休憩入れずに180kmほど走り切りたかったのだが・・・
準備編
6月19日(月)、この日は振替でお休み。
直前までの約2週間弱、仕事で忙しかったため平日のローラーを回す時間もなかなか取れない状況だった。ハレてひと山こえたこの日、長距離を走ることにしていた。
とはいえ、ただサイクリングをしに出かけるのではなく、大きな目的は、7月終わりにある8時間耐久ソロの練習。主に補給の確認を行うために行ってきた。
目標は、自宅から糸山公園までの往復を8時間以内。交通ルール遵守の上、休憩をできるだけ少なくして走り続ける。その中で補給も持参したもので賄っていく、というものだった。
補給については前日に買出しをしておいた。
これらをトップチューブバックに入れて、随時補給していくことになる。
補給準備物
前日の買い出しで、以下のものを買っておいた。全てを使い切ることになるのか、もしくは足りなくなるのかはわからない。
- PowerBar ENERGIZE BERRY
- PowerBar ENERGIZE CHOCOLATE
- スポーツようかん ×2
- TIGORA ENERGY GEL(クエン酸入り)
- TIGORA ENERGY GEL(カフェイン入り)
- PowerGel ×2
- SAVAS PIT IN
- Amino−Value
- TOP SPEED Ultra Mineral Tablet
- Meitan CCC
で、これらをバッグに詰めて、補給していく予定なのだが、順番は適当。その時その時の気分で食べ進めていった。ただ、カフェイン入りは後半の一踏ん張り用に残しておくということは計画しておいた。そしてクエン酸入りを中盤あたりで。。。
ドリンクは、上記のAmino−Valueをボトル二本に分け、水で半分に薄めた。一本のボトルにTOP SPEED Ultra Mineral Tabletを1個。もう一本に2個(標準量)投入。前半で薄い方、後半で濃い方というように使い分けた。味は不明(笑)。これらはケツの後ろに。そしてダウンチューブにあるボトルに真水を一本。
起床からの準備
さて、当日の朝は朝食からバイクの準備と、かなり計画的に準備を進めた。
前の日の朝、かなりユックリ寝たので(寝すぎくらいに)、なかなか寝付けなかったというのはあるが、予定通り5時に起床した。
まずやったのは、朝食の準備。コーヒーを飲みながらパスタ160gを茹でた。これにオリーブオイルを回しかけ、ハーブソルトをかけて二杯目のコーヒーとともにユックリといただいた。腹持ちがいいのではないかと期待。
そして、バイクの準備とボトルの積載。この時に初めて気付いた。バーテープがすでにボロボロになってしまっていることに。昨年の夏、境港まで一泊二日で往復した時に雨に降られたのが原因で痛んでいたのだった。まあ、今更どうしようもないのでそのまま行くしかないが、早めに巻き替えなくちゃな。
トイレを済ませ、着替えを済ませ、家を出たのが6時40分頃。
ここからこの日の苦行がはじまった。。。
出発から尾道まで
ガーミンの記録によるとスタートは6時42分だった。
出発から尾道までの区間は信号はあるし、時間的に交通量も増えつつある頃なので、アップがてら流しつつ走っていった。もっとも、この日は全線「流す程度」でなくては持たないという自覚もあったのでかなり抑えて走り出した。
予定では平均出力140〜150Wくらい。巡航時に170〜200W程度。上りで220W程度かな、という見積り。
走り出してすぐに気になったのは、前輪のエアバルブがリムに当たってカチカチいう音。これまでなかったのにここのところ急に音がしだした。ビニールテープでも巻いて対策しないとうるさくてかなわん。
水分補給については、15分に一回一口か二口、特製ドリンク(笑)を口に含む予定でいた。出発して15分後に、予定通り補水。不安のあった味は・・・、大丈夫、飲める(笑)。というか美味しいと思える。水で薄めているが、タブレットのおかげで味は戻った感じ。まずは薄い方を飲んだので、後半で濃い方を飲む時には逆に濃すぎないかと心配になる。
そうこうしているうちに尾道到着。
特に大きな問題はないが、なんだか首と肩まわりが凝ってきている。1日持てばいいが・・・。
渡船を待つ間、今回数少ない写真撮影。
今回はeNShareジャージを着用。交通ルール遵守の姿勢の表れです!
これを着て変な走り方はできないので。
向島から
渡船で向島へ渡りいよいよ本格的にしまなみ海道を走り始めます。
気温は寒くもなくちょうどいい感じ。走り続けているとうっすら汗ばんでくるくらい。午後からは気温も上がり、29度あたりまで達する予報だった。後半の消耗戦に耐えられるよう、脚を残しておかないといけない。
海岸線沿いを走っていてバイクについての気づき。
ここのところ、VERENO RNに乗りつけていたが、あらためてS5に戻って、やっぱS5って固いんだな、と。路面からの衝撃がRNに比べて大きい気がした。またQ-Ringsも、そんなに違和感はないものの、上死点、下死点通過時に力が必要ないぶん、なんか楽にケツ筋を使えたような気がする。これまではメンドくさくてフミフミ傾向だったが、これくらい楽ならケツ筋使ってもいいやん!って感じ。おかげで1日経過した今、ケツ筋が筋肉痛。このままケツ筋を鍛えることを意識できればいい傾向なのかもしれない。
最初の補給から
向島から因島大橋への上りは予定通り、抑えて上ることができた。軽めのギアでクルクル回す。出力も200あたりを行ったり来たりという感じ。
因島での上りも淡々と通過。脚も残しつついい感じで走れている実感はあった。
因島から生口橋への上りで今回初の補給食、PowerGel(120kcal)。ユックリと上っている間に、と考えたが、案外呼吸が乱れてツライ。ハアハアしてしまう。平坦な道の方がよかったな、と。
その後、大三島まで入り海岸線を走るほぼ直線の道で、二回目の補給食。ここで、クエン酸入りのTIGORA ENERGY GEL。それにしても、ちょっと息しにくいな(笑)。
こんな感じで実際のレースだと、レース中の補給はけっこうしんどいかも。補給するなら補給タイムとってユックリと走りながらになりそう。
大島へ入り、上りまでの海岸線。ここで、スポーツようかん(113kcal)を。これは甘くて美味しかった。あと食べやすかったのも好印象。これは本番でもぜひいくつか準備したい。
こんな感じでの前半の補給。空腹感は全くない状態で快適。今調子なら帰宅後もバカ喰いはしなくて済みそう。
そして、大島の上り道へ。
ここでは向かい風にも襲われ、ダブルダメージ。基本クルクル回すのだが、なかなか進まない。それでも無理はせずにとりあえずクリア。そして来島海峡大橋へ。ここでも向かい風。ただ、タイミング的には帰路で追い風になるのが明らかなので、後の快適さを楽しみにひたすら我慢の4kmとなった。
折り返し、ここまではまあまあ?
