Daily Sketch with...

ロードバイク、スキー、キャンプ、写真が好きなオッサンブログです。家族で楽しんでます。

最終兵器落札


 私にとってタブーとなっていた、禁断の領域に足を踏み入れてしまった。

 「カーボン」「ディープ」「チューブラー」

 禁断のキーワード・・・

 その気は無いわけではなかった。たまたまオークションをのぞいていると、魅力的な出物が目に留まった。新品。送料込みで予算以内に収まる。別予算で考えなければならなかったタイヤ、スプロケもホイールのみの予算で収まることになる。
 普通に購入すると、残った資金では本体だけで手が届かないモノである。

 チョット心配もあるにはあった。
 保証の件。
 しかし、これは自転車に乗り始めてぼんやり分かり始めた事だが、「自転車の世界では、基本全てが自己責任」であるということである。

 一般的サイクリストが、自転車に乗って出かけるときの最大の命題は、とりあえず生きて帰宅すること。距離に比例してイロイロなトラブルに巻き込まれる確率は高くなっていくのだろうが、それらを乗り越えて無事に帰宅できなくてはならない。さらにそれらの「イロイロ」なトラブルを乗り越えるのを楽しみの一つとして捉えることができるようになるのが、本当の上級者であるといえるのではないかとさえ思う。
 私はまだまだトラブルは「ゴメンナサイ」状態の子鹿ちゃんなので、できるだけトラブルにあわない準備とコース、走り方を心がけている。交通ルール遵守はもちろん、雨の日は走らないとか、段差は必ず減速または迂回を確実にするとか。そして、パーツ取り付けなどはショップでお願いし、安心感を持って乗っていたつもりであった。

 しかし、そうやっていても、ネジのゆるみでサドルが落ちたり、シューズにクリートをを固定するネジがゆるんだりということが起こり、応急対応を余儀なくされるということもあった。結局いくらキチンとしているつもりであっても、嫌でも必ず応急対応を求められる場面には出会うことになるということだろう。そしてそれができなければ、本当の「安心・安全」は得られないということである。つまりは「全ては最終的には自己責任」ということ。

 なので、いくら信頼の置ける店でパーツを購入しても、日頃の使用時の点検や整備、状態把握を怠っていれば、危険度は増す、ということ。
 ホイールの場合、手組で組むということもあるくらい。これぞ自己責任の最たるものだろう。なので、一応名の通ったメーカーの新品ホイールであれば、オークションでも問題はないだろうと踏んだ。日頃の点検・整備をきちんとすれば。
 出品者の問題は残るが、それは最後までわからないのがオークションの常である。そのために「評価」があるのだが、その評価ではそんなに悪い印象もない。

 ということで、自己責任で落札となった。正直、イロイロ見えなくなってきている面はあるが、先ずは勉強から始めることにする。

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