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ロードバイク、スキー、キャンプ、写真が好きなオッサンブログです。家族で楽しんでます。

01初めてのレース・イベント参加!(第11 回ミッドナイトエンデューロin 岡山国際サーキット)

【テンションも上がる?準備からスタート編】
 
 先の7月27日〜28日、私自身初となるレース・イベントに参加してきた。
 
 「第11 回ミッドナイトエンデューロin 岡山国際サーキット」というレースイベントである。
 参加した部門は、このイベントのメインに位置付けられる、10時間耐久。その中の「チームA」というクラスへの参加であった。チームAとはロードの部門。その他には、ロードバイク以外の部門やママチャリの部門などがある。
 スタートは20時。そこから10時間、チーム内で交代しつつ10時間を走り切り、翌朝6時にゴールとなる、なかなかハードな感じ。
 とはいっても、ハードさでは更に数段上を行く「ソロ」部門がある。10時間を一人で周回し続けるのである。今回、ショップからはそのソロ部門のB(ロード以外)にGさんが出場予定であった。
 
 ショップへの集合は15時。
 前日が職場の飲み会でかなり飲んでしまった私は、当日の朝からの準備となってしまった。
 本当なら前日には準備を済ませておきたいところではあるが、そうなった理由はもう一つある。車が要修理となりディーラーへ入庫。自転車を運べる代車を用意してもらえたのが当日の朝になってしまったのである。
 まあ、言い訳はこれくらいにして話を進める。
 
 というか、もうひとつ別に言い訳をしておくこともあったりする。
 このイベント前の一週間、私は全く自転車に乗れていない。
 精神的なプレッシャーのかかる仕事が続き、体力的にもすり減らしてしまい、前半自転車に触れる余裕が全くなかったのである。後半は?、と聞かれると、チャンスがあるうちにと、闘病中である我が父を連れて一泊で家族旅行へ行った。なかなか盛りだくさんの旅行だったので、またいずれブログにも残しておこうと思っているが、レース前なのに身体を動かすこともせずに過ごしてしまった一週間に対して、こんな言い訳を考えてみた。
 
 なもんで、今回のレース・イベントに向けても、少しテンション下降気味であったことは否めない。それも動きはじめが当日の朝になってしまったことと関連がある。
 
 さて、話を戻すと、準備にはいる前、代車を交換してもらいにディーラーへ向かった。用意してもらった代車はウィングロード。ワゴンである。後席を倒してフラットにし、そこにベタで VELENO RN を置く算段である。
 その後、モバイルバッテリーを買いに出かけた。自分の車であればスマホの充電は行き帰りでできるが、今回は代車なのでそうはいかない。スマホは Edge510 とのBluetooth接続によるデータアップロードで使ってみたいと考えていたのと、行き帰りのナビとしても使う予定であったので、確実に容量をすり減らしてしまうはずであった。また、ナイト・エンデューロということで、ライトの電池容量のことも考えておかなければならなかった。10時間といっても、チームで交代するので、実際の使用時間は短い。しかし、出かけた先の状況はわからない状態。案外懐中電灯の代わりとして使うケースもあるかもしれないと考えられ、余裕を持っておくのは必要だと感じた。
 
 定刻30分前にショップへ集合した。
 分乗計画の結果、私は私の車(代車)で、同僚Mを乗せて行くことになった。
 基本、私は自分の荷物などは自分で管理しておきたいタチである。加えてスキーでもそうであるが、自分で「その場所」まで行って活動して帰ってくるというのが好きなので、そうさせてもらった。
 そうなると、行き帰りのナビは同僚Mくんにお願いすることになるので、モバイルバッテリーは余分だったかな?、と一瞬考えてしまった。
 
 準備を整え、ショップを出発。目指すは当然、岡山国際サーキットである。
 2時間弱をかけて到着すると、ショップから参加の他の車も到着していて、荷物を運んでいる最中であった。私も近くに乗り付け、荷物をおろし、車を移動した。
 
 バイクと荷物を持って運んで行った先、そこはサーキットそのもの。メインストレートに沿って並ぶピット裏のスペースであった。突然テンションは上がる。普段なら入ることもないところに足を踏み入れている興奮が湧き上がってきた。ピット越しにサーキットのメインストレートが見える。イベントとしては「キッズレース」の真っ最中であった。子どもも楽しめるんだな〜、と一瞬来年のこの日に思いを馳せてみたりしながら、荷物の運搬のために2往復ほどした。
 荷物などのセッティングを終え、少し落ち着いたところで、着替えとゼッケン配布。

http://instagram.com/p/cWOLypNxHH/
  ここでもまた、テンションが上がっていく。イスに座って落ち着いていられる状況でもない。

http://instagram.com/p/cQ718XNxGf/

 ふと気づくと、少し空腹感を感じた。
 そういえば、朝、昼とかなり軽めに済ませていた。
 レースが始まるとなかなか時間も取れないだろうから、腹ごしらえをしておくことにした。時間的にもスタートまでには1時間程度ある。会場を歩いて店を探すと、焼きそばなどを売っている店を発見。すでに人も並んでいた。最後尾の数組先にはいっしょに参加してきているTさんとM久さんもいた。今思うと、一緒に並ばせてもらうと良かったのであるが、大人気ないし、マナーを考え列の後ろについた。少々並んでいてもすぐに回るだろうと考えて。
 しかし甘かった。数分経ってもいっこうに前に進まない。そのうち、19時30分からのスタート前イベントの召集がかかる。その頃には少しずつ動き始めていたが、それでもなかなかである。程なくしてTさん、M久さんは無事買えた。時間的にはギリギリでスタート前イベントに間に合うくらいである。私はその数組後。チョット遅れそうだと伝言を頼んで待ち続けた。
 と、このタイミングで、大量に作り置きしてあった焼きソバは一旦終了。またはじめから作り始める時間帯に。後ろには、私が並んだ時以上に人が並んでいた。
 しばし待って、やっと目的のものが買えたのは、スタートまであと15分程度という頃であった。お腹も減っていたので、とりあえず焼きソバを二口ほど口に放り込んだ。そしてスタートの光景を見るために、ピットロードへ。
 フェンス越しにホームストレートを見ると、明るく照らされたストレート右の遠くの方に数台の先導バイクのライト。そしてその後方にはホタルの大群がいるのではないかと間違えてしまいそうな、小さいが鋭い無数の光が折り重なって見えた。
 定刻、スタートの合図。
 やや大きめの光に先導され、ホタルの集団がだんだんと近づいてくる。
 はじめは、「本当に動き始めたの?」と間違ってしまうくらい本当にゆっくり。そしてだんだんとそのホタルの集団は近づいてくる・・・。
 ホタルの放つ光は強さを増し、「仄か」な印象さえ持っていた、はじめの光り具合からは考えられないほどの生命力をたたえて目の前に迫ってきた。
 「コーッ!!!」というかん高く乾いた音とともに先頭集団が目の前を通過して行った。もうそれはホタルなんかではなく、光の矢となっていた。
 目の前をいく筋もの光の矢が駆け抜けて行った。少しして私たちのチームも。

http://instagram.com/p/cWODKZNxHB/
もちろん、写真はブレまくり。

 
 いよいよ始まった。初めてのレース・イベント参加。テンションは上がり続けた。
 

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