やっとの思いで、糸山公園に到着。
トイレ休憩を入れ、一応記念に冒頭の写真を撮り、TIGORA ENERGY GEL(120kcal カフェイン入り)を補給。自販機の炭酸にひかれたが、ここはグッとガマンした。
再出発後、来島海峡大橋は思った通りの追い風。そんなに強くはなかったが、下り基調も多く、快適に脚を回すことができた。ただこの辺りで、シューズにアタリが出て、足に痛みが出てきた。ガマンできなくはないが、帰宅後はちょっと型を入れて広げてやらなきゃな。
そしてトラブル
来島海峡大橋を渡りきる頃、あるトラブルに気づいた。
VECTORの値を見ていると、なんか思ったよりも低い値に感じられた。自分のふみ加減と数値が大きくズレているのだ。ひょっとして脚が消耗してしまって出力が上がらないのかな?とも思ったが、念のため、サイクリングダイナミクスの画面を見てみると、明らかに左ペダルの側の数値が低いことに気付いた。右の半分くらいといった感じか。不自然に値が低くなる、このようなケースは以前にもあった。電池切れ直前の症状。。。
ということで、コンビニに寄り電池を購入することとし、伯方島に降りてからすぐのコンビニに入った。不運なメカトラ、といった感じだが、こうなると、もう歯止めがきかない。つい電池といっしょにドリンク(炭酸飲料)を買ってしまい、飲んでしまった。その間に、シューズも脱いで一応養生。
再スタート後は少し元気になり、もちろんVECTORも復調したが、こんな休憩も本番では必要なのではないかと思われた。積載できる水分量も限りがあるし、ピットに補充用のドリンクなどを用意しておいて、短時間の休憩を効率よく挟むというのも、長丁場の耐久レースにおいてはアリかな、と。
その後シューズのアタリも解消し、快適に瀬戸田まで・・・、と言いたいところだが、復路の悩みはシューズのアタリ以外にもあった。それは、首、肩まわり、腕のコリとダルさ。この辺りからは姿勢を変えながら、またチャンスがあればストレッチしながらしのいだが、なかなかシンドイ状況ではあった。ストレッチも元々ある肩の痛みがなければもっと効率よくできるのだが、どうもその痛みがジャマをして効率の良いストレッチにはならなかった。
はよ治らんかな〜、五十肩(泣笑)。
瀬戸田のドルチェ手前で、スポーツようかん(113kcal)を補給した。
ここまで空腹感は感じず、いい感じ。
もうちょい先でカフェイン入りの補給で気合を入れて最後まで持たそうと試みた。
因島へ降りてすぐのコンビニでトイレ休憩。ガブ飲みした炭酸飲料が余分だったのは明らか。ついでに靴も脱いで足を養生し、ここでもつい炭酸飲料に手を出した。帰路での二回目のコンビニ休憩となった。
その後、因島の後半でMeitan CCC カフェインプラスを投入し、気合を入れ、イッキに尾道まで。カフェインの効果か、ゴールが近くなったことの影響か、向島の後半からはなんだか脚の回りも少しよくなった気がする。
尾道からは軽い追い風で、これまたラッキー。予定時間よりも10分ほど早くゴールとなった。
ただ、往路での所要時間、約3時間45分だったのに対し、バッテリートラブルがあったとはいえ、追い風も多かった中で、帰路で約4時間5分。明らかな後半のペースダウンとなっていた。シューズのアタリと首、肩、腕の弱さがその原因だと思われる。なぜなら、脚は思ったよりも残っていたと感じられたからだ。もう少し出力を上げてもいける感じが脚にはあった。でも、上半身の弱さがそれを受け付けなかった。
これからの約1ヶ月、上半身の強化を意識しなくてはならないというのがハッキリした。
ふりかえり
帰宅後は、、、
お約束のタンパク質補給で締めくくった。
うん、いい1日ではあったな。
走行距離 175km
所要時間 7時間48分
移動時間 6時間41分
TSS 223
消費カロリー 3067kcal(ガーミンデータ)
摂取カロリー 約700kcal
補給の課題は、ズバリ水分。もちろん消費されるミネラルも考えて。普通に積載できるボトルだけでは明らかに足りないので、その部分をどうするか考えなくてはならない。
また、補給食もどうするべきか。補給食を摂取するのは結構手間ではあるし、息が上がりがち。楽しみな部分でもあるので残しておきたいが、高カロリーのドリンクも併用してジェルなどを少なくするのも方法かと思った。PowerBarなどの固形、というか半固形のものはちょっと摂りにくい感じもする。
もう少し時間があるのでこの部分、要検討。
それにしても、、、ケツ筋、イタ〜い!