Daily Sketch with...

ロードバイク、スキー、キャンプ、写真が好きなオッサンブログです。家族で楽しんでます。

待てなかったから SONY WF-1000XM3 にした

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これまで使ってきたイヤホン

 ここのところの1年半ほど使ってきたイヤホンは、BOSE SOUNDSPORT FREE WIRELESS。その前には SONY WF-1000X を使っていた。WX-1000X を使っていながら時間をおかずに SOUNDSPORT FREE WIRELESS を使い始めたのには訳がある。それはスキーに持って行った時、スキーバックごと誰かに持っていかれたから。つまり盗難に遭ってしまったの。。。

 SONY WF-1000X、そして BOSE SOUNDSPORT FREE WIRELESS に至る流れについて、また WF-1000X 購入直後の印象については以下のリンクにて。

 ちなみにこの WF-1000X は今回購入した WF-1000XM3の前モデルとなっている。その当時のことを振り返りながら改めてこれらの記事を読んでみると、今回の WF-1000XM3 の良さが際立って感じられ興味深い。

 

 さて、このように SONY WF-1000X(以下1000X)を経て、BOSE SOUNDSPORT FREE WIRELESS(以下、FREE W)をしばらく使い、今回 SONY WF-1000XM3(以下、1000XM3)を使うようになった。それぞれの持ち味と存在するべき位置があり、それらをたどって考えるととても面白いし 1000XM3 を使用する上での満足感は高くなる。

 

SONY WF-1000XM3って?

 ここであらためて、今回購入の SONY WF-1000XM3 について見ておきたい。

 この 1000XM3、先日7月13日に発売開始となった「左右独立型の完全ワイヤレスイヤホン」。2017年10月7日に国内発売された WF-1000X の後継機となる。この1000Xを発売日の少し後に購入し、約1ヶ月半ほど気に入って使って、、、盗られた。なので1000Xは使用期間は短いものの、今回の後継機と直接比較できるという点で参照製品のひとつとする。FREE W も同じ「左右独立型の完全ワイヤレスイヤホン」カテゴリーの製品として1年半ほど使用してきた。製品の傾向は違うものの、使用感等についての参照製品のひとつとする。

WF-1000XM3のココがスゴイ!・・・らしい

 以下、WF-1000XM3の発売を知り、情報を集め、「魅力」を感じた部分と特徴。

ノイズキャンセリング機能

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 まずは、なによりもコレ!

 FREE W を使っていて大きな不満はなかったものの、やはり1000Xを思い出して「やっぱ良かったな〜!」とシミジミと感じてたのがこの部分。レビュー記事などをみると、1000Xの時と比べてその効果はかなり高まっているのだとか。1000Xの時にはじめてノイズキャンセリング機能を使った時に、はじめは「スゴイ!」と感じたものの、様々な場面で使用していると「アレ?、この音が聞こえるんだ?」という場面もチラホラ。その機能が高まったということなので期待大だった。しかも、集音マイクは外側と内側の2カ所になり、より細やかな打消し音を作ってくれるらしい。そのおかげでのノイズキャンセリング機能の効果が高まっているんだとか。

 実は FREE W の音の傾向は好きで、できれば後継機ではノイキャンをのせてほしいものだと思って待っていた。こちらの方は防水仕様でもあるのでワークアウトの時などにガンガン使える。それにノイキャンがのれば最強だと思っていた。こちらもそろそろ後継機が出る時期なのかもしれないが、1000XM3 の方が先に出てきた。だから待てずに手を出してしまった。

バッテリーライフ

 1000X では本体3時間とケースで2回分の合計9時間。FREE W が本体5時間とケースで2回分の合計15時間。1000XM3では本体6時間にケースで3回分の合計24時間。1000X では少し短いと感じた時もあった。FREE W ではあまりバッテリーの持ちで困った場面はない。なので今回の 1000XM3 のバッテリーライフは全く問題のないものだと思われる。

