Daily Sketch with...

ロードバイク、スキー、キャンプ、写真が好きなオッサンブログです。家族で楽しんでます。

数ミリの違いで・・・【BG Fit】

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BG Fit というやつを受けてきた。
行きつけのショツプが、スペシャライズドの取扱店であり、店長もこの夏?だったかな、、、BG Fitの講習を受けてきたという。で、検体?として10名程度フィッティングをしなくてはならないらしく、私もその頭数に入れてもらっていた。あと一人未実施だが、それはかのAR-Kアニキらしい。
チネくん、ジャイアントさん、G○さんといったロード主要メンバーはすでに受けているようだった。
私もこの日、休みが取れたので受けてきた。所要時間として3時間から5時間見ておいてください、ということとお店の都合で、開店2時間前の9時に到着。そこから早速フィッティングに入ってもらった。
ここのところの私の感覚として、サドル位置を少し前に、そしてその分サドル高を高くするといいのではないか、という実感があった。実際にその感覚が正しいかどうかはフィッティングを受けてみればわかる。そう思いフィッティングに臨んだ。
所要時間は5時間。何に時間が取られたかというと、左右の足の長さ(膝下の長さ)が違うことがわかり、その調整に時間をかなり取られた。
作業の中身は、他のブログでも触れられているし、取扱店のWebサイトでもわかると思うので割愛するが、作業途中、なぜそうなるのかなど、いろいろと説明をしてくれた。
 
そして結果だけいうと、サドルは前に4mm、高さは5mmアップした。この部分は私の感覚も合っていたのだが、その変化幅には大きな差があった。私のイメージとしては1cmくらいの移動がある感覚でいたのである。しかし考えてみればロードで1cmのサドル移動って・・・という話である。
この4mmと5mmの移動でかなり感触が変わった。とても回りやすくなったのである。引き脚が使いやすくなった、というか引き足側の荷重を抜きやすくなったというか。そして踏み脚の方は脚の重みを乗せやすくなった感じがして、帰り道では意識しなくてもドンドンケイデンスが上がっていく印象を受けた。
これを元に微調整を加えれば、もっと引き脚を使いたいなら、前と上にサドル位置を移動していけばいいなど自分の中での指標を持つことができた。
そして、さらに大きな変化は、左右差が感じられにくくなったこと。ただしこれは感覚の部分の話であって例えば出力で見て左右が揃ったことを意味するものではない。これまではペダリング時、左脚の膝がトップチューブによく当たっていた。強く踏み込む時にはいったん内側に引き上げてから踏み下ろす動作に入っていることにも自分で気づいていた。右足はそうでもないのに。また、三本ローラーで手放しをするときには、決まって骨盤の右側が前に出てきていた。これらがいわゆる左右差で、「意識」して直さなくてはならないのかな、と感じていた部分だった。
しかし、どうも原因は脚の長さが左右で違うということにあったらしい。クリートにスペーサーを噛ませ、調整することでやっとまっすぐに踏み下ろせるようになった。手放し時の骨盤の位置も三本ローラーで試してみなくては、と思っている。左右がそろってきたおかげで、これまでペダリング時に変なリズム(左ひざをいったんクイッと内に寄せて上げる)に頼っていたところが、自然に脚が出るようになり、この部分でも脚が回りやすくなったという感触を味わえた。
 
ほんの数ミリの違いで身体の動き方がとてもスムーズになることが実感できた。
そして、膝下の左右5mmの長さの違いがこんなにも大きな影響を与えていたとは!
数ミリを甘くみてはいけない、ということを肝に銘じ、今後はもっとポジショニングにも気を使いたいものである。また、感覚的に、もう少しこうやったほうがいいかも、と感じる部分は積極的に取り入れてみるのもアリだな、とも感じた。破綻すれば今のポジションは記録してあるので、それにリセットできる。

実際に距離を乗ってみることができる日が楽しみだ。ついでにcerveloにも今回のデータを落とし込むよう、店長にはお願いしてある。こちらも楽しみ!