Daily Sketch with...

ロードバイク、スキー、キャンプ、写真が好きなオッサンブログです。家族で楽しんでます。

地味練・・・。ケイデンスの意識のしかた・・・。

2014年1月25日(土)、御調まで往復。
 翌日は相変わらずスキーに行かなくてはならないので、午前中軽めに。今回は二人の高校生と三人で走ってきた。彼らは昨年の秋にロードバイク、クロスバイクをそれぞれ買って、何度か一緒に走ったことのある二人である。
ひとりははじめてのツーリングで100km、もうひとりもはじめてで100km、その後160km、200kmを短期間に走破してきた。ゆっくりめのペースだったとはいえ、ある意味ツワモノ。

そんな二人だったので、今回はショップ集合で御調までの往復、約58kmの平坦基調のルートをLSDペースメインで走ることにした。信号での停止はやむを得ないが、休憩もほとんど無しで往路、復路を走ることにした。

7時30分出発の予定でショップ集合。

朝は相変わらず寒かった。いつもなら億劫感漂うひとときとなるのだが、今回はひとりだけの予定ではない。「待ち合わせ」があるということで、いくぶん準備の手も早まった。しかも相手は高校生。時間を守ることの大切さを伝えなければ・・・。

ショップへは7時25分着。高校生二人はもう集合完了していた。感心感心。

その場でダベッていても寒いだけなので、その日の行程を確認したあとは、自転車と「風」、そして「呼吸」を介して会話することにした。

今回のコースは、前述の通り、ショップから御調(御調町内のコンビニ)までの往復。距離片道約29km。府中市を抜けるところで少しだけ上り道があるものの、ほぼ平坦な道。ただ往路は若干上り勾配となる。しかし帰り道は逆に下り基調になるので、「いきはよいよい・・・」という感じではなく、疲れる後半に楽できるので、ゆっくりペースで自転車を走らせるのにはちょうどいい。

往路、車の少ない道に差し掛かった時、少しペースを上げた状態でどれくらい行けるか試してみるため、後ろに二人を引き連れて加速した。それまでのペースとしては巡航中21km/h~22km/h程度だったのを、30km/hくらいまで徐々に加速してみた。

25km/h、まだ大丈夫みたい。

28km/h、後ろにアオクロ(青いジャイアントのクロスバイクの高校生)の姿が感じられる。

30km/h、アオクロくんと距離があきはじめた・・・。

そこでさらに後方を確認すると・・・

クロアンくん(黒いアルミのアンカーのロードの高校生)の姿が見えない。

ここ最近運動不足だと言っていたクロアンくんが遅れてしまったようだ。

一方、アオクロくんは運動部にも所属しており、160km、200kmの距離も走破してきているため、ペースアップにもついてこれていた。

では、25km/hでは・・・。

やっぱり少し遅れる。

23km/hでは・・・、

なんとか大丈夫そう。

一見平坦だが、若干上り勾配が続く道で、しかも向い風なので、そんな感じなのだと思う。その後は少し車も多くなる区間に入ったので、23km/hくらいで目的地のコンビニまで走った。予定していた9時ピッタリに到着。

コンビニで私は朝食補給。
ここまで何も口にせずに来ていた。
缶コーヒーと、肉まん、アメリカンドックで補給をすませ、帰路につく。

私と、クロアンくんは昼前からそれぞれ用事がある。余裕をもって帰りたいので、長居は無用だった。

帰路は、ほんの少しの下り勾配、そして若干の追い風が私たち3人を楽しませてくれた。26km/h~28km/hくらいの巡航が可能だった。これくらいならローテーションしてみても面白いかもしれないと思い、休憩中説明をしておいた方法で先頭交代をしながら走ってみた。幸い後ろから車の来ない区間が長かったので、その間、短時間で先頭交代を繰り返しながら走ることができた。

ローテーション・・・。なんか不思議である。

もちろん空気抵抗が低減されるため、脚の消耗具合を軽減させる効果はある。でも楽しいのはそのためだけではない。
それまでバラバラだった三人が、先頭交代をすることで、一つのまとまりになった。ドラフティングを使いながら三人が一緒のペースで走行しているだけでは、一体感は生まれない。ペースは揃うが、その中での思惑や呼吸、思考はバラバラなままである。
しかしいったんローテーションに入ると、お互いの気配や呼吸、その思惑までも敏感にキャッチできるようアンテナを張っておかなくてはならない。有機的につながった一体の生命体として機能しなくては気持ちよく走れないし、危険が伴ってしまう。

慣れてくるとそんな感覚に陥った。一つの生命体として三台が進む。

高校生たちがどのように感じていたのかはわからない。でも構成するメンバーの一人である私が「楽しい」と感じることができていたので、彼らもきっと同じように感じられたのではないか。そう思えるのがローテンションの楽しさなのではないかと思えた。

その後交通量が増えたので、再び私が先導役として牽くことになった。往路は遅れがちだったクロアンくんも帰路は楽にペースについてこれていたようだった。

程なくして、それぞれ「帰る場所」に向けて分かれた。集合したショップへ戻るよりもそれぞれ帰路についた方が効率が良いと思ったからだ。私も時間的にはちょうどよい感じだった。

分かれた後は、軽めのペース走を意識し、最大心拍の80%~85%を維持して家路についた。
自宅に到着したのは予定時刻の15分前。
概ね計画通りのライドになった。

さて、話は戻ってしまうが、往路、二人の高校生を牽き、楽なペースで走行中あることに気づいた。

走行中、私の頭の中で繰り返し流れていたスピッツの「チェリー」。

私はよく、頭に突然思い浮かんだ曲を口ずさんだり、頭の中で繰り返したり、鼻歌まじりでペダルをこぐことがある。自転車に乗っている状況や景色などには全く影響されず、その時に思い浮かんだ曲である。
この日はどうも「チェリー」の日だったようで、突然思い浮かび、いったのもい浮かんでしまうとそれを頭の中で繰り返していた。

そしてこの曲は、昔スキーでリズムよく小回りをするのを練習するときに頭の中で繰り返していた曲だったのを思い出した。

ロードバイクでこの曲に合わせたらどれくらいのケイデンスになるんだろう?

ふとそんな興味がわいてきて、何度か試してみた。時間を空け、平坦、下り、上りなど状況も変えて確かめてみると、だいたいケイデンスは95rpm前後だった。これまでも自分の感覚でケイデンスを想定し、ガーミンで確かめてみるというのを繰り返してみたことがあったが、案外自分の感覚はあてにならないもので、多いときには15rpmも違っていることもあった。なので、今回のリズム合わせが想定外に正確なことに驚いた。

実際に活用する場面は・・・、少ないだろう。

しかし、一定のケイデンスを意識するときに、いちいちガーミンに目を落とさなくてもこの曲を口ずさんでいればいい、ということになる。

そしてさらなる興味・・・。

今回は「チェリー」が95rpm程度だということを確認した。
加えて、90rpm、100rpm、105rpm、110rpmくらいのケイデンスに対応した曲を探してみたいものである。

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