Daily Sketch with...

ロードバイク、スキー、キャンプ、写真が好きなオッサンブログです。家族で楽しんでます。

①心臓が先か足が先か(20130813山野へ)

 昨夜、M久さんからメールがあった。今日ショップの人何人かで早朝2時間程度で行けるところに走りに出かけるとのことだった。今日は昼前から法事が入っていたが、それまでに帰る予定で一人ででも出かけるつもりでいたので、その話に即乗った。

 6時にショップに集合ということだった。

 距離と負荷を稼いでおかなければならなかったので、5時に家を出て、遠回りをして一つ山を越えて行くことにした。寄った先は鈴池HCコース。この上りを終えるまでに、全力1分、ダウン1分半を5回程度繰り返すことができる。このようなトレーニングの方法が雑誌に紹介されていたので、今回やってみた。

 斜度にもよるかもしれないが、はじめの3回はメリハリをつけてできる。しかし、後半の2回はかなり厳しく、全力走の時とダウンの時とあまり変わらない。感じになってしまった。こんな感じで、トレーニングとして上がった鈴池HC、タイムは14分19秒だった。ここのこれまでのベストタイムは13分11秒だったので、こんなもんだろう。というよりももう少し遅くなっているかと思っていたが、これで収まっているなら、走り方を変えればタイムアップにもつながるのではないかと感じた。

 その後、坂を下ってショップへ集合。

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今日の早朝ライド。

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芦田川で朝日をバックに。

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もう一枚。

 ショップへ集合したのはM久さん、Yさん、Iさん、私の4人。

 コンビニへ行って朝食を済ませたり、ボトルの補給をしたりして出発した。

 今回は長くはないがトレーニングには最適な上りがひとつ、その後下り基調で山野の町中にある中学校のところまで、片道15km弱の道のりであった。4人は四川ダムへ分かれる交差点を直進し、山へ入っていった。次第に勾配がついてくる。

 それまで先頭だったYさんはいったん下がり、M久さんが先頭となっている。その後Iさん、私、Yさんと続く。のぼりに差し掛かってきた。前日よく足が回った状態から今日はどうなんだろうと考えていたが、どうやら調子よさそうである。見るとM久さんはフロントはインナー、Iさんはアウター。私も余裕があったので、この時点で今日はフロントアウター縛りで行くことにした。

 当然ケイデンスは低くなるが、その分足をうまく回すことを意識しペダリングすると、思ったよりも楽で、心拍もそんなに上がらずに淡々と上っていくことができた。しばらくするとM久さんが「先行っていいですよ!」と声をかけてくれたので、Iさんと前へ出た。しばらくIさんについて走る形になったが、Iさんは時折ギアを1~2段重くしてダンシングを入れながら上っていく。人の走り方を見ているとなかなか面白い。変速のタイミング、ダンシングを入れるタイミングなど、その人の考え方で全く違う組み立てになる。私はシッティングのまま淡々と、そんなにギアを変えることもなく行った。

 しばらくするとIさんが少しペースが乱れた感じになったので私が前に出た。というよりも私はペースは変わっていないので、Iさんが少し遅れていった感じとなった。私はその後も淡々と・・・。そして上りの一区切りになるトンネルが見えたところでダンシングを入れてトンネル通過。結局フロントアウター縛りで上り切った。ダンシングの時にも、いつもならすぐに疲れて座り込んでしまうはずだが、今日は結構足が残っている実感があった。四川ではもっと距離があるが、ダンシングしようとすると、まず呼吸が苦しくなってしまい、その影響からか全身疲労が前面に出てしまい心折れてしまう。

 一休憩入れて、下り基調の道を山野方面へ安全走行で進んでいった。その間考えた。「心臓が先か、足が先か」という問題について。

 これまでの上りはどちらかというとケイデンス重視で、軽めのギアを高めの回転数で回していた。このときの状態としては、当然足にかかる負担ははじめは少なくてすむ、はじめは、である。しかしそれが続く状況では、足もだんだんと重くなってくるし、呼吸、そして心臓が苦しくなってきていた。

 しかし今回は、フロントアウター縛り。そこまで回さず、きれいなペダリングを意識してしっかり回すと、失速も最小限にとどめられ、心拍も抑え気味で行くことができた。ただ、太腿の筋肉がやっぱり張ってくる感じもする。それでも心拍が上がり切っていない状態であったため、ダンシングにも余裕で対応できていた。

 これらを考えると、高ケイデンスだけに頼るのではなく、2~3枚重めのギアでゆっくりトルクをかけた走り方も織り交ぜるといいのではないかと感じる。要は、足を使い切るのが早いか、心臓がいっぱいいっぱいになるのが早いかということであり、それらをバランスよく組み合わせて、ゴールに到達した時点で、足、心臓ともに使い果たしている状態が最速になるはずである。

 今回の往路の上り一本目は、まだ足に余裕があった。回転を上げても心臓が悲鳴を上げれば身体全体がしんどくなる。そういった意味では、このときの距離はまだ、足を使い切る距離ではなかったということだと思う。

 この後、ゴール地点となる山野の町中まで、下りと平坦基調の道を進んだ。

 と、Yさんが「ゴールは中学校の横のところまでで!」と一声。残りの三人はなんとなくピンときた。残り距離はそんなに長くはない。1kmチョイというところである。この短い距離でスプリント合戦になるのだとだれもが感じ取った。

 

つづく

 

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