Daily Sketch with...

ロードバイク、スキー、キャンプ、写真が好きなオッサンブログです。家族で楽しんでます。

②いきはよいよい、かえりも・・・結果良ければ・・・(20131124再びのうどんツーリング)

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朝7時出発。
約80kmを自転車で駆け抜けうどんを食べに!
 
予定時間よりも少し遅め、ちょうど昼食の時間帯の真っただ中に今回の旅の目的地である「いしはるうどん店」に到着した。

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並んで待つのだろうなと覚悟していたが、ラッキーなことに、到着後すぐに入店できた。覚悟に反して、少し拍子抜けした感がある。
 
注文したのは「スペシャルぶっかけ大」。

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肉、たまご、エビ天、あげなどがフルに入っていた。中でもエビ天はアツアツ。だしに沈めると「ジュジュジュ・・・」といってその熱さを音で表現してくれた。肝心のうどんも美味しかった。矢掛の時のうどんと違って、均一な品質の麺がそろっていた。どちらがいいかは好みになるだろうが。
この「スペシャルぶっかけ大」、他の人の流れに乗って注文してしまい、少し後悔していた。実は出発直後から胃がキリキリ痛くなっていたのである。前夜、冷たいものを飲みすぎたせいだと思う。なもんで、道中のドリンクも暖かいものをボトルに詰めていた。もっとも飲む機会は少なく、飲むころには冷たくなってしまっていたのではあるが。そんな状態だったので、食べきることができるか心配だったのである。
しかし、出てきた迫力と、エビ天の音、うどんの美味しさにペロリと平らげてしまっていた。私は普段、かなり早食いな方なのだけど、いつものそのスピードで・・・。
胃の痛みのその後が気になったが、うどんのおかげで温まったからか、その後ひどくはならず、おさまっていった。
昼食を終え、外へ出るとビックリ。到着後すぐに入れた状況から一転、外には20名以上の人が待ち時間を過ごしていた。タイミングが外れていたら帰りの時間にも大きく影響していたに違いない。ラッキーだったとしか言いようのないタイミングだった。
 
そして帰路につく。
日中でも一番暖かい時間帯に差し掛かるので、シューズカバーも外してバックパックに入れた。すっかりパンパンである。
帰路についてからはすぐに、来た時に通った峠を越えなくてはならない。昼食休憩後で少し元気を取り戻したからといっても身体にはキツイ。それでも海沿いに近い崖上を通る狭い道からなる峠を越えるときには楽しめた。車が通るたびにヒヤリとはするが、木の間から見える景色、そして細かく曲がりくねった道を進んでいく他の人の姿を見ながらのライドはとても楽しい。
峠道を越えると、あとはほぼ平坦。淡々と進んでいく。次第にみんなも言葉少なくなり、それぞれに自分の世界に入っていっている感じである。

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途中の海水浴場でトイレ休憩を入れた。そこで、防寒装備を再度整えた。空気も随分と冷たく感じられるようになってきていたからである。ジャージを着替え、薄手のインナー手袋をつけた。

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日はだんだんと傾いてきた。色温度も低くなってきており、オレンジがかった景色が目に入る。

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それはそれで美しいのだが、明るいうちに様子のわかるところまでは進んでおきたい。そういう思いからか、みんなにも焦りの様子が出てきたようだった。
 
笠岡あたりに入ったころ、日はすっかり沈んだ。少し早めのタイミングからライトを点灯したが、久々のナイトライドとなった。こうなっては焦っても仕方ないので、ゆっくりナイトライドを楽しむモードに切り替わる。帰りが暗くなるだろうということは予想していた。だからこそライトもカバンに入れておいたのである。
このあたりであることに気づいた。参加者の何人かのアイウェアが外され、ヘルメットにつけられていたりしたのである。
私は、というと、調光の色の薄めのレンズだったため、暗い中での走行もそのまま行けた。しかし準備の時にはこの部分は頭になかった。気分で偶然選んできたアイウェアが、たまたま薄めの調光レンズだった。「サングラス」ではなく「アイウェア」という視点で考えると、夜になって暗くなれば外せばいい、ということでは心もとない。調光レンズの機能がいかんなく発揮された場面を初めて味わった瞬間だった。
 
ライトの光を頼りに列をなしての走行を続ける。
あたりが暗くなると、自分の息遣いがよく耳に入ってくる。視界がライトの照らす範囲に限られ、外へ向かっていた意識が内へ内へと向かってくるからだろうか。考え事も先に待ち構える楽しいことよりも、幾分内省的なモノに切り替わってくる。私にとってはその雰囲気が好きなのではあるが。
 
久々のナイトライドを楽しんだが、その中で改めて実感したこともある。それはサイコン、Edge510の電池の持ちの良さである。いつもはそんなに気にしないが、今回は出発から帰着まで10時間以上かかっている。その間、Edge510の電源は入れっぱなしである。休憩中などは電源を落としておけばいいのだが、そうするとデータを分割することになる。できるだけ一本のデータにそろえておきたい私は、できる限り電源を入れたままにしている。そのため、電池残量を気にせざるを得なかった。
普段はバックライトは消している。ナイトライドは最近は少ないからである。この日もそう。しかし暗くなってからはさすがに見えなくなるので、バックライトを入れた。結果、10時間以上データを記録して残量のパーセンテージは45パーセントだった。これなら実質的な私の使用範囲においては全く問題ない。そのことに安心感を覚えた。
 
少し走ると、街灯のある町中に出た。当然歩道走行になるが、歩道には辟易とした。狭い、段差はある、パンクの原因になりそうなものもチラホラ。細心の注意を払いながら走らなければならなかった。やがて裏道を抜け、大通りへ出るとそこはショップの近く。普段走らないルートを通っていたため、いつの間にか着いていた感じとなった。
 
走行距離160km二回目のセンチュリーライドとなった。
160kmというロングライド、SO親子も気になった。が、やってみればできるものである。当然疲れていたはずであるが、きっちりと走りきった。単独ではなかなか・・・。グループでのツーリングのなせる技なのだろうと思う。
 
そして、ポジション変更でサドルを目いっぱい前に配置しなおした件について。
結果、しっくり!
以前は気が付くとお尻が前に出てきていたが、ポジション的にそうだったのだろう。サドル自体を前にやったからかすっかり落ち着いた。高さを上げ、前に出し、と大きくサドル位置を変えた直後のロングライドにもかかわらず、特に痛みや違和感は出てきていない。ペダリングも下死点付近での、靴底をこすり下げる感じがやりやすくなったというのが実感。お尻が安定したせいか、「マタズレ」に近い痛みも軽減している。ポジションについてはちょこちょこチェックしてみないといけないと感じた。
 
12月22日にはクリスマスライドといって、この寒空の、さらに風の強い中しまなみ海道を往復するショップツーリングがある。その予行演習としての意味でも今回のツーリングは有意義だった。さらにどんな準備が必要かなど検証できたからである。その日に参加できるかどうかはわからないが、季節柄、かなり過酷な状況になるようである。それまで約一か月弱、しっかり準備をしておきたい。