Daily Sketch with...

ロードバイク、スキー、キャンプ、写真が好きなオッサンブログです。家族で楽しんでます。

20130512「ツール・ド・大山」に向けて調整01

なんだかんだで混乱のスタート編

ショップから、「ツール・ド・大山」へ参加する何人かで事前練習として四川ダムへ行く、ということでご一緒させてもらった。

9時頃集合ということだったので、ほぼ定刻にショップに到着した。
メンバーは店長、ショップのスタッフMくん、Mさん、そしてお名前聞き忘れてる男性一名に、女性一名、そして私の合計6名。同僚Mくん(Mばっかり並んでややこしいが)も参加表明していたが、朝、ショップに到着した時に来ていなかったので電話してみると、まさかの寝坊。前日の夜、夜更かしして大暴れ?だったらしい。若いって素晴らしいね!

このメンバーの中ではロードバイクでの参加は私一人。
店長のロードはその時走れる状況ではなかった(整備上)ということで、SURLYのツーリング・バイク。
スタッフMくんは同じく SURLYのツーリングバイクにパニアバッグ前後フル装備にペットボトル10本弱。総重量20kgを超える重量級。このスタッフMくんは「ツール・ド・大山」参加時には物資運搬係として、いろいろ持って走ってくれることになるのでその予行練習らしい。しかも、前回の練習で、この日よりも3本ほどペットボトルが少ない(それでも重量級には変わりない)状態で四川を上り、27分切ってるらしい。若いって素晴らしい!
MさんはTREKのMTB。
あとの男女二名はクロスバイクでの参戦であった。

ショップ関係で「ツール・ド・大山」参加予定のロード組は、数名で現地へ試走に出かけたらしい。羨ましい、が、生活優先で私は四川ダムにした。でも、天気も良く気持ちいいだろうな、大山。当日も好天であればいいが・・・。

9時半頃、6人連なってゆっくりと出発し、移動を開始した。天気はすこぶるいい。何もしていないとポカポカと身体がほぐれてくる。走り出すと頬にあたる風が気持ちいい。坂を登ると・・・、途端に空気がまとわりついてきて、自分のまわりにマッタリとした空気の層が出来上がる。四川ダムへの分かれ道まではいつも平坦な道を通って行っていたが、今回は少し坂を上ることになる団地内のルートに入った。ペースはゆっくり目なので、軽めのギアでなるべく心拍を上げずに、疲労をためないように上っていこうとした。しばらくすると、あの、マッタリ空気の層に包まれ、少し汗ばんでくる。この坂はここらあたりで終了。四川ダムに向けていいウォーミングアップとなったはず。

四川ダムへの分かれ道まで、6人連なって、22〜23km/h程度でゆっくりと行った。いつも一人で走ることが多い私にとって、他の人と走るのは新鮮である。自分のペースで走れない状況で、ペースを合わせるのもいい練習になると思う。

さて、いよいよ。四川ダムへの分かれ道。タイム計測のスタート地点である。一度止まって集合し、軽くストレッチ。順次スタートして行った(特に順番も決まっていないし、ここからは各自のペースが大切なので、覚悟ができた人から)。

今回の私の目標は、25分を切ること。前回もその目標だったが、その時は四川を上る前に余分にイッコ坂を上って足を使っていたので、かなりキツくて目標を切ることはできないでいた。今回はちょっと上りはあったが、軽めのギアでユックリいけたと思うので、足はほぼサラの状態に近い。
しかも、スタッフMくんには「3本ほどペットボトル多いけど、頑張って25分切るの目標で行ってね、ついていくから」と言っておいた。スタッフMくんを目標に走ることでなんとか目標を達成する目論見であった。
また、今回は前回の走行データからコースを作成して Edge800 に読み込ませている。トレーニングモード(前回の走行記録のデータと抜きつ抜かれつするヤツ)でペースを確認しながらチャレンジしてみることに。

慣れない Edge800 の操作をしつつ前方を見ると、先にスタートしたスタッフMくんは上りにも関わらず、グングン加速していた。「あ、目標が逃げてく!」ということで、操作も適当にすませ、私もスタートした。直後 Edge800 の画面を見るとうまく機能しているようだったので、トレーニングモードも使えそうである。

こうやって私の30分弱の苦しい旅が始まった。

しかし、ここでふと思い当たる。考えてみれば、これまでのタイム計測はスタートの交差点を流して計測スタートしていた。つまりスタート時にスピードは出ている状態(カーブなので高速ではないとはいえ)。それが今回はゼロ発進でのスタートとなる。それに気づいた時、すでに目標を切る自信はかなり減ってしまった。それでも諦めるわけにはいかないので、出だしでしっかりと加速し、ゆるい勾配の上りに入って行った。

当面の目標は、スタッフMくん。早いうちに追いつき、彼の後に食いついて行くこと。スタッフMくんは200mちょい先にいる。少し勾配が上がった部分に入っているはずであるが、重いバイクを振りながらダンシングで力強く上がっていく。その後方50mくらいのところに店長。そしてスタートした私の前方50m位のところに他の三名。
まずは加速しながら、三名を抜いた。
加速を終え、足になるべく疲れをためず、でも失速しない微妙なバランスで速度とケイデンスを保ちながらの走行に切り替えた。しばらくすると店長に追いつき、追い越した。そして、ついにスタッフMくんにロックオン。

スタッフMくんとの距離を一定に保ちながら、現在のペースを確認するために Edge800 に視線を落とした。前回の走行データと比べ、時間で25秒前後、距離にして85m前後遅れているという表示。ちょうど前を行くスタッフMくんあたりが前回走行時の位置らしい。ゼロ・スタートの影響をもろに受けている重みを全身に感じつつ、「ここは耐える時間帯」と根拠なく信じ切って、ただひたすらスタッフMくんの背中を見ながらペダルを回した。
出発前、スタッフMくんのバイクを持ち上げてみたが、あの重量のバイクを駆ってこのペースで坂を上がって行く彼の体力には脱帽である。やっぱり、若いって、それだけで素晴らしい!

と、そのあたりで、よくわからないトラブル発生。
突然 Edge800 から「ルートはずれてるぜ!」のアラーム。前回同じ道を走ったデータなので、そんなはずはないのだが、どうしたんだろう?と思い様子を見ていると、しばらくして復帰。でもまたちょっとしたら再度「ルートはずれてるぜ!」と言ってくる。
その時には深く考える余裕もなく、とりあえず、なんか鬱陶しいので、ルート案内の機能を切った。これで、ペースの指標の一つを失った。残すのは目の前を行くスタッフMくんのみとなった。
この件については、帰宅後データを見てみると、道路から外れたところに軌跡が残っていた。結局その時にはGPSの測位精度が悪く、ルートが外れたと判断されたものらしい。そのまま走っていれば復帰したのかは不明。そのまま試していれば良かったのだが。

Edge800 に気を取られ、初っ端から息を乱れさせることになったスタート直後。焦りとともになかなか苦しい出だしとなった。それにしてもあの重量の自転車であの前半の上り方、スタッフMくんすごいわ!


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