ジテツウTTが面白い
上の画像は「http://www.eastwood.co.jp/lineup/cervelo/s5.html」より・・・
あ~、舞い上がってるわ~
「ジテツウTT」とは・・・
・・・といっても、もちろん必死こいてオールアウトになるまで出し切ることはできない。その区間をTT区間としている部分のタイムをあとで見てみるということである。その区間の後も無事家までたどり着かなくてはならないので、身の危険をかえりみずにタイム短縮のみに集中することはできない。
しかし、ジテツウの中での一部区間での計測なので、ジテツウを重ねていけばそのデータが残ることになる。そのデータの蓄積は、長い目で見ると「成長」もしくは「維持」、あるいは「怠惰」の指標として見ることができそうだ。
「ジテツウTT」のやり方・・・
やり方といっても特別なものは何もない。とりあえず通勤ルート上にSTRAVAのセグメントを設定しておくだけ。GARMIN Connectもいいが、なんかまだ不安定そうだし、プライバシーの設定の部分でよくわからないので・・・。
で、あとはジテツウを繰り返す。そして、いくらか調子が良さそうに思え、そこそこ走れたかな?というときにデータをアップすればいい。
それが1年分、2年分・・・とたまっていけば・・・。
それは果たして「成長」の証しとなるのか? それとも、「怠惰」を突き付けてくる恐ろしい凶器となるのか?
それは自分次第ということになる。
「ジテツウTT」私のルート
夏場の暑さに、さすがに控えていたジテツウ。9月19日から再開した。といっても、やっても週に二回なので、ここまでで三回ほどジテツウをしたにすぎないのだけど。それでも、気分よくジテツウができている。朝はさすがに職場に直行しか選択肢はないのだけど、帰りに選択できる基本ルートはいくつかある。
- 来た道をそのまま引き返すルート(所要時間約30分)
- 裏鈴池HCルート(所要時間約45分)
- 府中松永線ルート(所要時間約60分)
- 府中松永線途中からルート(所要時間約60分)
- 御調~尾道経由ルート(所要時間約120分)
職場を出る時間、疲れ具合などに応じて選択して帰路につく。裏鈴池、府中松永線とその途中からルートの三つが多い。
これらのルートには上りが入っているので、そこをセグメントとして登録してTT区間としている。先にも書いた通り、TTだからといって、一生懸命になりすぎることはない。帰宅途中のルートの一部として通り過ぎるだけである。はじめはタイムも計っていたが最近は後にSTRAVAにアップして区間タイムを見るくらいである。だから、調子や体調のいいとき悪いときはあるにせよ、普段の走り方でその区間を走り去ったタイムが出るので、実力的に上がったかどうかというのがわかるような気がする。つらい思いをし過ぎて負担になってしまってもいけないので。
ここ最近調子が良さそうなのでアップしてみた・・・
そして、ジテツウを再開してから、よく通る三つのルートを順に走って帰った。
まずは裏鈴池ルート。何だか調子が良さそうである。そんなに失速しないし、上りの最後でかなり余裕を残していた。
翌日には府中松永線途中からルート。ここでも心拍は思ったよりも上がらず余裕を残してフィニッシュした。
で、昨日。府中松永線本ルート。立て続けに二つの上りをクリアしなければならない。この日は何となく脚が重く感じられたが、かなりの余裕が残った状態でフィニッシュした。
そこで、ジテツウ再開後わずかしか時間は立っていないが、さっそくSTRAVAにアップしてみた。
結果、裏鈴池ではベストタイムの9秒遅れ。その次の記録はだいぶ間があいていた。ベストタイムは VERENO RN で明らかにタイム短縮を狙って挑んだ時のものであり、KOM。それを考えれば、残った余裕のこともあり、健闘したといっていいのではないだろうか。
ちなみにジテツウ時はたいてい相方ちゃんのTCR COMPOSITE 2で、背中には仕事に必要なグッズを満載したデイパックを担いだ状態。重量的にはある程度ハンデがあるといっていい状態となっている。また、これらのルートは 過去(ジテツウを始める以前)にもVERENO RN でも走っており、その時はタイムもある程度狙って走っている。実際それまでのベストタイムはその時のタイムである。
そして、府中松永線途中からルート。ここでは45秒ほど更新し、KOM返り咲き。本当にタイムを狙えば、まだ行けそうな余裕を残していた。
府中松永線本ルートは、KOMには届かなかったが、自己ベストを出すことはできた。
と、身体の感じた好調さを裏付ける数字が出ていた。
さらに、過去のデータも見てみる。ちょうど1年前ころ走ったデータからはかなりのタイムアップとなっていた。自転車を楽しんでいた期間で、それなりの成長の足跡は残っていたということになる。
「ジテツウTT」の効能
ジテツウの位置づけは人それぞれで、いろんな意味付けができるものだと思う。人によっては完全なるトレーニングという位置づけの場合もあるかもしれないし、動かないよりも動いた方がいいという判断からということもあるだろう。また、単に節約という観点で見ている場合もあるかも。
私の場合のジテツウは、「坂に慣れるための無理のないトレーニング」といった位置づけになっている。特に帰りのルートは。そんな感じなので、ベースづくりに通じるものもあるかもしれない。
ただ、これまではこの「ジテツウ」が本当に効果があるのかわからないでいたが、「ジテツウTT」でタイムを見続けていると、自分の成長をあらわす数字が大きな励みになる。ジテツウだけでの成長ではないが、ジテツウ時の「ベース」に当たる部分での成長がみられるのはとてもうれしい。
こんな「ジテツウTT」、ベースアップをねらい、その様子を見続けていくために、というのが私にとっての位置づけとなりそうである。
cervelo S5 も注文したし、モチベーションは自然と上がっとります! というより浮き足立ってます!