★003往路も終盤、ツラさを乗り越えたその後に見える景色は・・・(20131222クリスマスライド)
出発してから5時間弱、午前11時頃、大島への上陸を果たした。渡ってきた大島大橋を再度くぐり、それをバックに美しい景色の中を進む。しばらくすると、サンタクロースとトナカイ?に抜き去られた。動画の最後の部分、その姿を捉えた奇跡の映像が収められた・・・?
その後、このサンタさん、すれ違う車に手を振りまくり。でもその反応の薄さに怒りをあらわにしていた。私の知っている限りのデータでは2勝8敗だったとか。そのほかのタイミングでのプロモーション活動でどうだったかはわからない。
大島縦断では、峠を二つ越えなくてはならなくなる。斜度としてはたいしたことはないはずであるが、ここまでに90kmちょっと走ってきている身には、その負荷は残りの体力を削り取っていくのには十分である。
これまでに2回このルートを走っているはずだが、その時のイメージでは、二つの峠の負荷はかなりのダメージになったイメージを持っている。そのイメージをもって大島縦断の行程に入った。
一つ目の峠を越えると、街中を突っ切る広い平坦な道がしばらく続く。そこを流しながらはじめの坂のダメージを回復させた・・・というほどの負荷ではなかった。あれ?こんなもんだったけ?
そして少しずつ斜度が上がっていくダラダラした道に続いていく。そして二つ目の峠へ・・・。そこまででもない・・・。ロードバイクを始めた頃のイメージから随分と状況が変わってきたようである。また、今回は牽いてもらうことも多く、単独で走った時とはダメージは違うというのもあるだろう。
ちょっと拍子抜けをした二つの「峠」(峠と言うにはちょっと…という感じもするが)を抜けると、下り道の向こうにこれから渡ることになる来島海峡大橋の壮大な姿が見え始める。下りの先に見える絶景。身体的な楽さも加わり、本当にその美しさを楽しむことができる。ちょっとした苦しさを味わった後のご褒美である。
橋の下をくぐり、来島海峡大橋へのアプローチへと進入した。
途中の休憩場所でいったん止まり、そこから再スタート。程よくお腹も減ってきており、間もなく到着となるはずのサンライズ糸山での昼食が楽しみである。
だが、その前に美しい景色と橋の上ライドを堪能しなくては。
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そして、今回の折り返し地点となる「サンライズ糸山」に無事到着。
そこのレストランで昼食休憩をとった。
今回食したのは、「カツカレードリア」。
ダッチオーブンで仕上げられたカレードリアで、「二人前」という表示があった。食べ切れるか心配だったが、カロリーも消費しているし、帰りもさらに消費することは必至。ガッツリいただくことにした。
しばし待った後、サーブされたダッチのふたを開けてもらうと・・・、ボリューム感タップリのカツカレードリアが姿をあらわした。はじめはどうかとも思ったが、さすがに長距離走ってきた後、食べられるものである。ペロリといただいた。
ただ、その後しばらくはお腹が重かったのは確かであるが。
この「カツカレードリア」を待っている間に、二班の面々が到着した。約30分差である。この差を大きいと取るか、こんなもんか、と取るか・・・。その時の状況によるだろう。今回のロングライド、約100km走っての30分差。こんなもんなんだな、という印象だった。距離に換算すれば、それなりの距離差ができているのだろうが、昼食を待ちながらの楽しいひと時での待ち時間で、そんなに大きな差はつかないものなんだな、という印象だった。
しばし休憩ののち、当然帰路につかなくてはならない。まったりとした空間から抜け出すのに勇気はいったが、帰らないわけにはいかない。
行きはよいよい、帰りは・・・
前半での消耗がどう影響するのか?
後半戦の始まりである。
つづく・・・