03みんなそんなだからの作戦変更（自己最高を求めて）
初めてのレース・イベント参加！03
「第11 回ミッドナイトエンデューロin 岡山国際サーキット」
一巡目を終え、二巡目までに約80分程度ある。その間少しでも体力の復活を祈って、ストレッチや水分補給、軽いマッサージなどを行なって待機した。二巡目も2周の予定で回っている。ひと通りタイム計測を終えた店長（監督）から話を聞くと、どうもみんな一本目と二本目の差が30秒程度になっているらしい。週回数を考えてペースを組む走り方ではなく、それぞれがそれぞれのベストタイムを狙って走っている感じが強い。その分、2本目がきつくなっているのである。
私自身も意識はそうなっている。メンバーの中で一番いいタイムを記録したいという思いは強かった。だから、2周走るにしても、それが3周以上になったとしても、はじめの一本はタイムを狙い、それ以降はなんとかロスを少なくする努力をしつつ走ろうと考えていた。
一巡目を終えての最高ラップは、スタッフMくんの5分50秒。私はプラス27秒。さらに6分ジャストモツレの人が2名ほどいた。なんとか追いつきたい。そう思って、二巡目の準備を落ち着いて行なった。
そして、二巡目スタート。一巡目を走ったところで、全体の様子はわかってきていたし、今回は周りの様子を落ち着いて見ながら、先を読んだ走り方ができた。また、今回はライン取りを重視し、マージンを取るだけの余裕がありそうな時には積極的にイン側についた。そして、コーナーでの倒しこみも、怖がらずに行った。
その結果、この二巡目の一本目のタイムは5分53秒となった。続く二本目は6分30秒。ちゃんとガタ落ち。
それでも、ベストラップはスタッフMくんに次ぐ2位のタイムを出すことができた。これが2巡目。3巡目からは一人一周でいくという形に変更になっていた。なので、その後は本当に後先考えずに、一本だけ集中できることになるので、なんとかMくんのタイムの上をいきたいと、現実味を持って思い始めた。
店長は一本目のタイム重視で走って、二本目のタイムが30秒遅れるなら、一本だけにして30秒以内のロスで交代して行けばイイじゃん、と考えたらしい。2周、または3周をペースを考えて揃えることができれば一本勝負の積み重ねよりも効率よく全体のタイムを稼いでいくことができるのだろうが、そもそも、みんなそんな気はないようであった。みんなチーム内でのベストラップを狙っていた感じである。そういうことで、私が走るずいぶん前に作戦変更が告げられていた。
作戦変更の結果、チームの順位は徐々に上がっていっているようだった。ここで、確認された目標、それはクラス別30位以内、総合50位以内というものであった。
できれば一部昇格！
それは店長曰く、リザルトが発表される用紙の一枚目に食い込むこと、である。
昨年は2枚目だったらしい。
こんな目標も確認され、それに向けて作戦変更。そして、自分自身も納得できるラップを出したことで、テンションはドンドン上がっていく。日付は変わり夜も更けていくが、周りに比べてこのチームは、なんだか妙なテンションを保っていた。
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