Daily Sketch with...

ロードバイク、スキー、キャンプ、写真が好きなオッサンブログです。家族で楽しんでます。

20130414ヒルクライム三昧・・・①四川ダム編

この日はヒルクライム三昧の一日となった。

同僚のMくんとしまなみ海道へ出かける予定にしていたが、彼の仕事のため、急遽キャンセル。取り残された私は、直前に入荷の知らせが届いたサドルを装着をして、山方面へ走りに出かけることに計画を変更した。

サドルを換装し、軽く微調整をして出発することとした。

とりあえずの目標は「四川ダム」。
ショップのお客さんの間でも「四川ダム」へ行きタイムを測ってはお互いのモチベーションを高めているらしい。
そんな「四川ダム」に私も初挑戦してみようと思ったのである。その後は、気の向くままに適当に走って帰ろうと考えていた。

このショップでの「四川ダム」の計測区間は、県道21号線から別れる「四川ダム」の方面指示の標識がスタート。その後四川ダムを右手に見ながらグルリと右回りで上って行き、広瀬中学校前のT字路がゴールとなる、ようである。その区間距離約6.3km。

早い人は20分を大きく切る感じらしい。

私の場合、軽く病み上がりでもあるので、とりあえず30分切るのが目標かな、という感じで予防線も張りつつのスタート。
前々日くらいまで、持病の腰痛、倦怠感(夫婦関係の方はそこまではひどくはないです、念のため)、低体調時の歯痛、膝痛に悩まされていた。でもこの日は、天気もソコソコ良さそうで、暑くもなく寒くもなく、絶好のライド日和になるはずなので、絶対に走らなければと思っていた。とりあえず無理のないところで、と。

午前11時頃、ショップを出発。
四川ダムの計測区間に入るまでに、コンビニで遅めの朝食と、その後の補給の買い出しをした。途中の補給食はコンビニ羊羹二つほど。昼食時間帯になれば、どこかで昼食にしようと考えていた。

四川ダムへの道は今回が初めて。「四川ダム」案内標識を探しながら走った。県道21号線を走ってしばらく行くと、案内標識が見えた。そこがスタートとなる。スピードを落とし、その交差点を通過するタイミングでラップボタンを押した。
何度か走行して、そのデータの蓄積があれば、残り距離、先の道の斜度傾向などわかるのだろうが、なんせ今回が初挑戦。ただひたすら疲れないように、足を残す意識で地味〜にエッチラオッチラ行くしかなかった。長袖のジャージを一枚だけで出たが、すぐに汗ばんでくる。心拍数も90%を行ったり来たり。
やがて右手に四川ダムが姿を現す。上りながら右手に見えてくるダムの姿には何の感動も覚えない。それよりも先に進むことに必死である。
細長いダムの下側の長辺をを回り、上側の長辺へ出るところでT字路に差し掛かった。実は地図は頭に入っていなかった。確か店長に教えてもらった道は、はじめに右、その後は左が続くはず。ということで、このT字路は右へ回り、ダムの上側の長辺沿いのルートを行く。下から上がってくる時に見えた、「あそこを上がって行くのだったらやだな〜・・・」のルートとなる。勾配も4%から8%くらいが続いてきている。
私の場合、ガーミンの表示で4%位まではケイデンスで速度維持ができる。というか維持しようという気になれる。しかし、5%を超えると、結構負荷のかかる足の使い方をしなくてはならなくなる。スタート地点からここまでの間で、5%を超える部分が増え出して少ししたあたりから、右膝が軽く疼き出した。踏んで踏めないことはないが、その後の行程のことを考えるとなるべく無理なく、速度は落ちても軽目のギアで上り切るしかなかった。
ダムの上側を上っていくと、左カーブでグルっと回り込んでから再度、今度は左手下方に四川ダムを臨んで走ることになる。
ここから見た四川ダム。この景色には少し感動した。ダムの景色が綺麗なのももちろんだが、それよりも自分が上ってきた坂道が細い軌跡として一望できたからである。この坂を上ってきたんだな、という達成感が、残りの上りへのモチベーションにもなった。この時点でスタート地点からは約3分の2程度まできている。ただしこの時点では、残りが3分の1程度だけだということは頭になかった。地図が頭に入っておらず、うろ覚えで聞いたルートで考えると、この辺りで計測区間の半分弱位という認識だったのであった。その後淡々と上り続け、しばらく行くと、勾配が少しゆるくなる箇所に出た。上り勾配がゼロというわけではないが、それまでの勾配に比べれば楽勝の勾配である。しかし、その先の行程を考えると、調子に乗って足を使うことはできず、気持ちよく多少の加速をするに止めおいた。

その間2〜300m?。

と、突然左手眼下に、綺麗に整備されたゲートボール場でゲートボールをプレイする方々の姿が目に飛び込んできた。店長からはゴール地点の目印は、ゲートボールの聖地と称される、よく整備の行き届いた芝生張りのゲートボール場だと教えられていた。それが見えた先の突き当たりのT字路がゴールだと。


「アレ?、アレ?」

しばし動揺した。
「すると、目の前にある建物が目標となる中学校?」
「イヤイヤ、そんなはずはない、もっと先のはずだけど・・・」

そうならば、ラッキー、そうでなければまたモチベーションを上げ直さなければならないので、心理的動揺を抑えつつ、一応T字路でラップボタン。左に曲がり、敷地の出入り口を確認してみた。学校ならば学校名がどこかに書いてあるはず・・・。

あった! 「福山市立広瀬中学校」

というわけで、思っていたよりも短い距離でゴールを迎えることとなった。

タイムは・・・
26:56。
平凡だろうけど、私にとっては 目標の30分は切ることができたみたいで、その意義は大きい。

足の状態は?
目標まで上り切った達成感からか、動いた効果からか、膝痛もいくらか和らいでいる。距離的にももう少し伸ばせそうな感じもある(上り基調であっても)。

膝痛に遠慮しながらでなければ・・・
最後のゆるい勾配の区間をもっと積極的に加速していれば・・・

などと、一応は後になって考えてしまう。でも悔しさや後悔はない。とりあえず初めての坂を登りきれた満足感の方が大きい。

なんだか、ヒルクライム好きになってしまいそうな感じである。

この満足感を抱えたまま調子に乗って、その後はさらに山へ分け入り、上り下りを繰り返した。さらには国道182号線を北上、仙養ヶ原まで行き、帰ってくることになってしまったが、その様子はまた後日。

それにしても、写真が一枚もないのは寂しいものだ。この時はとにかく上りきるのに必死で、写真を撮る余裕はなかった。あっても一応時間計ってるし、無理だし。次の機会に写真をぜひ残したい。



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