Daily Sketch with...

ロードバイク、スキー、キャンプ、写真が好きなオッサンブログです。家族で楽しんでます。

速くなりたいのなら・・・やっぱそこか~・・・

f:id:yPhonist:20141123134816j:plain

cervelo S5 で上り

三原市街地までの下りで気持ちよくS5を走らせたのち、振り返ってみると、後ろについているはずのチネくんはいなかった。
 
これは、ひょっとするとS5の実力なのか?
 
半信半疑ではあったが、このS5、やっぱいいのかも?
と、思ってしまった。
 
下り切って、三原の市街地に入るとすぐにコンビニがあり、そこで休憩。
温かい飲み物で身体を温め、直後に続く県道25号の上りに備えた。霧は御調からの峠を越えたあたりからなくなっており、太陽の光が降り注いできていた。気温はまだ低かったが、陽の光に照らし出される街角の景色のコントラストに気持ちは癒された。
 
にほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへ
にほんブログ村

 

そして出発・・・、上る。

ただし、無理はしない。チネくんと会話できる程度で、そして紅葉を愛でながら上る、というのが今回のテーマだった。S5の上りでの使い勝手を確かめてみたかったのもある。
 
上り始めて気づいたことは、ブラケットを持ち、背中を伸ばし気味に前傾姿勢を自然にとれていたことである。この感じは、昨年の夏、調子がいいな、と感じたときに、感じられた感覚だった。太腿の上、脚の付け根あたりで力が加えやすく感じられ、それがいいのか悪いのかはわからないが、一定程度負荷をかけても、疲れにくく維持しやすいと感じていた感覚であった。
VERENO RNではその時以来感じられていない感覚でもあった。たぶん、ハンドルを低くしたためなのではないだろうか。
そして確認したかったのは、フロントの歯数に関すること。S5のフロントは52、36。で、VERENO RN50、34に対してちょいと大きい。それで踏み切れるのかということだった。このあたりについては、なんとか回すことができた。そんなにキツサが増 したという印象もない。
チネくんとあれこれ話しながら上ったが、その後下りに転じる頂上までの間は、これまでになく早く感じられた。ああ、もう上り終わるのか、という感覚。残念なわけではないのだけど、拍子抜けした感じを受けた。
タイム的には自己ベストの30秒遅れくらいだった。最後にはまだ余力は感じられたので、自己ベスト更新もいずれ狙ってみたい。
ちなみに、テーマだった「紅葉」は、終わった感満点だった・・・。
 

cervelo S5での下り再び

下りに転じてからは、再び私が前を走る形になった。
今回は脚を残しつつ下ってみようと、エアロポジションをとって、しばらく脚を回さずに下った。というかほぼ4分の3ほどはペダリングせずに下った感じだっ た。VERENO RNの時とは明らかに空気の流れが違って感じられた。VERENO RNではぶつかってきていた空気が流れていく。それがどれだけ効果があることなのかはわかってはいないが・・・。
そして下りを終え、久井ICの前を御調方面へ曲がるために右折するちょっと前、後ろを振り返ると、またもやチネくんの姿が見えない。減速して右折して、ゆっくりチネくんを待っていると遠くにチネくんの姿が見えた。
 
「S5の下り、最強っすね~!」
 
追いついてきたチネくんの一言だった。
「下り始めてから、ペダリングしてなかったでしょ」
そして、
「あの時、アウタートップで回して追いつこうとしてたんだけど、どんどん離されていきましたよ!」
と・・・。
 
うん、うん・・・!
 
素直に喜びたいところだけど、自分の力ではなく、あくまでもS5の性能、、、なのはよくわかっているのが切ない。ただ、本当にS5の性能が発揮されてのことならば、それはそれで単純にうれしくもある。
上りもなんとなく行けそう。
下りでいい感じなら、うまく使ってやれば武器にはなりそうだ。ただ、下りでブッ飛ばすのは、基本的に危険度アップなので、常用できないのではあるが。
 
さ て、久井からは御調までほぼ下り基調。ときおり少し上るが、私が先頭で牽いた。速度はこれまで以上に乗っている感じがある。下りでは。上りがさしはさまれると、たちまちしんどくなって失速。チネくんが牽いてくれる。そんな感じで、御調で休憩、その後ショップまでの道のりを走った。
f:id:yPhonist:20141123134835j:plain
 

今回のライドのまとめ

結局この日走った距離は110km弱だった。
気になる脚の持ちはどうだっただろうか?
固い、突き上げがキツイ、長距離しんどい、もっと回せ~と煽られて脚に来る、などといったコメントもよく聞かれるS5である。しかし、今回のライドで私がS5に持った印象はちょっと違っていた。
 
固さは、そんなにしんどいとは感じなかった。むしろしっかり感につながっていて安心できた。突き上げは気にならない。デフォルトのアンタレスが 私にはいい感じにあっているのかもしれない。VERENO RNのプロロゴ ナゴの方がお尻が「擦れる」感が強いと感じられた。まあ、ハンドル高にせよサドルにせよ、見た目重視の感が強いVERENO RNなので、そこのところは身体で受け流すしかない。「長距離のしんどさ」とか、「もっと回せ~感」については、今回の距離では全く問題なかった。そもそも、「もっと回せ~感」で脚に来る人って、煽られてさらに回していくだけの余力を持っている人なのだろう。私はこれまで同様の回し方でいっぱいいっぱい、煽られて も潔く無視するしかないので、「脚に来た~!」という感覚はなかった。ただ確かに、「もうちょい行けそうかも?」と自分自身を誤解してしまいそうなときは 何度かあった。
 
そして・・・S5、好きかも!
 
下りが気持ちいいし、高速域でいい感じで空気がぶつかってくる感から流れていく感に(特に太ももあたり)変わったのは実感できた。
 
今回いろいろ感じたことをまとめると、フレームの違いによって感じられたメリット(なのかどうかも実はよく分かっていないが)は上記のようなこと。
その他は、実は単にポジション(特にハンドル高)が変わったことによるメリットの方が大きいと感じられる。
 
つまり・・・、速くなりたいなら、フレームよりもまずはポジションにこだわってみるべきなのだ、ということ。
 
私の場合、速くはなりたいけど、新しいフレームが欲しいという病だったのでどうしようもなかったのである。そのついでにポジションについていいイメージができたし、フレームの効果もちょっとは感じられかけているので、結果オーライ!
 

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村