調子の良し悪しについて仮説を立ててみた
GARMIN Edgeシリーズの中には、「最大酸素摂取量(VO2max)」を計算してくれる機能がある
もちろん、この機能が正確な値を表示しているかどうかはわからない。本来高度かつ大がかりな計測機器で計測されるもので、実際に計測してみる機会は多分ない。なので、正確かどうか確かめるすべもなく、まあ、その値の上下に一喜一憂するにとどまっていた。また、ワークアウトや実走後、値が更新された時にその値が表示されるのみで、忘れた頃に「ああ更新したのか」とその存在に気づくのである。それも最高値が更新された時なので、上限に近い値の時にはそうそうお目にかかれるものではない。しかし走れば走った分だけのデータはたまっていく。ある時ふとその存在を思い起こし振り返ってみると、ガクンとその値が落ちていたり・・・。それが数日前。
一時は最高値が「59」まで上がっていたのに、先日ふと見てみると「54」まで落ち込んでいた。ここのところの一ヶ月半ほどは、毎日に近いくらい1日に1時間程度のワークアウトを中心に続けてきていた。その値が上がることは難しくとも、そうそう下がらずキープできており、56から57あたりをウロウロしているのではないかと思っていたので、意外に感じられた。
そして前の週、さらにその前の週とさかのぼって値の上下を追っていくとあることに気づいた
値を追っていくことで気づいたこと
それは、自分が感じていた「疲れ」や「調子」の流れと一致しているのではないかということ。わかる範囲での値の「谷間」は8月後半で一回、9月後半で一回、そして一番近いところで10月に一回見られる。それぞれに「疲れ」という点では思い当たる理由と感覚がある。仕事が立て込んでいたり、ワークアウトが続いたり。
3回のうち最初は出張が続いたりして仕事が忙しかった。
2回目のはワークアウトを毎日に近い感じで続けようと決めた1週間目だった。いつもなら3日続けば休養入れてたので疲れは明らかに溜まっていた。
3回目のは休養がほとんどない状態で、明らかに疲れも感じていた頃。少し前に、これまでのVO2maxの値の最高値を更新した後から下がり傾向が見られた。
以上は体感的な「疲れ」の部分であるが、「調子」の部分でも感じるところがある。
どうやら、谷間の終盤から値が上がって行くあたりが調子が良さそうである。3回のいずれの場合でも、この辺りで、20分最大平均出力の更新とか、高めの値が出るとかしている。
仮説を立ててみた
となると、GARMIN EdgeシリーズのVO2maxの値の正確性はともかくとして、その増減の傾向を見てみると、「疲れ」具合と「調子」の良し悪しがわかるのではないかと考えた。そこで、これまでのデータから考えられる仮説を立ててみた。
- Edge計算のVO2maxの値が下がり始めると疲労が蓄積しているサイン
- 下がり傾向から下がり切ったあたりで出力を出そうとすると結構ツライ
- 下限から上昇に転じたあたりになると調子が上向いている感じ
- この時に頑張るといいことがありそうな予感
- ただし、ピークちょっと前には「調子」は下がり傾向に入りつつあるかも
- この⒊あたりの期間でレースや値更新を狙うといいのかも
- ある程度の期間休養も少なく、ワークアウト等を続けた時に有効なのかもしれない
といった感じ。
あくまでも仮説なので、検証が必要。今後のEPIC TTなどでうまくタイミングを合わせて様子を見てみようと思う。ただ、仮にこの仮説が大きく外れていなかったということになったとしても、例えば「このレースを照準に!」というような「ピーキング」に使う方法はわかんない。まあ、まずは検証から。