Daily Sketch with...

ロードバイク、スキー、キャンプ、写真が好きなオッサンブログです。家族で楽しんでます。

しまなみ4hエンデューロ・ソロ!

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いよいよ? 「しまなみ4hエンデューロ・ソロ」当日の朝。
準備は前日にほぼ済ませておいた。

 

6時に起床して、起きぬけにベランダ越しに外を見た。雨は降ってなさそう。床面も濡れてはいない。
 
「よし、行けそうだ!」
 
そう思って、準備にも気合が入る。おむすびと「どん兵衛」で朝食を済ませた。着替えを済ませ、トイレも済ませた。荷物と cervelo S5 を階下に持って降り、準備を終えた。
 
そして、バイクを持って外へ。まだ風に当たっているわけではないので、寒さは感じない。
屋根のないところへ出た。
 
すると・・・

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アレ?
手の甲に何かポツポツと当たるのを感じた。
それは雨だった。
しかもいつの間にか降り出したのか、路面も少し湿ってきてる。
 
「予報では雨はないと判断したのに〜」
 
ちょっと迷ったが、雨足はほとんど止みそうな感じもしたのでとりあえず少し走ってみることにした。しかし500mくらい走ったところで強まる雨。
出る直前、雨での落車のブログ記事を見ていたので、何かあってはいけないと、撤収を決め、自宅へ向かった。
 
「こんなに早い時間に帰って何しよう」
「ローラーとか回すのも、なんかな〜」
 
とか思いながら自宅への坂道を上っていると、雨は少しおさまり気味に。西の空を見ると少し明るみを帯びてる!
自宅目前で再度引き返した。
たぶんしばらく走っていれば雨は止むだろう。そして午後からは晴れマークだったので、そのまま路面も乾きそんなにひどい状況にはならないはずだ。そう判断した。
そして走り出す。
ますば尾道を目指す。
T2+ DLは、人通りも少なく危険も少ないはずの島に渡ってから試そうと決めていた。尾道までの道中では封印した。
それにしても、使わないとなると、このDHバーというやつは邪魔にしかならない。フラット部分は持てないし、ブラケットを持っても、アームレストが当たるし。慣れてくると、低めのポジションにするために肘をたたんでそれを固定するのに使えるようにはなったのだが。
尾道までは、通勤の車や信号に行く手を阻まれた。思ったようにペースを上げることができなかった。まあ、安全優先で無理せず行くしかない。
それでもなんとか尾道に到着。路面は濡れているという感じよりも少し湿っているという感じに。雨は降っていない。
足先は快適。手先ははじめは少し冷たくかじかんでいたが、尾道に着く頃には程よく温まってきていた。
と、そこでトイレに行きたくなっていることに気づいた。
 
なんか最近近くて・・・
 
いやいや! 寒さのせいなんだと思う。
 
駅前のトイレに行き、ついでに撮った写真が冒頭のもの。今回は当然写真を撮る機会も少なかった。
 
向島へは渡船で渡った。
本当は待ち時間を考えて、尾道大橋を渡りたかったが、時間帯的に車が多そうで、躊躇した。そして安全面を優先することにした。
 
船に乗っている間にグローブを替えた。感触的にやはり分厚いグローブはストレスにはなる。ただし、この後、再度防寒用グローブに替えるまでは、指先は冷たいままが続いた。感触の馴染みを取るか、温かさを取るか、悩みどころだ。
 
さて、向島へ入り、海沿いへ出るちょっと前に、いよいよ T2+ DL の使用開始。
はじめは恐々・・・。
でも意外に安定して走行できる。
そして、腕が身体の幅から出ないのでなんだか風の抵抗も抑えられてる感じも。そして実感として一番大きく感じたのは、あのポジションをとると、バイクと身体が一体となる感覚だった。一体となった塊が風を分けて進んでいく感じを受けた。
慣れるにしたがって色々お尻の位置をずらしたり、骨盤の角度を試したりしてみた。どれが一番効率が良さそうかはまだ分からないけども。
 
それでも、スピードと感じている負荷を比較してみると、少し速度は上がっている感じがした。感覚的には2〜3km/hくらいの違いだろうか?  逆に言うと、まだ余裕があるな、と感じた時の速度が結構目一杯な感じで回してた時くらいのイメージの速度。
そして、速度的なメリットももちろんだが、流しているときにはかなり上半身を休ませられる。これは結構大きかった。後半までタレずに体力はもったから。
 
