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ロードバイク、スキー、キャンプ、写真が好きなオッサンブログです。家族で楽しんでます。

2021年・夏 サマースキーはじめました!

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サマースキーをはじめちゃう2つの理由

 ここ数年、雪不足に悩まされてきた。しかしそんな中でもその前の時期よりスキー熱は高まってきている。ほぼ毎週末はゲレンデにでかけ、ここ2シーズンほどは、長野県や新潟県方面への遠征も確実に増えた。

 そんな中、サマースキーをやってみようと決意したのには、2つの大きな理由があった。

1.滑走感覚を求めて

 スキーに気持ちを持っていかれればいかれるほど、スキーができないサマーシーズンの過ごし方に不満を感じてしまう。未熟な部分を自己分析し、あれこれ試行錯誤しながら自分で考えをまとめていく過程のなんと楽しいことか。

 これまでの夏シーズンは、ロードバイクでの基礎体力トレーニングとインラインスケートでの滑走感覚の向上が「オフトレ」のメインであった。ロードバイクにはロードバイクのハマりどころがある。もちろんインラインにも。

 でも、やはりスキー板を履いてコントロールする滑走体験を、頻回でなくてもいいので、夏場にもやっておきたい。そう考えて、サマースキーをやってみようと思い立ったのが1つ目の理由。

2.次のシーズンはスキーに行ける日が少ない

 次の2021-2022シーズンは、家族の事情により、3月半ばくらいまで動きたくても動けない期間がある。つまりほとんどのスキーハイシーズンを棒に振りそうだということだ。コレまでの頻度から比べれば、半減以上に減ってしまうだろう。そんな条件の中で、少なくともコレまでのスキーの感覚を維持するため、夏場に少しでもスキーに近い感覚を維持していくためにサマースキーをはじめよう、というのが2つ目の理由となる。

ホントはちょっと前からサマーゲレンデに行きたくはあった

 サマースキーについては、実は一昨年(動画では昨年と表記していたが、それは間違ってた)、福岡県にある「サンビレッジ茜」という人工芝スキー場で経験がある。しかも初体験でいきなりデモレッスンに乱入してしまった。

 基本的にズラすと不安定だし失速するので、切って切って切りまくる練習になるのだが、まあスピードの出ないアイスバーンを滑る感じなので、恐怖心が表に立ってやりたいことはまったくできなかった。雪と違って転倒したら、打撲や擦過傷は必至。状況によったらもっとひどいことになりそうな予感しかしなかった。そう思うとカラダは萎縮してしまいます。

 そしてその分、よりシビアなポジションが求められるものの、滑る感覚はスキーと同じなので、恐怖心がなくなるまで慣れてしまえば、かえって質の高い練習になるのではないかという期待感はあった。なので、昨年も何度か行ってみたいとは思ってはいたものの、ときは新型コロナの時代へ。

 板についても、実際サマーゲレンデ用の板の購入も検討していた。古い板があれば、ソールを張り替えたり、場所によってはエッジを研ぐことで使えたのだろうが、古い板はすでにエッジが断裂してしまっていたため、廃棄していた。しかし、それも新型コロナのおかげで立ち消えとなっていた。

AG-SR/BL購入

 昨年秋には、少し動いてみるべ!と、グラススキーにも挑戦した。楽しかったけど、グラススキー自体に慣れるまでに時間がかかりそうなのと、その時点でハマってしまうと時期的にポジションを崩しそうに思えたので、2回ほど体験してからは遠のいてしまった。

 春にはスキー仲間から一緒にグラススキーを買わないかとお誘いもいただいた。しかし彼らは頻回にグラススキーに行こうというやる気のある人たち。グラススキーをできるところが近く頻回にチャレンジできる分、何度でも行ってしまう人たちなのです。しかし、私たちの今シーズン(夏も)は家庭の事情により活発には動けない。なので、グラススキー購入は見送った。一時期は迷ったけど。

 しかし、探してみると、思ったよりも近くにサマーゲレンデがあることにも気づいた。ここ2〜3年で長野や新潟まで年に数回往復する生活を送ってしまった我々にとって、楽勝な気分にさせてくれる、3時間半程度の距離にあるのが、今回行ってきた「若杉高原おおやスキー場」だ。ちなみに、サンビレッジ茜は我が家からは5時間弱かかる。

 というわけで、グラスほど近くて頻回でない、月一程度ならなんとか動きもつくのではないか。また、グラススキーよりもなじみやすく、回数は少なくともスキーの雰囲気を味わいつつ練習できるのではないかと、サマーゲレンデを目指して動き出したのが、6月入ってすぐのことだった。

現状OGASAKA一択のサマースキー?

