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ロードバイク、スキー、キャンプ、写真が好きなオッサンブログです。家族で楽しんでます。

04タイム出したい!、でも・・・終盤に向けて

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初めてのレース・イベント参加!04
「第11 回ミッドナイトエンデューロin 岡山国際サーキット」
 
 二巡目を終え、なんとなく納得できるタイムが出た。その後の交代、つまり三巡目からは、1周ずつで交代することになった。なもんだから、チームのみんなはさらに周回タイムにこだわりを持ち始めた。そしてお互いのタイムも気になってしょうがない。1周を終え帰ってくると、まず「お疲れ様!、どうだった?、タイム」というのが出迎えの言葉となって行った。この時点で私も、スタッフMくんの5分50秒を目標にしていた。
 しかし、それがなかなか・・・。
 4巡目、5巡目・・・とあれこれ考えながら走りに出るが、体力の消耗もあり、タイムは6分5秒前後をキープするのがやっとな感じであった。オマケに午前2時くらいには霧も出てきた。視界も悪くなり、路面も少し濡れた感じで色の濃くなっているところも。そんな中で多少ビビりながらのライドが続いていた。
 時折、いい走りができたと感じた時も、溜まってきている疲れのせいか、タイムは上がらない。
 終盤に近づいていくと、6分5秒もつれだったタイムも、6分10秒もつれに、最後の走行時には6分15秒もつれで終えることとなった。
 
 もちろん、走る合間にはストレッチや、軽いマッサージ、クーラーボックスで保冷していた氷などをタオルにくるんで、アイシングなどもしながら、極力回復に務めた。しかし、次第に、身体の変化が自覚できるようになってくる。
 膝上の筋肉がチョット張ってきた感じになり、腰の筋肉や腹筋も軽く張ってきた。痛みが出るほどではないので、軽くほぐしたり、冷やしたりを繰り返した。もちろん、タイムは上がらない。
 結局、2巡目のタイムが今回の私のベストラップとなったのであるが、この頃になると、次の日の仕事のことを考え、なるべく疲労を残さないようにすることに意識が向いてきていた。最後の方は、タイム向上のため、というよりも、翌日に疲労を残さないためにアイシングしたり、ストレッチやマッサージをしたり、という感じになってしまっていた。
 
 ところで、タイムアップにはフレッシュな身体と、時間短縮のためのライン取りが必要不可欠であることに気づいた。初めてのレース、そしてサーキット走行なのでしょうがないが、今回ラインは、全く安定していなかった。路面の良し悪しと他の走者の有無にかかわらずである。頭の中では、こう入って、ペダルを回し続けて、これくらい傾けて、加速しながらこう抜けて行く、というイメージは持てていたが、その場になると、毎回全く違うラインを描いていた。
 全ては自分の集中力のなさによるところだと思う。そしてその集中力のなさは、疲労からきていた。2巡目でベストラップが出たことでも納得がいく。
 一巡目でコースの全体像と注意点、レースの雰囲気などがなんとなくつかめた。そして二巡目は、まだ疲労もたまっておらず、集中力も維持できている状態だった。
 そしてその後は、情けないことに自覚は薄いが、疲労の蓄積と集中力の低下は確実に始まっていたのだと思う。
 
 そして本当に終盤、さらに疲労はたまり、私だけではなく、みんなの表情から疲れを読み取れるようになってきた。
 椅子に腰掛け眠る人や地面に寝転がり眠る人も出てき始めた。「もうすぐ走る番ですよ〜」と呼びに行ったりとか・・・。
 私は疲労はたまっていたものの、ずっとテンション高いままで眠くはならなかったが、時折遠い目をしていた、との目撃情報は寄せられた。
 
 まだ暗かった間のラップで、霧のための視界不良、そして疲れもピークに達しつつあるということで、タイムは狙わずに周回してみようとした回もあった。しかしそんな時に限ってちょうどピットから出たあたりから、ついて行くのにちょうどいいスピードの人がいたのでついて行くことになってしまった。
 ペースは単独の時よりは緩め。しかし、自分でゆっくり目にしようと決めていたペースよりはかなり早めだった。
 正直、これはすごく楽だった。これまでの走行でももっと活用すれば良かったと思うくらいだった。ピットアウトした直後からとにかくついて行って、最終コーナー前のダラダラした上り坂で加速して周回を終えた。
 もちろんベストラップにはならないであろうが、最後の坂のアタックで余力を注ぎ込むことができた状態でのタイムには興味津々だった。どれくらいな感じなのだろうというのが気になり、ピットロードへ入る直前の直線で、Edge510 に目を落とした。
 しかし、悲しいことに計測されていなかった・・・。
 スタート時、ボタンを押した覚えはあるが、操作ミスをしてしまったらしい。ま、集中力のないときはこんなもんである。
 それでもこの時走った感覚は、このレース中での楽しい出来事の2番目として印象に残る。もちろん1番はベストラップを出した時であるが。
 