向島の海沿いを走り、因島大橋を上る頃には、路面も少しずつ乾いてきていた。空にも青空が時折顔をのぞかせ、雲に遮られずに差し込んでくる陽の光を浴びる時間も多くなってきた。とはいえ、橋まで上るアプローチは木陰になっているところが多く、湿った落ち葉がたまっているところもあったので、上り下りとも注意した。
そして因島を抜け、瀬戸田へ。多々羅大橋へのアプローチ下のトイレで、この日二回目のトイレ休憩となった。
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休憩はこれが最後。
休憩といっても、予定通りトイレだけを済ませ、サッサと動いた。
この辺りがほぼ折り返し地点となる。
このまま瀬戸田を一周して帰るルートをとった。
それにしても風が強かった。往路復路ともに強烈な向かい風の中を走ったが、特に後半、疲れも出はじめた中での向かい風には辟易とさせられた。それでもDHバーのおかげもあり、ダメージは最小限に食い止め、走り続けることができた。
 
帰路、因島を過ぎ、向島へ渡ったあたりで少し小腹が空いた感覚を覚えた。ここまで走ってとったカロリーは、ボトルに準備していた缶コーヒーだけである。朝食以降何も食べていない。そこで、バー系補給食を食べることにした。走ったまま。新開くんみたいにスマートに食べられればいいのだろうけど、そうはいかない。包装を破るところから苦労した。そしてやっと口にしても、パサパサで喉を通りにくい。コーヒーで流し込んだ。それでもお腹は空いていたので、美味しくいただいた。
と、この辺りで、頬にポツポツといやな感触。
雨だった。遠く西の方は雨に煙っているのか白い靄に包まれていた。向かい風も強烈になってきていた。
 
そもそも、この日は走っているサイクリストはあまり見かけなかった。みんなわかってたんだな。こんな状況。
 
「今止むなら、許してやるよ!」
 
と、誰に言うわけでもなく叫ぶと、雨は雪の粒に変わった(^^;;。
 
向島を走っている最中、ずっと雨と雪。幸いそれほど本降りではなかったが、路面は確実に湿っていった。ただただバイクが汚れるのが嫌だったので、祈る思いで、進む先の空を見上げた。ちょっと明るい。うまくいけば、尾道からは雨に追いつかれずに帰れるかも。そう思って渡船を渡った。
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思惑通り、尾道に渡ってからは路面もまだ濡れていなかったし、雨も降りはじめていなかった。
気分を良くして一路東へ。
 
空は一変。
青空になっていた。
尾道から福山の間でガラッと天気が変わるというのはよくある。今回もそうなったらしい。しばらくは雨は降りそうになさそうだった。
 
天気の心配がなくなってくるとその他の気がかりごとが、気持ちの中で大きくなってくる。気がかりごととは、cervelo S5の音。チネくんと走った時から気になっていたのだが、見てもらう間も無く今回のライドに。今回のライド中にもその音はドンドン大きくなってきていた。ペダリングの度に、ダンシングの度に、ギシギシ、ミシ、ペキッ!
どこかイッちゃってるのかな?と思ってしまうほどだった。まわりからはさぞかしうるさいと思われていただろう。
ということで、帰宅予定時間には余裕があったので、ショップに寄って帰ることにした。
途中で、今回の「しまなみ4hエンデューロ・ソロ」は完了。ほぼねらったライドを完遂することができたようだった。
途中で再び空腹感を覚えたので、もう一つのバー系補給食を食べて、ショツプへ向かった。
ショツプで店長に見てもらう間、スタッフMくんらと談笑。
作業はあっという間に完了。試走してみると、見事に音は収まっており、乗り心地が良くなった感じさえした。こうしてみると、「異音」ってストレスになるのだな。
 
以上、雨と雪、そして風に翻弄された「しまなみ4hエンデューロ・ソロ」の全行程は無事終了した。
疲労感はというと、いつもの100kmに比べて、その後の活動(家族サービスとかね)はしやすかったと思う。T2+ DLの効果があったということかな?
 
次週のクリスマスライドでさらに乗り込んでcervelo S5とT2+ DLを味わってやろうと思う。