Daily Sketch with...

ロードバイク、スキー、キャンプ、写真が好きなオッサンブログです。家族で楽しんでます。

Noteshelf がメジャーアップデート!

先日、待ちに待った Noteshelf の「7.0」へのメジャーアップデートが行われました。兼ねてから、Noteshelf が Jot Touch に対応してくれれば最強なのに、と感じていたのですが、それがやっと実現した!、という感じです。

アップデートとしてはかなり間が空いてのアップデートとなりました。しかし中途半端なマイナーアップデートを繰り返さず、キッチリ納得のいく内容でのメジャーアップデートとしてリリースされており、待った甲斐がありました。

今回のメジャーアップデートについての詳細は、既に他のサイトやブログで報告されているので、ここでは私個人の使い方において有益だと思われるものについてのみ、かなり私的に書き出して見たいと思います。

1。ペン先位置の高精度可
私にとってはこれが一番嬉しい内容です。実際に Noteshelf を使ってメモを取る場面で、画面中心から離れて行くほどペン先位置と実際の描画位置がずれていく仕様はさすがに使いにくかった。慣れれば・・・、という言い方もできるけど、メモを取る時にはほとんど Noteshelf を使ってきたにもかかわらず、「慣れ」はとうとう私には来ませんでした。ページの上部での書き出しから始まり、中ほど、ページ下部へ移るに従ってズレ方も変化し、それに伴って書き味自体も異なって感じられることになり、その部分でとてもストレスがありました。
もともと、ポインティングデバイスとしては太いといわざるをえない「指先」でのオペレーションが前提の iPad。その指での操作を快適にするためにポイント位置の補正が加えられているのだとか。
今回のアップデートでは、その補正がキャンセルされているのだと思います。おかげで Bluetooth接続された Jot Touch での書き(描き)やすさはかなり向上しました。妙なくせもなくなり、素直に書きたいところからかきはじめられる。そんな感じです。ただ、Jot Flip を使った時にも位置は正確になった感じがしたので、ひょっとすると、Bluetooth接続された状態でなくても、Noteshelf 自体の仕様として位置精度が上げられた(iPadの標準仕様での位置補正がキャンセルされた?)のかもしれません。だとすると、これほど嬉しいことはありません。他のスタイラスでも同様の正確さになるなら便利この上ない、という感じです。
そういえば、最近 Noteshelf のズームモードってあまり使ってないな〜。Jot Touch との組合せで、かなり小さな文字もかきやすくなっていたのですが、今回の更なる精度アップで「ズームモード」自体必要なくなるかもしれません(私の使い方では)。

2。サイドボタンへの対応
これも「1。」同様、私にとっては重要度の高いアップデート内容の一つです。「上ボタン」「下ボタン」「上長押し」「下長押し」に、「取り消し」「やり直し」「次のカラー」「前のカラー」「次のページ」「前のページ」を割り当てることができます。
メモをとっている時、反応のタイムラグなどで字が崩れてしまうことがよくあります。また前バージョンではペン位置の違いで文字が変になってしまったりということも(今回以降 Jot Touch を使っている限り、その辺りの心配はなさそうですが)。その都度アンドゥ・ボタンまで手を伸ばし、やり直しをするのはかなり手間に感じていました。さらに字の修正の場合、5段階近く戻らなくてはならないことはザラで、その際、字を見ながらアンドゥをしなくては、つい戻らなくてもいいところまで戻ってしまいます。だからと言って、字を見続けていると、ボタン位置からずれたところをタップし続けて、いつまで経っても消せない、ということが結構起こります。
それがサイドボタンに割り当ててあれば、確実にできます。よく字を間違えたり、修正しなくてはならない私にはとても便利な機能と言えます。
ちなみに、現状の割当は以下の通りです。
「上ボタン」⇒「次のカラー」
「下ボタン」⇒「取り消し」
「上長押し」⇒「次のページ」
「下長押し」⇒「前のページ」
このボタン割当があるのとないのでは相当使い勝手が違ってきます。これだけで Jot Touch を使う意義がある、という感じです。

3。ペンツールの追加
Noteshelf 7.0 では、従来のペンツールに加え、「カリグラフィスタイル」と「鉛筆」が使えるようになりました。これは単純に楽しい!
特に「カリグラフィ」の方は、私の字の書き方と相性がいいのか、とても書きやすく感じられます。
感圧の部分は、ペンとカリグラフィーの二つは太さの変化。鉛筆は透明度に割り振られている感じです。

4。色の自由度の向上
Noteshelf で選択できる色は数が多く、とても使いやすいと思っていました。ただ、ちょっとしたイラストや図説をメモしておこうとすると、微妙な色加減がないためにかなり派手な仕上がりになっていました。字を書く時にも、文字としては派手な色が多く、色はついていても、もう少し落ち着いた、万年筆のような深い色合いがあればいいのに、と感じてきていました。
それが今回実現しています。自分の好みの色合いをプリセットしておくことが可能で、さらにメモとしての使い勝手が向上した感じです。

5。ペン先軌跡による範囲選択
メモや思いつきを書き留めていて、場所を移動しなくてはならないことは結構あります。特に Noteshelf のようなデジタルメモを使い始めてから、それが実際可能となり、その重要さは増してきています。
その時に、これまでのバージョンのように四角で囲む範囲選択では、対応しきれない場面も多少あります。なにぶん人間が手書きしている箇所からの切り抜きになるので、どうしてもいらない部分まで含まれてしまうこともあるのです。そのような点から今回のこの機能はちょっと嬉しい部分かもしれません。必要な部分をさっと囲って範囲選択。正確なポインティングが可能なことが前提となりますが、今の Noteshelf 7.0 ならストレスなく範囲選択できると思います。

6。筆圧感知機能への対応
Jot Touch を使っていて、やはり実現して欲しい機能はこの筆圧感知機能への対応でしょう。この機能への対応は嬉しいです。しかし私にとってその嬉しさはどちらかというと、そのツールを使っていて当然使える機能が端折られずに機能しているという満足感からくる嬉しさに過ぎません。今回のレビューでも6番目に挙げていることからもわかる通り、この機能は私が Noteshelf を使う上でそんなに優先度の高いものではありません。
実際の使用では、筆圧感知は切って使用しています。

7。写真を使った表紙作成
これも楽しみの一つという感じでしょうか。旅行の記録やあるテーマについてまとめる時にちょっと楽しくなります。

以上が、Jot Touch を使って Noteshelf でメモを取る機会の多い私にとっての「メジャーアップデート重要度ランキング」です。もっとこうなれば良い! などといったことは挙げればキリがありませんが、現状、私にとっての「ノートアプリ最強」はこの Noteshelf が頭ひとつ抜け出しました。
一方で、既に次のアップデートへの期待が高まってきています。次は一体どんなことになるんだろう?