 ただし、これは1000XM3の「ウリ」の機能のひとつとも言える、DSEE HX(圧縮音源を補完し、ハイレゾ相当の音を楽しめる)を使うとバッテリーの持ちは半減するらしいので、注意が必要かもしれない。

アンビエントサウンド

 1000X の頃からあった機能で、外音を取り込んで聞こえるようにしてくれる機能。1000XM3では、さらにその効果をオン・オフだけでなく20段階で調整もできるらしい。レビューによると、外音取り込みのこの機能も高精度になってきていて、会話の声などは直耳で聞くよりも、大きく聞こえるらしい。

 この機能、ノイズキャンセリングとは相反する機能になるが、実際の生活場面では案外重要。ノイズキャンセリングの機能を使っていると、外音は当然聞こえにくくなる。でもアナウンスやとっさの会話とか、聞こえないと困る場面もある。その時にいちいち外すよりも、この機能を使えばいい。というか、バスなどに乗ったときの到着前、いつアナウンスがあるかわからないタイミングでは、イヤホンを外して待機するのではなく、アンビエントモードで備える方が気持ちの流れが途切れなくていい。

 じっとしている、歩く、走る、交通手段で移動中など、行動パターンによって自動でアンビエントモードとノイズキャンセリングのモードを切り替えてくれる、「アダプティブサウンドコントロール」というのもある。ただ、コレは1000Xでもついていた機能だったけど、ほぼ使わずじまい。今回のモデルはタッチセンサーで切り替えができるし、次に挙げる「クイックアテンションモード」があれば、ほぼ使う機会はないかな〜、と。

クイックアテンションモード

 これは1000Xの時にもあったら良かったのに、と思っていた機能。とっさに外音に注目したい時に、左イヤホンのセンサーを長押しすれば外音を取り込んで、聞いているソースの音は小さくなるというモードに変わるという優れもの。これがあれば、通常ほぼノイキャン効かせておいて大丈夫だと思われる。

装着検出機能

 コレも欲しかった機能。1000X にも FREE W にもついてなかったから、便利そう。

左右どちらでも片側での使用可能

 コレによって、ハンズフリー通話をしながら運転などできる。確か 1000X では右耳ではできてたのかな? でも、できれば左耳でできる方がありがたい。日本の交通事情から考えれば、車外の情報は右耳から多く聞こえてくるはずだから。

両側ハンズフリー

 一方で、普通にイヤホンを使用中に電話をする時には、コレまでは右耳からしか音声は聞こえなかった。それはそれでいいのだけど、やはりそんな場面ではやや不自然。両耳から聞こえてきてほしい。

 

WF-1000XM3 hands-on !
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 で、この 1000XM3 の発売を知ったのが発売日の5日前。ちょっとだけ迷って、発売日前々日には注文した。到着したのははつばいびの2日後の7月15日。比較的スムーズに手に入れることができた。受注については1000Xの時の数倍にのぼるんだとか。まあ、1000X からの機能向上を考えれば当然の反応なのかとも思う。

 それでは、実際に使ってみての感じを上記で注目してきた機能いくつかについて見てみる。このほかにもイロイロあるけど、私にとっては特に重要ではないので特には書かない。

ノイズキャンセリング機能

 1000Xとの違いをハッキリと感じることができるくらい「進化」していた。1000Xの使用期間は短かったが、それでも同じような場面で使う間にその場面場面での様子を思い出し、その違いを比較できるくらいには感じられた。1000Xで漏れ聞こえていた音も、全てではないがかなり消音してくれている。1000XM3を装着した時、またはノイキャンを効かせた瞬間の、「スッと音が消える感覚」はなかなかクセになるw。

 FREE W にはノイキャンはのっていない。しかしそれは、その構造上、そしてスポーツしながら安全に音楽を聴くというコンセプトからして当然の流れではある。なので直接比較できるものではない。スポーツやワークアウトでは FREE W 、その他の場面では 1000XM3 と使い分けをしようと思う。

 ただ、やはりかんがえてしまうのは、 1000XM3 に防水、または FREE W にノイキャンの組み合わせが実現した時の夢w。のちに書くアンビエントサウンドがここまで聞こえやすいなら、FREE W +ノイキャンで外音取り込みの機能をセットにすれば十分安全に、いや、より安全にスポーツを楽しめるのではないかと考えるのは素人だからだろうか?

