がある。それはスキーに持って行った時、スキーバックごと誰かに持っていかれたから。つまり盗難に遭ってしまったの。。。

 SONY WF-1000X、そして BOSE SOUNDSPORT FREE WIRELESS に至る流れについて、また WF-1000X 購入直後の印象については以下のリンクにて。

 ちなみにこの WF-1000X は今回購入した WF-1000XM3の前モデルとなっている。その当時のことを振り返りながら改めてこれらの記事を読んでみると、今回の WF-1000XM3 の良さが際立って感じられ興味深い。

 

 さて、このように SONY WF-1000X(以下1000X)を経て、BOSE SOUNDSPORT FREE WIRELESS(以下、FREE W)をしばらく使い、今回 SONY WF-1000XM3(以下、1000XM3)を使うようになった。それぞれの持ち味と存在するべき位置があり、それらをたどって考えるととても面白いし 1000XM3 を使用する上での満足感は高くなる。

 

SONY WF-1000XM3って?

 ここであらためて、今回購入の SONY WF-1000XM3 について見ておきたい。

 この 1000XM3、先日7月13日に発売開始となった「左右独立型の完全ワイヤレスイヤホン」。2017年10月7日に国内発売された WF-1000X の後継機となる。この1000Xを発売日の少し後に購入し、約1ヶ月半ほど気に入って使って、、、盗られた。なので1000Xは使用期間は短いものの、今回の後継機と直接比較できるという点で参照製品のひとつとする。FREE W も同じ「左右独立型の完全ワイヤレスイヤホン」カテゴリーの製品として1年半ほど使用してきた。製品の傾向は違うものの、使用感等についての参照製品のひとつとする。

WF-1000XM3のココがスゴイ!・・・らしい

 以下、WF-1000XM3の発売を知り、情報を集め、「魅力」を感じた部分と特徴。

ノイズキャンセリング機能

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 まずは、なによりもコレ!

 FREE W を使っていて大きな不満はなかったものの、やはり1000Xを思い出して「やっぱ良かったな〜!」とシミジミと感じてたのがこの部分。レビュー記事などをみると、1000Xの時と比べてその効果はかなり高まっているのだとか。1000Xの時にはじめてノイズキャンセリング機能を使った時に、はじめは「スゴイ!」と感じたものの、様々な場面で使用していると「アレ?、この音が聞こえるんだ?」という場面もチラホラ。その機能が高まったということなので期待大だった。しかも、集音マイクは外側と内側の2カ所になり、より細やかな打消し音を作ってくれるらしい。そのおかげでのノイズキャンセリング機能の効果が高まっているんだとか。

 実は FREE W の音の傾向は好きで、できれば後継機ではノイキャンをのせてほしいものだと思って待っていた。こちらの方は防水仕様でもあるのでワークアウトの時などにガンガン使える。それにノイキャンがのれば最強だと思っていた。こちらもそろそろ後継機が出る時期なのかもしれないが、1000XM3 の方が先に出てきた。だから待てずに手を出してしまった。

バッテリーライフ

 1000X では本体3時間とケースで2回分の合計9時間。FREE W が本体5時間とケースで2回分の合計15時間。1000XM3では本体6時間にケースで3回分の合計24時間。1000X では少し短いと感じた時もあった。FREE W ではあまりバッテリーの持ちで困った場面はない。なので今回の 1000XM3 のバッテリーライフは全く問題のないものだと思われる。

 ただし、これは1000XM3の「ウリ」の機能のひとつとも言える、DSEE HX(圧縮音源を補完し、ハイレゾ相当の音を楽しめる)を使うとバッテリーの持ちは半減するらしいので、注意が必要かもしれない。

アンビエントサウンド

 1000X の頃からあった機能で、外音を取り込んで聞こえるようにしてくれる機能。1000XM3では、さらにその効果をオン・オフだけでなく20段階で調整もできるらしい。レビューによると、外音取り込みのこの機能も高精度になってきていて、会話の声などは直耳で聞くよりも、大きく聞こえるらしい。

 この機能、ノイズキャンセリングとは相反する機能になるが、実際の生活場面では案外重要。ノイズキャンセリングの機能を使っていると、外音は当然聞こえにくくなる。でもアナウンスやとっさの会話とか、聞こえないと困る場面もある。その時にいちいち外すよりも、この機能を使えばいい。というか、バスなどに乗ったときの到着前、いつアナウンスがあるかわからないタイミングでは、イヤホンを外して待機するのではなく、アンビエントモードで備える方が気持ちの流れが途切れなくていい。

 じっとしている、歩く、走る、交通手段で移動中など、行動パターンによって自動でアンビエントモードとノイズキャンセリングのモードを切り替えてくれる、「アダプティブサウンドコントロール」というのもある。ただ、コレは1000Xでもついていた機能だったけど、ほぼ使わずじまい。今回のモデルはタッチセンサーで切り替えができるし、次に挙げる「クイックアテンションモード」があれば、ほぼ使う機会はないかな〜、と。

クイックアテンションモード

 これは1000Xの時にもあったら良かったのに、と思っていた機能。とっさに外音に注目したい時に、左イヤホンのセンサーを長押しすれば外音を取り込んで、聞いているソースの音は小さくなるというモードに変わるという優れもの。これがあれば、通常ほぼノイキャン効かせておいて大丈夫だと思われる。

装着検出機能

 コレも欲しかった機能。1000X にも FREE W にもついてなかったから、便利そう。

左右どちらでも片側での使用可能

 コレによって、ハンズフリー通話をしながら運転などできる。確か 1000X では右耳ではできてたのかな? でも、できれば左耳でできる方がありがたい。日本の交通事情から考えれば、車外の情報は右耳から多く聞こえてくるはずだから。