 4時半を過ぎる頃、少しずつ空は青みを取り戻しはじめた。明るくなってきはじめてから走ったのは2本。どちらも、気持ちも覚醒し、安心感を持って攻めることができたので、「いいはしりができたはず!」という感触はあったものの、6分10秒台前半までが精一杯だった。
 この頃、今回から使いはじめた Edge510 のBluetooth接続によるデータのアップロードに興味が出はじめていた。このレースの間に使ってみようと考えてはいたが、正直、そんなことよりも、レースに参加している状況が楽しすぎて、すっかり後回しにしてしまっていたのである。
 
 まずは、510とスマホのペアリング。ペアリング終了後、しばらくすると Garmin Connect Moble の方にそれまでのデータが転送されており、それまでの記録をスマホで見ることができるようになっていた。何か操作してアップしなくてはならないかと思っていたが、いつの間にかそうなっており、特に操作をした覚えはない。
 その後、Garmin Connect Moble の方で、データのリネームをしたり、走っていた時の状況を思い出しながら眺めていると、次の番が回ってきた。電池残量もまだたっぷりあるし、Bluetooth を切らずにそのまま走りに出た。
 そして一周して帰ってくる。510での計測を終える。するといつも通りの「SAVEしちゃう?」の表示。「うん、お願い」とボタンを押すと、「ついでに、アップロードもしちゃうね〜」という能天気な表示が出てきた。
 これは便利じゃん!
 そう思った。
 走って帰ってきたら、通常通りセーブするだけで、すぐにスマホでデータ参照ができるんだもん。だからなに?と聞かれるかもしれないが、やっぱりデータはスマホやPCで見た方が視覚的にわかりやすいと思った。本体でもデータにアクセスはできるが、数字が並んでいる状態である。それが、スマホやPCだとグラフで感覚的に見ることができる。直前に走った中で気になるところがあれば、すぐにグラフを参照しながらチェックできるのである。残念ながらその時の私は、そんな問題意識なく走っていたのでただ単に興味本位で見るにだけにとどまったが・・・。
この Edge510 では、さらに Bluetooth で Live Track という機能も使うことができる。スマホを通じて、走っている場所、スピードといったデータをほぼリアルタイムで見ることができる機能らしい。あまり使う機会はないだろうな、と思っていたが、Bluetooth でのアップロードの便利さに気を良くした私は、この Live Track にチョットだけ興味を持ってしまった。こんなレースの時など、どこのあたりをどれくらいのスピードで走っているのか、というのがピットで待機している人にわかる、という使い方とか、結構楽しそうではある。また機会があれば使ってみようと思う。
 
 程なくして終了時刻が近づいてきた。
 ゴール時刻5分前からピットロードへのゲートは閉鎖される。
 最後の2週程度はみんなで並走してゴールしようということになり、みんな出て行った。私はそんなことが可能だとは知らず、その時はすでにバイクの清掃に入っていたので写真撮影に回った。

http://instagram.com/p/cSMgr_NxNA/
  来年いっしょにフィニッシュラインを通過させてもらいたい。

  ゴール後、帰ってきたみんなを出迎え、撤収作業に入った。その時には私は着替えまで済ませてしまっていた。
 
 撤収後は表彰式。
 
 結果、チームとしては、クラス別29位、総合41位で、みごと目標達成することができた。ただ、この成績なら本当なら表彰式に出る必要もなく、掲示で順位確認だけで済んだのだが、表彰式に参加したのはそのためだけではなかった。
 なんと、ソロBにエントリーして走っていた Gさんは、そのクラスで2位に入っていた。10時間一人で走り続けて2位。これだけでもすごいことなのだが、実は Gさん、昨年も2位。今年は優勝目指して乗り込んできていたのだが、2位という結果となった。それでも、昨年よりもいい走りはできたようで、優勝にはならなかったが、納得の表情はしていたようだった。
 正にアスリート!
 来年、頑張っていただきたい!
 
 ついでに私も、「ソロ」についウッカリ興味を持ってしまいそうでコワイ!
 
 こうやって、私の初レース・イベント参加は終わった。
 いや〜、楽しかったのなんのって・・・。
 そして、モチベーションも上がりまくっている。
 とりあえず、次は9月はじめにある耐久レース出場を目指しつつ、10月のヒルクライムなどなど挑戦していこうと考えている。
 そして、そのためのトレーニングも・・・。
 
 あの雰囲気、みんなのモチベーション、そして Gさんの走り、それら全てが刺激になっているな。走った人の間でも、来年度に向けて練習しよう、という盛り上がりも出てきている。そこにちゃっかり便乗させてもらって、せっかく上がったモチベーションをさらに上方修正していく方向で前向きに考えていきたいものである。

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