ひとり流して

鞆の街中を抜け、海沿いの細い道を走った。ここはかなり前に相方ちゃんとMTBで来て、行商のおばちゃんに魚をさばいてもらって食べたことのある懐かしい場所である。同じおばちゃんかどうかは正直わからないが、同じ場所に同じように露店があった。さらにその他の場所にも数か所。新鮮な魚が並んでおり、中にはアナゴらしきものをかば焼きにしているところも。一息ついて食べたいという誘惑にかられたが、なんとか断ち切った。近々家族でサイクリングにやってきてみんなで味わいたいものである。
鞆を抜けしばらく走るとちょっとした上りがある。いつもなら、「頑張ろう!」と張り切るところだが、さすがにこの日は「ゆっくり楽しもう」となった。軽めのギアでユックリユックリ・・・。ちょっと迂回したルートを選択したため、これまでに目にしたことのない風景を眺めながら上りを楽しんだ。そこを越えれば今度は豪快な下り。山から海沿いまで一気に下る。スピードを出す気はないが、自然とブレーキに掛けた指の力がゆるむ。その調子をキープして気分よく走りたいものだが、その後は多少のアップダウンはあるのでそうはいかない。風向きも少し向かい風気味である。内海大橋の下をくぐり、常石のコンビニでひと休憩入れた。
ここでは、おにぎり一個、アイス、ドリンクを補給。 一息入れて再び走り出したが、ここで、思いのほか疲労が身体にたまっていることを実感した。脚が重い。上腕部には筋肉痛も・・・。それでもしばらく走ればまぎれてくるだろうから、走り出しのしばらくは軽く回す感じで乗り切った。再び身体が動き出した頃、あまり風の影響を受けない区間に入ったため、35km/h程度で巡航。その後、松永の木材港に入った。広い直線道路があり、速度を維持しやすい。ここでまたもや無謀にも、40km/h巡航に挑戦した。ここは意図的に・・・。距離は短かったが、完全な平坦道を数百メートルにわたって激走?し、このあたりで全体的に体力が終わった感じがした。
時間を見ると予定よりも早め。体力はぎりぎりだが、時間的には尾道を回っても予定時刻には帰宅できるくらいである。そこで尾道を回って帰ることに。ただ本当に尾道駅前まで行って引き返してくるだけ。その後は軽めに流しながら帰宅した。
回復走という名目ながら、走り出すとやっぱり速度の出る快感に惹きつけれてつい、オーバーペースに陥ってしまう。はじめは心拍も見ながら走るんだけど、いつの間にかどうでもよくなって・・・。いつもの事なんだが、今回は前日のこともありかなり疲れた。お尻の下のあたりとか少し筋肉痛になってるし・・・。太腿四頭筋が疲れた感じではないので、脚の使い方はよくなってきているのかな?、そう思いたい。
FFWD F6R再考
ところで、この日と前日の二日間で、170km弱走ったのだが、久しぶりのF6Rだった。C35との印象の違いということになるが、やはり剛性感が高いように感じられた。重量は双方そんなに変わらないものの、若干の上り(本気の上りになると変わらない感じ)だと、踏んだだけ進んでくれるイメージがC35よりも強く感じられた。また、巡航時の自分のC35に慣れたイメージと速度の差が少しあり、F6Rだとほんのちょっとイメージしているより速い感じがする。ディープリムの効果が表れているのだろうか?
ここのところ横着して、C35ばかり使っていたので、久しぶりにF6Rで行ってみた。レースイベントも近いのでそれに向けて慣れておく、という意味もある。せっかくなので、もう少し乗り込んで、またC35に戻って比較してみようと思う。