こんな感じならしばらく行けそう・・・
あ、iPad Pro 9.7 with Apple Pencil の話です。
iPad Pro 9.7 を購入してから、便利に使い倒している。iPad 3rdも最近になって併用しはじめた(主にWEB閲覧とかムスメさんとのお遊びやお絵描き)のだが、ハードウェア的に数世代前のものとはいえ、私の使い方ではそう「遅い」などといったマイナス印象は感じていない。
しかし、いろんなスタイラスを渡り歩いてきて、結局満足に使えるという域に達するものには出会えなかったため、次第に使い慣れた紙媒体の手帳、「ほぼ日手帳」に戻っていったのだった。
そもそも、3rdを購入した時にはiPadを使って手書きのノートを取るというのが大きな目的だった。その前提の部分が崩れたのでiPadで手書きノートという使い方からは離れてしまった。一定程度妥協すれば当然使えたのだが、通常ノートを取る場面ではストレスになると判断せざるを得なかった。ゆっくり意識して書くぶんにはいけたのだが、やはりノートを取る場面となると、話に集中し、聞いたことをまとめて素早く書きとめる必要がある。そうなると、当然筆記のスピードも速くなってしまうし、そうなった時のスタイラスによって出てくる書き損じと「リ・ドゥ」の繰り返しがとても大きなストレスになってしまうのだ。
そして、3rdで使ってきたスタイラスを、iPad Proでも当然使ってみた。が、それでも3rdの時と使い心地に大きな違いはない。つまり、3rdのハード性能だったから使えなかったということではなく、iPadとスタイラスというハードの組み合わせ的に無理があったの、ということに長い時間をかけて、ようやく気づけたということなのである。
そこで、今回導入したiPad Pro 9.7とApple Pencil。
iPad Pro(デカ)とPencilの組合せの評判にここ最近になってやっと気づくことができ、「これなら!」と思い、9.7発売直後に導入した。
コレは、マジでいい〜
このスタイラス、「なんとかペン」とかではなく、「Pencil(鉛筆)」という名前が付けられている。約3週間ほど使ってきて、その意味がなんとなくわかってきた気がする。
ファンクション・ボタンがあるわけでもなくただ書(描)くという単一の機能を持った、ペンというよりはやはり「鉛筆」。それは見た目からも伝わってくる。
使い方的にも、手帳などのホルダーにきちんと収まって、使う時にはそこから出し、場合によってはキャップをはずして書き出すという、それではない。
なんかそこらへんに置いてあって、とっさの時に手を伸ばして取り、必要なことだけを書きとめる。それでいて濃淡をつけたり傾けることによっていろんな幅の線が描けたりといった、いろんな表現ができる。そんな感じ。
だから、高級文具という感じよりも単なる筆記具的な使い方があっているのが Apple Pencilなのだと感じている。だから、数本持っておいて、いろんな場所に転がしておいて、必要な時にあるものを使う・・・そんな使い方が、このPencilには合っている。
しかし、これは現実を考えるとかなり浮世離れした感覚と言わざるを得ない。
なぜなら、Pencil・・・高いんだもの。。。
なので、しっかり保護しながら丁寧に扱っていくという通常のスタイラスペンの使い方に戻らざるを得ない。いくらそんな、気軽な道具なのだと言っても、さすがに鉛筆のように雑に扱うわけにはいかないのです。それが現実。
なので、この組み合わせで使い始めた当初、まだスマート・キーボードが手に入らなかった時にはこんなカバーで凌いでいた。
表面はでっかいカバー。
中身は回転できるクリアケースが付いており、ケース内にペンを固定できるループが設けられている。おまけにカバーを開いて裏に折り返せば、手を通すことができるストラップもついている。
もう、これで十分なのではないかと感じた。
スマートキーボードが届くまでは。
が、届いてしまった、スマート・キーボード。
スマートカバーのちょっと部分的に分厚い版。
裏面を保護するものもなかったので、別途購入。これで使い勝手は良くなる。
しかし、肝心のPencilはどうしようかと・・・。
それがしばらくの課題だった。
スマートキーボードはかなり便利。特に、WordやExcelでの文書作成で使うことが多い私にとっては。
なので、このスマート・キーボードは使い続けたい。でも、Pencilが・・・。これを一緒に持ち歩いていないと、手書きのノートを取る場面で困る。そもそも鉛筆的な存在なので、ジャケットの胸ポケットに刺しておくのはかなり不便。ペンなどの筆記用具にはついているのが当たり前に近いクリップらしきものもない。市販品のクリップをつければいいかもしれないが、それでもちょっと長めだし、その見た目からくる雰囲気を壊してしまいたくもない。
で、いろいろ考えた末の、これ。
ネットで見つけた。
バンドが付いていて、カバーに固定するヤツ。
冒頭の写真がソレ。
これ、結構良かった。キーボードを使う時とか、折り返して使う時に邪魔になるかと思ったけど、案外大丈夫。それよりも常に本体といっしょにキーボードとPencilを持ち運ぶことができる環境が気持ちいい。Pencilの固定や抜き出しもしやすいが、抜けやすいわけでもない、絶妙なホールド感があり安心して持ち運べる。
ただ、欲を言えば、バンドとホルダー本体がベルクロとかボタン式でもいいので取り外せるともっといい。使用中のPencilを一時的に置く場合、この外したホルダーに入れておきたいのだ。転がりやすいPencilということもあるが、やっぱりどう見栄を張っても、高級文具の部類に入ってしまうこのPencil。無造作に置いて傷つけたりしたくないもの。。。
ま、使い倒してゴムがへたったらDIYでつくりかえちゃろう!
こんなわけで、私のiPad Pro with Apple Pencil and Smart Keyboardの使用環境はこんな感じになった。これならハード的にも次世代、次次世代とか出ても、私の使い方なら長く使うことができるだろう。。。
飽きなければ。