Daily Sketch with...

ロードバイク、スキー、キャンプ、写真が好きなオッサンブログです。家族で楽しんでます。

プライベート ツール・ド・しまなみ ソロ・ステージ

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8月17日(日)。この日は数日前より、「しまなみ海道を走ろう」とドキドキ・ソワソワしていた。おかげで前日もなかなか寝付けなくて多少寝不足気味。

このお盆周辺での天候は曇りと雨。予報では雨が降りそうな感じの中、降らずに持った日も多かった。なのでこの日も降水確率は高いが降らずに済むだろうと楽観的にとらえていた。しかし、夜間に降りだし、早朝まで雨(途中は確認していないから確実ではないが)。珍しく6時前に起き出した時には路面は完全に濡れていた。

 

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楽しみにしてはいたが濡れた路面で走り出す気にはなれず、二度寝。その間に相方ちゃんはムスメちゃんを連れてバレーボールの試合に出かけていった。

本格的に起床したのは9時前。

雨降ってるかな?、と期待せずに外を見ると、路面は結構乾いてきていた。

「お、これなら行けるじゃん!」

そう思ってそそくさと準備に入った。行き先はもちろん「しまなみ海道」。ただ予定よりも数時間出発時間がずれているのでどこまでいけるかはわからない。それでも時間を見ながら行けるだけ行こうと決めて出発した。

今回のライド、目的はイーブンペースで全行程を走り切ること。前回大三島へツーリングへ行った時には前半のオーバーペースが祟って、後半は完全に力尽きてしまっていた。今回はそれを繰り返さぬよう前半から抑えめにして、全行程を余裕をもってこなそうと考えていた。

 

天候は曇り。朝方まで雨が降っていたので仕方ない。ただ、走り出すと涼しいくらいで、かえって快適。尾道まではいつも通り快調にたどり着いた。そしていつものように「福本渡船」で向島に渡る。

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今回は、余裕をもってイーブンペースで、というテーマもあったので、要所要所写真を撮りながら走った。向島の海沿いを走り因島大橋へ。

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前日にムスメちゃんの宿題をやりに来た浜の上を通って因島へ渡った。

渡ってすぐの下り道。いつもなら勢いをつけて気分よく走るのだが、今回は姿勢を低くして風の抵抗を抑え、なるべく脚を使わないように意識した。また前回と同様、休憩は少なくしようと、いつもなら必ず寄るコンビニも素通り。その後の丘越えも無難に「楽~」に済ませた。そして瀬戸田に渡る生口橋へ。

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この日は見ての通り、今にも降りそうなくらい雲が低かった。こんな感じにもかかわらず、多くの家族連れが自転車を楽しんでいるのを目にした。

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私のポリシーとして、すれ違う時には軽く会釈。追い抜くときには「おはようございます!」とか「こんにちは~」とか必ず挨拶をするようにしている。慣れてくると相手が返してくれなくてもあまり気にならなくなった。特に追い越すときには自分の位置を知らせる安全面での意味もあるためとにかくどんなに苦しくて息が上がっていようとも声をかけるようにしている。幸いこの日は余裕があったので、いつもよりもさわやかな挨拶ができたと自分では思っているのだが・・・。

瀬戸田に渡ると、街中を抜ける。「ドルチェ」のジェラートは今回も素通り。

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街中から再度海沿いに抜け、海岸沿いを走ってしばらくすると、多々羅大橋の姿が視界に入ってくる。このルートでだんだん近づいてくるこの橋の姿を見るのが私はとても好きである。この橋を渡ればむこうは愛媛県。県境となる橋なので、「やっとここまで来たんだな」という思いと「もうここまで来たのか」という思いが交錯する。その時の体調や状況によって感じ方は違うのだが、そのどちらの感情も合わせ持った微妙な感覚に襲われる。

多々羅大橋を渡ると、ドリンクボトルの補給をするために自販機前で休憩をした。短時間で済ますつもりだったが、あいにく小銭がなかったため、崩すためにアイスを注文して食べた。みかんそのもののフローズンの上にアイスが乗っている。あっさり、さっぱりしていてとても美味しかった。身体も適度に冷やしてくれる。

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さて、このアイスを食べながらその後の予定を考えた。時間は12時前。このまま「サンライズ糸山」まで行くのに1時間半。となると夕方には帰ることができる計算になる。ここまでを無理しないペースで走ってきており、またアイスでリフレッシュして前向きな思考になったところで、来島海峡大橋を渡って帰ろうという決断に至った。

 

ということで大三島橋を渡り、伯方島へ。

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そして、走行距離が短くなる伯方島はサッと通り抜け、続く伯方・大島大橋を渡って大島へ渡った。大島へ渡ると、渡ってきた橋をくぐって先へ進むことになるが、この下りで見える橋がとても美しい。この時は曇っていたので残念だが、晴れているときには、下りの爽快感と相まってとても気分よく景色を堪能できる。

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さて、大島を縦断して来島海峡大橋に出るには、二つほど丘のような峠を越えなければならない。距離を走ってきている身には少々ツラいが、ここでも下りながら眺めることができる橋の姿が目を楽しませてくれる。それが楽しみで目の前の登坂を頑張ることができる。

二つ目の上りが終わろうとする頃、前方に橋脚が見え始める。だんだんと失われていく脚力を気力で補い、全貌をあらわす来島海峡大橋を楽しみに上りを仕上げる。

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そして下りに。爽快な下りの先に見える来島海峡大橋の姿。この橋にたどり着くのにもまた上りがあるのだけど、そんなことはしばし忘れ去って、目の前の絶景を堪能した。曇りなのが残念・・・。

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そして来島海峡大橋を渡り、折り返し予定地の「サンライズ糸山」でドリンク補給。

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サンライズ糸山手前で撮った写真だが、なぜか晴れてる。渡る前の写真にはあれだけの雲が見えていたが・・・。見る方向の違いなんだろうか?

ドリンク補給だけしてすぐに折り返したのだが、折り返し後は別世界。空は青く、日差しは暑い・・・。景色はきれいなのだが、暑くて汗が乾き白く粉をふいてくる。しっかり水分補給をしながら、ペースを守ることにする。

しかし帰路は、またもや暑さと、体力の消耗との戦いとなってしまった。前半あまり無理していないつもりだったが、確実に脚は消耗していた。往路は大三島での休憩だけでサンライズ糸山まで来たが、帰りは3回ほど休憩を入れた。時間的にもゆっくり目に。なので、行きは順調だったペースも、帰りにはかなり時間がかかってしまった。

それでもなんとか18時に帰宅。約8時間半の旅の終わりだった。

自宅出発でのサンライズ糸山までの176kmの行程。今回も後半は少しだれたものの、後にラップを見てみるとどの区間もそう平均速度は変わっていない。後半に必死感が出てきたものの、当初の計画通りイーブンペースを守ることはできたようである。

今後はこのコースを少しずつ時間短縮していきたいと考えている。とりあえずの目標は8時間以内。秋にでもチャレンジしてみよう。

ところで、今回の補給について。

朝食はとらずに出発。出発時に「ウィダー エネイドゼリー」を二つ持って出た。それを渡船で一つ。そして大三島での休憩時に一ついただいた。帰路の大島で「ウィダー・イン・ゼリー」をひとつ。その後因島で肉まんとあんまんを一つずつ。その他アイス類を少々といった感じであった。つい、行った先で美味しいものを、と考えてしまうが、今回はそんなにお腹が減った感じがしなかった。というより、ゼリー状のものの方がのどの通りがいいように感じられたのである。たぶん食べればガッツリ食べられたのだろうが、時間優先で軽く済ませたというのもある。

 

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