Daily Sketch with...

ロードバイク、スキー、キャンプ、写真が好きなオッサンブログです。家族で楽しんでます。

②初めてのスプリント勝負、そして山岳再び(20130813山野へ)

 なんとか往路の上り坂を制し、その後、ゴール地点となる山野の町中まで、下りと平坦基調の道を進んだ。

 と、突然Yさんが「ゴールは中学校の横のところまでで!」と一声。

 残りの三人はなんとなくピンときた。

 残り距離はそんなに長くはない。1kmチョイというところである。この短い距離でスプリント合戦になるのだとだれもが感じ取った。

 ピリピリとした空気が漂い、お互い様子見をする中、並走する私とYさんの間を割ってM久さんが抜けだした。すかさずYさん、その後ろに私がついた。ゴールまでの距離感は全くない。なので、スプリントのタイミングは「中学校」の存在に頼るしかなかった。中学校らしき建物が見えたらそこで仕掛けよう、そう思っていた。カーブを抜けると数百m先にある学校らしき建物が目に入った。残り距離が少し長いかもしれないと感じたが、とにかく行こうと決断して「仕掛けた」。二人の右側を抜け加速。Yさんの「行け~!、行け~!」という声が聞こえた。M久さんよりも早く私のアタックに気づいたYさんだったが、右に私、前にM久さんという状況に動くに動けない状態になったらしい。一方M久さんは気付くのが遅くなり、一瞬反応が遅れてしまったらしい。そのまま逃げ切る形でゴールした。基本シッティングだったが、後半ダレたところでダンシングも入れた。

 こんな感じで短かったが満足のいくスプリントができた、私の初めてのスプリント勝負が終わった。あの緊張感。たまりません。今回は距離的には短かったが、もう少し長い距離での勝負になるともっと戦略的要素が増えるため、考えながら詰めていかなくてはならず、より楽しめるのではないかと感じた。

 ゴール後、しばらく休憩。

http://instagram.com/p/c9IZlrtxAG/
休憩。

 そして再び出発した。来た道を戻るので、気持ちよく下ってきた道を再度上らなければならない。今回の上りはここが真価が問われる部分である。往路、スプリントである程度足を使った状態で上る坂。この状況にどれくらい立ち向かえるのか・・・。

 先頭で出発した。すぐ後ろにはIさん。

 足をしっかり使ってみることを目的に、上りの距離の3分の1程度をダンシングを続けてみた。その間、Iさんが横に並びかけずっと並走してきていた。今回はどこかで先行されるだろうなと感じつつも、自分のペースを守り、引き離そうとしたりはしなかった。このダンシング、かなり長いこと続けた。まだ再スタートしたばかりで足も残っている状態だった。

 イメージはガーミンの動画。規則正しく大きめの呼吸を繰り返しながらどんどん山を上っていくやつである。プロの選手でも「ハア、ハア」言っているのだから・・・。という思いにも助けられ、私も「ハア、ハア」言いながらダンシングを続けた。

 しかししばらくすると、太腿がだるくなるのを感じた。それでもダンシングを続けた。するとIさんも並走をやめ後ろに引き下がっていった。その後シッティングに切り替え、残っていない足を実感しながら、だましだまし上った。復路もフロントアウター縛りである。ダンシングで使った足の影響は大きく、往路のように心拍を押さえながら回すのはなかなかできなかった。完全に足に来ている状態で、とにかく必死にトルクをかけた。後ろのIさんは少し離れた様子。

 しんどいながらもペースが落ち着いてきたころ、頂上に位置するトンネルが見えてきた。ここで、ダンシングを再度入れる。競っているわけではないが後続に「見せつける」意味もあった。ヘロヘロだが、見た感じは軽やかに見えるよう意識して、実はそんなに早くないがダンシング。そのままトンネルに突入した。

 トンネルを出て日陰をさがし、停止。後続を待った。Iさん、Yさん、M久さんが間をおいて到着した。

 時間も9時を過ぎ、日もかなり照りつけるようになっている。止まっている方が暑い。揃うと一呼吸おいてすぐに出発した。あとは下り基調なので、涼みながら下りることができた。

 その後37~38km/hくらいのペースで平地巡航しショップまで到着した。

 到着後、自転車談義に花を咲かせていると、平地大将SRさんが登場。夜勤明けにショップに寄ったみたいだったが、みんなで出かけたのを聞き、うずうずしたらしく、かえって支度して走りに行くという。それを聞いた他のメンバーは、「いっしょに行きましょう!」と、再度山野へ向かうことになった。私は法事があるのでそのまま帰路に就いた。

 ただ、そのまま帰っても少し時間に余裕があるので、出発時にインターバルをした鈴池の坂を裏から上って帰ることにした。表側からの傾斜よりも少しきつくなり、ところどころ10%を超える勾配のところが出てくる。

 当然、フロントアウター縛りで行くことにした。その坂の出発地点までは石原トンネル下から福山市立動物園に向かう、アップダウンの多い道を通った。Yさんの練習コースの一部となる。5%程度の勾配の上りと下りが、適度な距離でいくつもつながっている。ここは何とかフロントアウター縛りでやり過ごしたものの、裏鈴池は、後半3分の1くらいのところでインナーに落としてしまった。しかし、前回は知った時よりも2分くらい短縮できたので、フロントアウター縛りと脚の残り具合をうまくやりくりすれば、坂をもう少し楽に上れるようになるかもしれないという期待感を持った。

 

 今回のライドではいろいろなことを学ぶことができた。フロントアウターもうまく使えば実際の坂では心拍を上げ過ぎずにやり過ごすことができる。これらをうまく組み合わせることができればさらに向上するかもしれない。

 若干いつもとは違う部位の筋肉の張りと軽い痛みを感じている。これまであまり使ってこなかった部分だと思う。この張りと痛みをやり過ごせばちょっと成長した「脚」を感じることができるかもしれない。

 この翌日は、四川を上ることになっているらしいので、個々にも参加させてもらうことにした。身体の重みは取れ切れてはいないだろうが、そんな中でどれくらいのパフォーマンスが出せるか試しておこうと思う。

 

 

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