 今サマーゲレンデ専用の板を買おうと思うと、OGASAKA AGシリーズ一択となるようですね。昨年まではHART BALSHIPもあり、評判良かったようだけど、もう手に入らない。OGASAKAにせよHARTにせよ、型落ちで十分だったのだけど、どちらにしても入手不可だった。

 なので、今シーズンモデルから選ぶしかなく、OGASAKAのAGシリーズの3つのバリエーションから選ぶ形となった。

AG-SR/BL(青いやつ)

 たぶんオールラウンドなやつ?で、ソールはステンレスでピスラボ対応。

AG-SR/R(赤いやつ)

 BLと比べてちょっと硬くてRもちょい小さい設定。競技する人が使うっぽい設定?。ソールはステンレスで、ピスラボ対応。

AG-MX(ソールがポリアミド)

 人工スキー場(アストロマット、プラスノー、人工芝)専用でピスラボには適さないらしい。

 

 という感じで、いずれはピスラボも行ってみたいと思っていたので、AG-SRのどちらか。結果、基本的な動きの習熟でいっぱいいっぱいだろうから、AG-SR/BLの方を選んで、一週間前に到着した。

 ちなみに、アイカタさんは今回、古いFISHER の板をエッジだけ研いで使ってみてた。おおやスキー場のサマーゲレンデだと、それでも大丈夫なようだった。AG-SR/BLの方が滑り方によっては滑らないくらいな感じ。

 ただ、いずれピスラボにも行きたいので、アイカタさんはソールの張り替えも本気で検討中です。

というわけで、サマースキーはじめました

 以上のような経過で、サマースキーをはじめてみた。

 今回の滑走では、相変わらず恐怖心に打ち勝つことができず、最後までおっかなびっくりだったが、後半は動きを思い出してきたので、何度かいければなんとかなりそうな予感はする。

サマーゲレンデでの気づき

ポジションはシビア

 アイスバーンを滑る感じなので、ちょっとしたことでバランスは崩しやすく、すぐに足元をすくわれる。その分質の高い練習にはなるだろうし、サマーゲレンデで微調整してポジションを出せれば、冬場には絶対動きの精度は上がっているだろうと思える。

悪い癖が3倍になる

 雪上であってもスキーをすれば、いい癖も悪い癖も多かれ少なかれみんなあって、それらをなんとか丸め込みながら滑ってる(たぶん)。でもサマーゲレンデでは、その悪い方の癖だけが3倍位に強められて出てくる。

 私の場合は、シェーレンと膝下三角が出てきた。たぶん原因は怖くて内脚の外エッジを信じきれないからだと思われる。

雪上での基本が甘かったことを痛感!

 板に重みを乗せて圧をかけ、そのことで板がたわみ、そのおかげで曲がる。という基本的な原理。わかっていたつもりでも、これまではそれが甘かったのだと痛感した。サマーゲレンデでは、コレが精度高くできないと、かなり怖い思いをする。

 スキーで曲がるとき、スキーの性能に頼れば傾きで曲がることもできる。しかしその曲がり方をサマーゲレンデですると、不安定でズレズレでフラフラ感ハンパなくなってしまう。それを抑えるために切ろうとして、もっとエッジを立てる動きをすると、足元をすくわれる。

 きちんと真上から加重して、まずは曲げようとしないでもいいから、板のたわみで回るという意識をつなぐことで、段々とスピードと板への圧が増し、自然と内傾角ができてくる、という流れでなければいけないということが実感できた。

今後のオフトレ計画

 上で述べたように準備は万端でも、たぶん、サマーゲレンデに行ける機会はそう多くはない。夏場のオフトレは、インライン中心で、たまにサマーゲレンデに出かける、という形になるだろう。

 ただ、現状でインラインを本格的に取り組むのは秋に入った頃になりそうだ。現在、痛めている左膝をなんとかしようと調整しているのである。秋まではそれに専念して、ロードバイクでのカロリー消費による減量(膝の負担を減らすためと基礎体力向上)が中心となる。その合間でたまにサマーゲレンデ、たまにインライン(感覚を維持する程度)といった具合で過ごしたい。

 とかいいながら、8月はじめには、サマーゲレンデにおけるナショナルデモのレッスンに参加する予定になっている。できればよりサマーゲレンデに慣れておくためにも、それまでにあと一回くらいは滑っておきたいものである。