アンビエントサウンド

 ノイキャンと対になる機能、外音取り込み。実際に使ってみると、確かに、聞き取りやすくなり、より大きく聞こえるようになった。特に会話の声は聞き取りやすい。

 このモードでコンビニで買い物をしてみた。本来そんな場面であればイヤホンは外したいところだが、どんな感じなのか体感したかったので、失礼ながら敢えて 1000XM3 をつけたまま買い物してみた。気持ち音楽を小さくすると、特に困ることなく用事を済ますことができた。レジで店員さんの声が聞こえにくいな、と感じた場面もあったが、咄嗟にイヤホンを外してみたところ、ただその店員さんの声が小さかっただけだったw。

 ただ、とっさにモードを変えて外音を聞き取りたい時には向かない。その時には次のクイックアテンションモードで。

クイックアテンションモード

 コレは期待していた通り、便利な機能。注目したい時に左タッチセンサーを長押しするだけで、押している間このモードになり、必要な外音を聞こえやすいようにしてくれる。

 咄嗟の時にはアンビエントモードに切り替えるのには実は少し手間がかかる。操作的にはアンビエントモードに切り替えるには、左タッチセンサーを1回タップすればいいだけである。しかし、実はコレがうまいこといかない。切り替えたいタイミングで切り替えられない。必ず失敗してしまうのだ。コレはタッチセンサーを触る長さによる部分もあるのだと思われるが、軽くタップしたつもりでも、長押しと感知されてしまい、一瞬クイックアテンションモードになってしまうようなのだ。そうこうしているうちに必要な情報を聞き漏らしてしまう・・・。なので咄嗟にの時には、迷わず長押ししてこのクイックアテンションモードにするに限る。

装着検出機能

 この機能も便利機能。耳からイヤホンを外すことで、再生中のソースを停止できる。再度装着すれば再度流れてくる。そんな感じ。クイックアテンションモードと並んで必要な時に必要な情報を漏らさない。ただ、私にとっては基本的にそれだけなので、実際に使ってみると、あったらいいが、なくても困らない。そんな印象。まだかなり限定された使用状況での印象なので、今後もっと便利に感じる場面に出会うことはあるかもしれないが。

両側ハンズフリー

 こちらは、つい先ほど実際に体験した。相手音声が片側から聞こえてくるだけよりも、やはり両方から聞こえてくる方が圧倒的に会話しやすいし聞き取りやすい。以前試した安いワイヤレスイヤホンでもハンズフリー時、両方から音声が出るものもあったが、なぜ全てがそうならないのか不思議だった。完全ワイヤレスだと難しかったのか? 技術的な部分はあまりにも疎いのでよくわからないが、1000XM3で願っていた機能になったので満足している。

 

1000XM3の音質について

 残念ながら、ここのところはバカ耳の持ち主にしては判断できかねる。ただ全機種である1000Xの延長線上にある感じで、伝統のドンシャリ感はあまり感じられず、ニュートラルな印象の音を楽しめる感じがする。またノイズキャンセリングのおかげもあり、小さな音量でも細部まで聞き取れるので、こんなところにこんな音があったのか!という驚きを感じる時もあった。

 

次の期待は SOUNDSPORTFREE WIRELESS にノイキャンがのってくれること

 BOSE が次の一手を打ってくれるだろうか? そこが問題。もし来たら、それはもう一度でいいからその音とノイキャンの性能を聴いて味わってみたいと思うのだが。

 2017年には 1000X の発売の少し後に FREE W は発売されている。そうなると年末にかけて BOSE も仕掛けてくるのではないかと勝手に予想しているのだが、どうだろう? その時には単なるアップデートに終わらず、防水の上にぜひノイキャンをのせてほしいものである。