「イケたのではないか・・・?」の検証
先日走った、「鞆、松永、芦田ポタ」。
全線通してあまり心拍を上げない。というか、平地で70%以下、上りでも80%以下に抑えて走るというのがテーマだった。パーセンテージは「カルボナーラ・・・?」いや、「カルボーネン法?」での数値。
そしてそのテーマ通り事は運んでいたが、一か所、どうしてもアタックしたい場所があったのでそこだけは解禁で走ってきた。
裏鈴池HCコースである。一応私の中では「My坂03」という位置づけの峠でジテツウの帰りでよく通る道である。
前回記事でも書いた通り、
裏鈴池でも、ここ最近のテーマである、引き脚を意識した。前回、意識せずに通過して、一生懸命がんばったベストタイムに数秒遅れという記録だったので、今回は「ねらって」みた。
そしてその結果は・・・、
結果、 イケたのではないか・・・と、思う。
それが、その時点での感触だった。
はたしてその「感触」が正しかったのか、後日、STRAVAにアップして区間タイムを見てみた。ここ最近、上りながら区間タイムを測ることは少なくなった。取りあえず雰囲気で上って、あとで結果を見た方が楽しめると思うようになってきたからである。
ところで、この裏鈴池、これまでの結果と状況を見てみる。
1.2013/05/12 13:56 ツーリング帰りアタック
2.2014/05/02 11:35 ジテツウ帰り通過
3.2014/06/01 10:37 ツーリング帰りアタック(これまでのベスト)
4.2014/09/18 10:46 ジテツウ帰り通過
という感じになっている。
2と3の間は約一か月で約1分の短縮だが、通勤時の2はTCR COMPOSITE 2によるジテツウ時の通過で、荷物も背負っている。3はVERENO RNで身軽なアタックだったことを考えると、乗り込んだ成果というよりも、機材と状況の差が大きいといえる。
そんな中、3か月ぶりに記録として数字を残した、4の記録。ベストには及ばないものの、9秒遅れというタイムだった。この時はジテツウ帰りで荷物もあり、「アタック」という風情はなく、単なる通過。その中でのベストに次ぐタイムだった。
ここでの違いは、ペダリングの意識。「引き脚」を頭の中で意識した。後半10%もつれになると、踏み込むペダリングに頼らざるを得ず、ペダリングは乱れた形となったが、「引き脚」が意識できていた間は、大きくスピードが上がることもなければ大幅な失速もなかったように感じられた。最後も余裕が残ってのこのタイムである。
そして、今回。
9月29日のアタック。
「結果、 イケたのではないか・・・と、思う」
感触の根拠は、これも「引き脚」だった。この時には最後まで引き脚を意識し続けることができた。斜度が低いときは、引くだけで、ほとんど踏まない感じ。そして斜度が上ると踏み脚を交えながら引き脚も使う・・・。そんな変化の中最後まで「引き脚」を忘れることなく上り切ることができた。さすがに最後にダンシングで追い込んだ時には、踏み脚だけになっていたとは思うのだが。
そして、結果、
5.204/09/29 10:11
と、これまでのベストタイムを26秒上回るタイムでフィニッシュしていた。
機材はVERENO RNにC35、荷物も持っていないとはいえ、前日120km弱走り、この日も60km弱走ったのちのタイムなので、機材のおかげだけではないと素直に喜びたい。
そして、これらの経験から、ペダリングにおける「引き脚」について、なんか感じるところがある。というか、こんなイメージなのかな、というのがおぼろげに見えはじめた。
次回はそれについて「そっと」触れてみたい。
決してペダリング理論を構築するとか大それた考えなのではなく、自分の中でこの感覚をまとめて整理してみたいと考えてのことである。