両側ハンズフリー

 一方で、普通にイヤホンを使用中に電話をする時には、コレまでは右耳からしか音声は聞こえなかった。それはそれでいいのだけど、やはりそんな場面ではやや不自然。両耳から聞こえてきてほしい。

 

WF-1000XM3 hands-on !
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 で、この 1000XM3 の発売を知ったのが発売日の5日前。ちょっとだけ迷って、発売日前々日には注文した。到着したのははつばいびの2日後の7月15日。比較的スムーズに手に入れることができた。受注については1000Xの時の数倍にのぼるんだとか。まあ、1000X からの機能向上を考えれば当然の反応なのかとも思う。

 それでは、実際に使ってみての感じを上記で注目してきた機能いくつかについて見てみる。このほかにもイロイロあるけど、私にとっては特に重要ではないので特には書かない。

ノイズキャンセリング機能

 1000Xとの違いをハッキリと感じることができるくらい「進化」していた。1000Xの使用期間は短かったが、それでも同じような場面で使う間にその場面場面での様子を思い出し、その違いを比較できるくらいには感じられた。1000Xで漏れ聞こえていた音も、全てではないがかなり消音してくれている。1000XM3を装着した時、またはノイキャンを効かせた瞬間の、「スッと音が消える感覚」はなかなかクセになるw。

 FREE W にはノイキャンはのっていない。しかしそれは、その構造上、そしてスポーツしながら安全に音楽を聴くというコンセプトからして当然の流れではある。なので直接比較できるものではない。スポーツやワークアウトでは FREE W 、その他の場面では 1000XM3 と使い分けをしようと思う。

 ただ、やはりかんがえてしまうのは、 1000XM3 に防水、または FREE W にノイキャンの組み合わせが実現した時の夢w。のちに書くアンビエントサウンドがここまで聞こえやすいなら、FREE W +ノイキャンで外音取り込みの機能をセットにすれば十分安全に、いや、より安全にスポーツを楽しめるのではないかと考えるのは素人だからだろうか?

アンビエントサウンド

 ノイキャンと対になる機能、外音取り込み。実際に使ってみると、確かに、聞き取りやすくなり、より大きく聞こえるようになった。特に会話の声は聞き取りやすい。

 このモードでコンビニで買い物をしてみた。本来そんな場面であればイヤホンは外したいところだが、どんな感じなのか体感したかったので、失礼ながら敢えて 1000XM3 をつけたまま買い物してみた。気持ち音楽を小さくすると、特に困ることなく用事を済ますことができた。レジで店員さんの声が聞こえにくいな、と感じた場面もあったが、咄嗟にイヤホンを外してみたところ、ただその店員さんの声が小さかっただけだったw。

 ただ、とっさにモードを変えて外音を聞き取りたい時には向かない。その時には次のクイックアテンションモードで。

クイックアテンションモード

 コレは期待していた通り、便利な機能。注目したい時に左タッチセンサーを長押しするだけで、押している間このモードになり、必要な外音を聞こえやすいようにしてくれる。

 咄嗟の時にはアンビエントモードに切り替えるのには実は少し手間がかかる。操作的にはアンビエントモードに切り替えるには、左タッチセンサーを1回タップすればいいだけである。しかし、実はコレがうまいこといかない。切り替えたいタイミングで切り替えられない。必ず失敗してしまうのだ。コレはタッチセンサーを触る長さによる部分もあるのだと思われるが、軽くタップしたつもりでも、長押しと感知されてしまい、一瞬クイックアテンションモードになってしまうようなのだ。そうこうしているうちに必要な情報を聞き漏らしてしまう・・・。なので咄嗟にの時には、迷わず長押ししてこのクイックアテンションモードにするに限る。

装着検出機能

 この機能も便利機能。耳からイヤホンを外すことで、再生中のソースを停止できる。再度装着すれば再度流れてくる。そんな感じ。クイックアテンションモードと並んで必要な時に必要な情報を漏らさない。ただ、私にとっては基本的にそれだけなので、実際に使ってみると、あったらいいが、なくても困らない。そんな印象。まだかなり限定された使用状況での印象なので、今後もっと便利に感じる場面に出会うことはあるかもしれないが。

両側ハンズフリー

 こちらは、つい先ほど実際に体験した。相手音声が片側から聞こえてくるだけよりも、やはり両方から聞こえてくる方が圧倒的に会話しやすいし聞き取りやすい。以前試した安いワイヤレスイヤホンでもハンズフリー時、両方から音声が出るものもあったが、なぜ全てがそうならないのか不思議だった。完全ワイヤレスだと難しかったのか? 技術的な部分はあまりにも疎いのでよくわからないが、1000XM3で願っていた機能になったので満足している。

 

1000XM3の音質について

 残念ながら、ここのところはバカ耳の持ち主にしては判断できかねる。ただ全機種である1000Xの延長線上にある感じで、伝統のドンシャリ感はあまり感じられず、ニュートラルな印象の音を楽しめる感じがする。またノイズキャンセリングのおかげもあり、小さな音量でも細部まで聞き取れるので、こんなところにこんな音があったのか!という驚きを感じる時もあった。

 

次の期待は SOUNDSPORTFREE WIRELESS にノイキャンがのってくれること

 BOSE が次の一手を打ってくれるだろうか? そこが問題。もし来たら、それはもう一度でいいからその音とノイキャンの性能を聴いて味わってみたいと思うのだが。

 2017年には 1000X の発売の少し後に FREE W は発売されている。そうなると年末にかけて BOSE も仕掛けてくるのではないかと勝手に予想しているのだが、どうだろう? その時には単なるアップデートに終わらず、防水の上にぜひノイキャンをのせてほしいものである。