MINI フォールディング・バイクでトレ?
尾道出張二日目。
朝、仕事に入る前に、家まで帰ってムスメちゃんの学童保育への送りをしなくてはならなかった。
なので、MINI フォールディング・バイクで行き来してきた。前日、尾道市街地をうろうろした時には商店街中心で、スピードを出すこともできずに、チョロチョロしていた。 しかし今回は、尾道~福山間の約35kmの往復。VELENO RN でも何度も走った事のある道をこのフォールディング・バイクで走ってみることになった。ちなみにこのバイク、ダホンのルートとかいう廉価グレードがもとになったモデルらしい。
もちろん別物なので、ロードとくらべて、モタモタするんだろうな、というのが初めの印象。しかも前日が商店街中心のうろちょろのみで、スピードでないだろうな、というイメージも植えつけられていた。
しかし、実際に走ってみると案外良かった。モビリティだけでなく、実用的になスピードも十分確保できると感じた。軽いギアから慣らしてだんだんとギアを上げていくと、8速中、6速で30kmオーバーでの巡航が可能だった。さらにギアを重くして回転をキープすればもう少し速度は上がるだろうが、ちょっとしんどいかも。それでも往路は平均25km/hくらいになった。ロードバイクで走り始めたときよりも平均スピードは高い。
行き帰りの中で、何度かサドルの高さを調整した。ちょうどいい高さが見つかると、なかなかペダリングもスムーズになる。しかし、フラペなので、ビンディングと違ってその分はやっぱり疲れるし、ペダリングはぎこちなくなり、夕方くらいからロードではなったことのない、筋肉痛も少し出始めた。
あとは、ポジション。よく言われることだが、ハンドルとサドルの間はやっぱり詰まった感は否めない。ハンドル全下げで、サドルも出し気味の設定になっている。いっそのことドロップ化すれば面白いことになるのだろう。
何はともあれ、ロードで出かけるのは手間になるが、ちょっとトレには出たい、という時の選択肢の一つにはなるのではないかと思われる。気軽に乗り出すことができる。距離を走ると多少の筋肉痛は出るかもしれないがそれもトレだと思えば我慢ができるだろうし。
近いうちに相方ちゃんから取り上げてしまおうと作戦を練っている。相方ちゃんはものの扱いが総じて少々雑である。なので私が乗っている方がきれいに保てるなどと言って、私が乗り続けることにしよう。
滞在中のホテルの部屋に持ち込んでいる。
なんかいいもんである。自転車と一緒の部屋での滞在。このバイクだけでなく、自転車にかかわる生活全体が楽しく感じられる。
そういえば、これならショップ主催のキャンプツーリングも可能かもしれないな。ロードバイクと比べて、「旅」を意識させてくれる自転車ではある。自転車との付き合いを変えてくれる一台になりそうだ。