Daily Sketch with...

ロードバイク、スキー、キャンプ、写真が好きなオッサンブログです。家族で楽しんでます。

DocScan HD Pro ! なんか使いやすくなってるし〜

仕事でよく使うアプリに「DocScan HD Pro」というのがある。書類を撮影して保存し、PDFとして活用したり画像としてアルバムに保存したりできるいわゆる「スキャナアプリ」である。書類を撮影し、四隅を判別、処理後にキレイに紙面の大きさに揃った画像やPDFが保存できる。なので、仕事上の参照書類を取り込んで活用するのに重宝している。

その DocScan HD Pro を実は久々に使った。年度末はどちらかというと新たな書類を取り込む作業よりも「捨てる」作業や「アーカイブ」の作業の方が多くなる。私もこの年度末はひたすら書類を捨ててきた。もちろんすでに取り込んであるものは廃棄かアーカイブかを決めて淡々と作業を進めるので、新たに取り込まなければならないような書類はほとんどなかったのである。
しかし、年度が明けると、新たな書類が増殖してくる。参照用の書類はいつでも見ることができる iPad に取り込んでおくのが私の常である。
そこで今日、少し時間ができたので遅ればせながら参照書類の取り込み作業を DocScan HD Pro を使って行った。

これまで通りの感覚で DocScan HD Pro を久しぶりに起動すると、なんだか違和感を感じた。起動後の雰囲気がずいぶんと違うのである。これまでだと、まず「撮影」するのか、すでにある画像を処理するのかを選ぶ画面から始まる。実はこれにはちょっと面倒くささを感じていたのであるが、今回はいきなり撮影と各種処理が同じ画面で操作できるインターフェイスに変わっている。
ここで、そういえば年度末にバージョンアップしてたな、と思い出した。アイコンも微妙に変わっている感じもするし。そして使っていくうちに、これまでかゆいところにもう少しで届きそうなところで届かなかった部分が改良され、ボリボリ遠慮なく掻きむしることができる仕様になっていることに気づかされた。

まずはスタートから。前述の通り、起動後すぐに撮影画面に入ることができるので、即座に書類の処理にはいることができる。
更に、ひとまとまりの書類を連続して処理して、ひとつのPDFファイルにまとめようとすると、前バージョンでは、撮影後にどの書類に付け足すのかを毎回指定しなくてはならなかった。また、書類の名前も保存後に開いて名前を変更しなくてはならず、かなり手間に感じていた。
それに対し、本バージョンでは、はじめのページをスキャン後保存時に、タイトル入力等の設定画面となり、そこですぐに書類の名前を入力できる。それを保存した後の2ページ目からは保存するだけで、はじめのページにつけたされていく形となり、どんどん取り込むことができるようになった。
また、フォルダ管理もできるようになり、例えば「H25 参照書類」なるフォルダを作ってそこに関連書類をまとめておくことができるようになった。
そしてもう一つ大きな変更点は。簡単なアノテーションができるようになったことである。書類を確認しながら手書きでメモを書き加えたり、マーカーで強調しておいたりができる。これも便利。

これまでは、DocScan HD Pro で取り込みだけ行い、その後は他のアプリに渡して整理・保存・参照したりアノテーションしたりしていた。しかし、これだと既存のPDF に書類の追加や差し替えができなかった。DocScan HD Pro に元のデータを保存したままにしておけば、それに追加などできるのではあるが、別アプリに渡して書き加えたりなどしてしまったモノには反映できないということになってしまう。また、DocScan HD Pro に二重にデータを残しておくのは、整理上、混乱を招くことも考えられる。

それらが、今回のバージョンアップでかなり強烈に改善されていた。気付かないうちに。嬉しい驚きだった。
これからの時期、しばらくは文書の取り込み量はかなり多くなる。その時期を見計らったバージョンアップというのも「粋」だ。