③1周回目の失敗(20130908もみのき耐久レース)
第一走者のG丸さんからセンサーというタスキを受け取った私の周回が始まった。ショップからは3チームが参加し、各チーム5名構成。各走者1周ずつで交代予定でレースに入った。
スタート直後、濡れた路面の上を走っていく。もう雨は気にならない。バイクの汚れも気にしてはいられない。とにかく集中しなくては危ない。
まず始めにピットロードから続く坂を登っていく。足の回りは、悪くない。上りで速度を失わないようキープしながら走る。少しすると一瞬下る。その後再度ダラダラした上りが続く。この辺りまでで数名抜いた。再度の上りに入った直後、前方に前走者の姿を捉えた。しばらくすればその坂も終わり、長い下り基調にはいるのはわかっていたので、できるだけ速度を落とさぬよう、そして下りに転じるまでには前走者に張り付くことができているよう、必死でペダルを回し続けた。ジワジワと距離を詰めていくが、追いつくのには時間がかかった。上りを終える頃、やっと捉え、後ろに張り付くことができた。前走者は無理に振り切ろうとするでもなく、いいペースで走ってくれている。その状態で下り基調に。道幅が狭く、カーブも多いコースレイアウト。コーナーで減速してはまた立ち上がりで加速、というのを何度か繰り返す。しかし、牽いてもらっている状態なので疲労はかなり軽減されている感じで、楽について行くことができた。しかしまだ慣れていないコーナーの連続。急なコーナーでは時折ラインを外れ、膨らみすぎてしまって怖い思いも何度かしながらもついていった。
下り基調の部分を終え、上りに入る。後半のは2回ある。はじめの試走よりも上りは短く、その直後には再度下りが入る。そして、後の方の上りは斜度のある上りとなり、それを終えた後にはまだピットロードへ続くダラダラした上りが続く。
長い下り基調で、体力も回復した感があった私は、終盤にある前半の上りで前走者を抜いた。そしてその後加速して下りを抜け、最終の上りに。ここでも何とか踏み切って、ピットロードのダラダラした上りに入った。抜いた走者とは少し距離が開いていた。この時点では。しかし、ここで大きなミスをしていたことに気づく。正直、ピットロードでは脚は残っていなかった・・・。終盤の二つの上りで頑張りすぎたのである。ピットの位置はピットロードの一番奥のあたり。そこまでは結構な距離がある。ピットロードに入ったところで明らかに失速して、苦しい時間帯となった。再度加速しようとして力を入れるが踏ん張りきれない。ピットロードの中ほどを過ぎると、後ろから気配を感じた。ちょっとして、抜かれた。さっき抜いた走者であった。
そして、苦い思いとともに一周を終え、次の走者M久さんに引き継いだ。
明らかに、スパートのタイミングを間違えた・・・。反省である。
その後の周回、後半の上りのやり過ごし方は変えた。
下りの勢いを利用しつつ、速度が落ちても淡々と走ることにした。その後のピットロードで速度を維持する余力を残しておくためである。そのおかげか、その後の周回では、ピットロードでダンシングしたりする余力も残った。タイムを上げる目的よりも、ピットでの盛り上がり方が、その方が楽しかったからというのもあったが。
その後の2周、仲間内でのチーム同士で、差をつけたり、詰められたり、抜かれたりを繰り返して楽しんだ。
その間、子どもたちは大人の干渉をほとんど受けずに、気ままに楽しく過ごしていたようだった。というか、もっと応援してくれても良かったのだが・・・。
天候は、明らかに回復。周回を重ねる毎に路面状況も良くなっていくのがわかった。それでも濡れた箇所はいくつかあり、気にしないとは思いながらも、毎周回終わった後にはせっせと拭きあげた。特にブレーキシューとリム。ついでにフレームも。
そして、私自身の4周回目。この周回が今回のレースで一番印象に残る周回となった。詳細は次回に回すけど・・・。