意外な役立ち方!

昨夜、帰宅後、ムスメちゃんの宿題を見ながら、
「今日は『My坂練』は無理だな」
「みんな寝静まった後、軽く固定ローラー回して終わろう」
なんて思ってたところ・・・
いきなり電気が切れた・・・
夕食の準備をしている相方ちゃんが容量オーバーの組み合わせで電気製品を使ったのかと思ったら、どうやら違うらしい。階下のバアちゃん宅の様子を聞いてもその時点では特に大きな電気製品は使っていなかったよう。
考えられるのは地域的な停電?
でも、近くで落雷があったわけでもなさそうだし、そもそも曇ってはいるものの、雨さえ降っていない。
その後しばらく、家の近所の様子を見てみて気づいた。
停電になっているのはうちの区画の数件のみであるという事実。
外で様子をうかがっていると、お隣さんとそのお隣さんも出てきて様子を話し始めた。
ご主人が中国電力勤務のご近所さんがいて、問い合わせてもらったところ、家の前にある電柱のトランスがイッテいるようで、早ければ1時間ほど、長ければ2時間ほど停電が続くという見通しが知らされた。
外はまだ薄明るい状態。
うちの回りの一角が停電ということで、ほぼ覚悟はできていたが、その知らせを聞いて、がぜん張りきった!
「夕食はアミティでたべよう!」
早速ランタンを持ち出し、相方ちゃんとバアちゃんがそれぞれ夕食を作り始めた。
一方、私はアミティの窓を開けてルーフベントを回し室内の換気を行ない、冷蔵庫のスイッチを入れ、準備を行なった。
キャンピングカーということで、さすがに車内は明るいが、家に戻るとあるはずの電機は当然つかない。当たり前のことが当たり前でない「緊急時」。これがキャンプの時であれば、その前提での行動となりそのための心の準備もできている状態。でも突然そんな状況に投げ入れられると、案外もろいものである。何が必要で何を準備すればいいんだろうといったことがとっさには思いつかないものである。
暗い中で何とか準備を終え、食事をアミティに運んだ。
アミティの中は程よく風も抜け、案外過ごしやすい状態になっていた。熱がこもるうちの二階(うちの世帯)よりも快適だった。ビールも早めにアミティの冷蔵庫にインいてあったため、冷えた状態はキープ。
取りあえず乾杯をして、食事を済ませた。
思わぬ形でアミティでの食事となったが、いろいろ考えさせられることもあった。
ちなみに我が家はガスは使っておらず、オール電化。
なので食事を作るにしても、カセットコンロは必要になる。幸いキャンプで使うのでいくつかカセットガスを使う器具はあった。しかし普段は電気に頼り切った生活。とっさの時に困ってしまう。
このような停電はめったにないことだと思われる。しかし、いざというときにはとっさの対応が必要となるだろう。そんなとき、せっかくあるアミティを最大限活用できるように日頃からの心構えと装備品の確保が必要なのだとつくづく感じた。
非常事態はいつ起こるかわからない。そしていつ身に降りかかってきてもおかしくないという昨今の状況。
早いうちに非常持ち出しならぬ非常時用常備品の確保をしておきたいものである。
水、ガス・・・。
そしていつかは・・・、発電機?
あればいいな~、とは思っているのだが、実際に使うことができる場面は限られるのでどうなのかと、躊躇しているというのも事実。しかしこんな非常時が短時間でなく長期間にわたり続くということを想定した場合、あってもいいのかもしれないと考え始めている。そのついでに趣味で使う・・・。
家族への言い訳も立つ・・・。
そんなことを考えながら食事を済ませると、修理が済んだのか、玄関ポーチの明かりが灯った。
やはり、当たり前の恩恵が受けられる状況は安心できる。
この当たり前が突然奪われることがないよう、今は祈ることしかできない。