いっこ前の動画で、助手席リクライニング〜後席つなげて、就寝スペースを確保した。しかしNV350に限らずこのパターンは、その段差の解消にひと手間かかってしまう。
前回の動画では、助手席と二列目の座面に折り畳みマットと、ベットキットの余ったベッドマットを使って段差を解消した。そして、その結果は、なかなかいい感じ!
ただしこのパターンは、二列目の背もたれが起きた状態になる。後部をリビングスペースとした場合、空間を仕切る役割にもなるのだが、一方で窮屈感を高めてしまうことにもなる。
029 車中泊仕様強化! NV350お手軽就寝スペース拡張 ver.2
この度試してみるバージョンでは、多少の段差(リアのベッドと助手席・二列目ベッドの間に)はできるが、「仕切り」がなくなり、視覚的には広さが確保できるようになる。また、二列目の背面には板を入れてあり、それをそのままベッド面として活用できるため、ものを重ねた不安定感は皆無となる。前バージョンで二列目に使っていたベットマットを助手席で使えば、フラット感もかなり高まるし、フィット感と見た感じもいい。インフレータブルマットを置けば関係ないかもしれないが、この新バージョンだと、インフレータブルマットもいらないくらいフラット感が高まるから、準備する部材も少なくて済みそう。
今回、私の場合、余ったベッドマットやテントマットを使ったが、ない場合には、なんらかの嵩上げを検討すればいい。前バージョンと異なり、このバージョンでは助手席のみ嵩上げすればいいので、手間は少なくすむはず。
これら、二つのバージョンは、それぞれにいいところがある。それらについてよく考えて、状況に応じて使い分ければいいので、どちらのバージョンも、アレンジのバリエーションとして確保しておきたい。
余談になるが・・・
ハイエースと違って、NV350の二列目シートは、そのシートバックを前に倒したときに水平にならない。なので、これにつなげてリアのベッド延長のレイアウトが取れない。ハイエースの場合、リアの背もたれを前倒しして、それに合ったベッドキットを組み付ければ、2列め以後を広大なフラットスペースにすることができるので羨ましかった。でも実際は使うことはなさそうだけど。。。
しかし、今回のこの方法を取れば、NV350でも高ささえ合わせれば荷室のベッドスペースを前に延長して、ハイエースと同様の広大なフラットスペースが完成する。ただし、背もたれの高さとベッドの高さを合わせれば、という条件が入るが。
私の場合は、すでにベッドキットを入れているので高さの変更のしようもない。ただ、使い方的にそこまで広げる必要もない状況ではある。助手席とつなげて就寝スペースを確保できれば十分なので、今回はこの方法で満足の行く仕様に仕上げることができた。
でも、これからベッドキットなどを作り、広大なフラットスペースが必要な場合は、こんな感じでの2列めフラット化は有効なんじゃないな。まだ、ベッドキットを入れてない状態なら、あの広大な空間はけっこう魅力的ではある。