久々ののんびりライドのはずが⁈
7月20日(日)、100kmライドを終え、「巡航速度があがった」かもしれない余韻に浸っていた。確かではないが、ここのところの乗り込みの成果が出たものと思いたい。そしてそれを確かめてみたいと思っていた。しかし次の土日に行なわれるミッドナイトエンデューロに向けて身体を休ませていく期間に入る。それを確かめるのはちょっと先になるだろうな、と思い、7月21日(月)は軽く流して疲れを抜いておこうと考えていた。
100kmライドを終えた夜、何気なく見たショップの掲示板には「明日の午前中、かr目に走りに行きましょう」という書き込みを見つけた。M久さんからの書込みであった。「軽め」でしかも行き先はしまなみ方面らしい。回復走もかねて気持ちよく走ってこようと、ご一緒させてもらうことにした。
7月21日(月)当日朝、7時に自宅付近で合流し、尾道へ向かった。10時半には帰宅しておかなくてはならなかったので、途中で離脱して引き返す予定にしていた。
メンバーは全部で6人。みんな顔なじみの人で、久しぶりにいっしょに走る。
とにかく往きは30m/hに達しないくらいで、軽めに気分よく走っていた。天気も良いし、空気もカラッとしている。おまけに早朝の空気はひんやりとしており、走っていて物理的に心地よかった。道中あれこれおしゃべりしながらの走行もあらためて新鮮。本当に楽しく、景色を楽しみながらの走行ができていた。
尾道から渡船で向島へ渡り、いつもとは反対周りで因島大橋へ。
そういえば先日、しなまみ海道の橋の通行料が無料になったばかりだった。
これまではそれなりに感じてきた橋までのアプローチも、みんなでワイワイ上ると楽に感じられる。これまでのトレーニングライドは何だったのだろう?というくらい楽しい!
ま、目的が違うのだからそれぞれの楽しさ、充実感の種類は違って当然ということだろうか。
因島大橋を渡ったところで休憩。ちょうど高速のSAがある下の部分である。
このあたりで、少し時間が気になり始めた。
ソロソロ区切りのいいところで帰路につかなくては・・・。
しかし、あまりにも楽しい。
次の休憩地点は因島内のコンビニ。
そこまで行って引き返すことを表明して出発した。
いつもなら、下りを利用して速度を上げるところも、ホドホドにファンライド。いつも、というか、一人で来た時や、チネくんと二人でこれまでに来た時に比べて格段に楽に走ってコンビニに到着した。ホント楽しい。
コンビニで休憩後、私は一人引き返すことにした。他のみんなは瀬戸田のドルチェまで行くらしい。後ろ髪引かれるが、ここで引き返しても間に合うかどうか・・・。間に合わなければひどい目に合うこと必至なので、断腸の思いで休憩地を後にした。
ここからは結構ギリギリ・・・。
10時半には帰宅していなくてはならないところを、コンビニ出発は9時5分。ほぼアウトだろうと思いつつも、少しでも傷口を小さくしたいとの思いから、とにかく踏んだ。何かに追い立てられるように・・・。
往路とはうってかわっての復路。往きは人の後ろにつかせてもらって、まったり速度で回復走の様相。しかし帰りは、巡航速度も35km/h越えコンスタントで、TTさながら?なしんどさ。ま、TT走ったことはないのでホントのところはわかんないけど。
それでもあのスピード感と風を突き抜けていく感じ。楽しいのです。
マッタリ走る楽しさとは別の体感的な楽しさとでもいったらいいのかな。全く別の楽しさを、前半後半で味わいつくした、何とも贅沢な午前を過ごしたといってもいいかもしれない。
ところで、前日の100kmライドで感じた巡航速度のアップ。やはり同じ場所で、前日と同様に巡航速度はアップしていた。以前、ジテツウの帰りで、前方を走る不愛想&やや信号無視気味ローディーを追走した時の速度が、33km/hぐらいがやっとだったようにおぼえている。で、その後に走った時にもその速度が目安となり、気分よく走れていてもそれくらいの速度が精いっぱいだった。それが、気づいてみると、37~38km/h。気持ち上りが入ってもそれを維持できていた。前日に感じた「巡航速度が速くなっている?」というのは、あながち間違ってはいないようである。4月以降、徐々にロードバイクを再開し、6月、7月は乗る機会も増やしてきた。その効果が出始めているのだと思うと、ちょっとうれしい。
苦しくもあったが、気分良く走って帰って、時間を見ると10時30分。
ジャストで間に合った!
家族のヒンシュクをかうことなく、なんとか無事に乗り切ることができた。めでたいことである。
それにしても、7時に落ち合って出発。70kmちょっと走って10時半に帰宅。しかも因島まで行っているという事実は、ロードバイクに乗り始め、しまなみへ通っていたころから考えると随分とその距離感、時間感覚が変わってきた。
今回久しぶりにしまなみ海道へ出かけたが、
今年は、ちょっと違ったしまなみ海道の楽しみ方ができそうである。