20130616しまなみ海道ショップツーリング 4
●トラブルの多い一日、そして自走組は減っていく・・・
山を下り、多々羅大橋に向かう途中、景色に見入った。景色を程よいスピードで見ることができる自転車って素晴らしい。その延長線上にはあんなに心沸き立つ刺激もある。ハマったら抜けられなくなるのだろうな・・・・・。
その先は瀬戸田のジェラートのお店、「ドルチェ」が再集合の場所だったのでそこへ向かう。
ドルチェに着くと、朝パンクしたMTBが再度不調となり、遅れているとのこと。詳細はわからないが、ジェラートを食べ終え、店の外でマッタリしていると戻ってきた。
「ドルチェ」を出発後、因島に渡り、途中で何台かを待った時にはその日四つ目のトラブルが発生。M久さんのフロントディレイラーが不調らしい。
一度はチェーンが落ち、ディレイラーも曲がり・・・となってしまった。店長の応急処置で事なきを得て、自走ではじめの集合位置へ戻ることはできたが、その後は自走で福山まで戻らず、車に載せてもらうことになった。
因島の街中を走行中には、なんと、五つ目のトラブル。Kさんが信号待ちの時に立ちゴケ。牽き過ぎて疲れてしまったのかもしれない。しかも倒れた方向がディレーラー側。即座に立ち上がりリカバリーを果たしたが、少し走り出してディレーラーの不調を訴える。いったん止まって調整するも、その後ははじめの集合位置へ着くまで始終変速加減を気にしながら走っていた。結局Kさんも、M久さん同様、朝は自走で来たものの、帰りは車に載せてもらう決断をすることになった。
その後、ポツポツと参加者が到着し、全員無事に帰還した。そこでショップのツーリングの全体は終了。
しかし、私を含む自走組の三人は福山まで帰らなくてはならない。
メンバーはわたしとスタッフMくん、そしてまこちんさんの三人。
出発後、スタッフMくんが先頭を牽いてくれていたが、Mくんも疲れが見え始める。不慣れな私が牽いてもいいが、街中では危険かも。ということで、まずは向島の海沿いを私が代わって牽くことにした。街中になれば交代してもらう。
そして不慣れな初牽き。ぎこちないハンドサインを出しながら何とか向島のメインの通りまで引いて、スタッフMくんに交代。
しかし、しばらくすると、疲れ果ててしまい、「もうだめ」とスピードダウン。休憩すればいいのだが、実は日没はもうすぐ。明るいうちに福山までもどらなくてはならない。そこで、私が残りを牽くことになった。
渡船を渡り、鮮やかさを増す夕刻の空を見上げた。
その後の約17km、それを牽いて行くことになる。心配もあったが、そんな経験も楽しいものだと切り替え、尾道側に接岸と同時に三人はスタートした。途中後ろの様子をミラーで確認しながら走行したが、こんな時には案外このミラーは役に立った。 後ろの人がどれくらいの距離をついてきているのかは把握しやすく、お互い疲れている身としてはありがたかった。
走行している間に、17kmなんてあっという間。単独走だと長くダラダラとした時間に感じられるが、人と一緒だと、気にすることも多く、集中力は高まり時間はあっという間に過ぎて行く。
私の自宅近くで、私の牽く区間は終わった。そこで私のショップツーリングは終了。
それにしても、単独走に比べ、大勢の仲間と走る「しまなみ」は楽しかった。「しまなみ」に限らず、どこであっても一緒に走るというのは単独走行に比べて、気の張り方や走行のバリエーション、合間でのアクティビティが増えるからだろう。
また新しいロードバイクの魅力を体験できた一日であった。
帰宅後、鏡にうつる自分の真っ黒に部分日焼けした姿にびっくり。幸いシャワーを浴びてもヒリヒリすることはなかったが、そろそろ限界。紫外線対策を本格的に考えなくてはならないだろう。
忘れてしまいそうであるが、新導入のTG-625について。
見ての通り、今回のエントリーでは写真はいつもよりも多め。サッと出してサッと撮ることができたおかげである。あいにくEye-Fiでつないで、即時アップはする暇なかったが、帰宅後の取り込みはずいぶんと楽だった。あとはそのカメラを持っているという自覚が伴えばもっと活用できると思う。今回はその自覚に乏しく、「あ、カメラあるんだった」と思い出す状態であったので、いくつかのシャッターチャンスは逃している。今後に期待である。