リビング・シアター アップデート⑩(初UHD Blu-ray)
「リビング・シアター アップデート」シリーズはもう終わりにする
今回で「リビング・シアター アップデート」シリーズは、終わりになる。というか、既に「アップデート」ネタではない内容になってしまっている。今後のアップデートといえば、配置の変更とか角度の微調整くらいしかないのではないかと思う。もうこれ以上お金を投入できないしw。なので、あとは何か大きな変化があったときの更新になる。
「体験」のアップデートを最終回にする
今回は機材構成等の「アップデート」ではないものの、これまで未体験のメディアでの視聴になるため、「体験のアップデート」という意味で「最終回の⑩」としたい。
リビング・シアターがアップデートしていった理由
そもそもリビング・シアター構築に向けて本格的に思い立ったのはこの夏のことだった。
とりあえず大きな画面で楽しめればいいや、という感じではじめてみたものの、いろいろな情報が集まってくるにつれ、より良い視聴環境を求めていくことになった。そして最終的にはアンプやスピーカーまでそろえていくことになった、という経過は既にこれまでの記事で書いてきた通りである。
機材構成としては、高いものではなく、最低限度で4K、HDR、Dolby Atmosなどが可能なものでそろえていった。高価な機材にこだわらず、中でも安価に済むよう機材選定をして環境を整えた。
そんな状況で、映像でいえば4K HDR(Dolby Visionはプロジェクターが安価なものなので対応できていない)が実現でき、音響は7.1.4ch Dolby Atmos、DTS:Xに対応できた。そうなると、それらの環境をフルに活用して楽しみたいと思うのが世の常である。そしてそれらをより楽しめるように、というのが「アップデート」の動機となっていた。
UHD Blu-ray初体験
そしてこの度、最後の「アップデート」となる「体験のアップデート」。これはUHD Blu-ray体験についてとなる。
SVODもいいが、見たい作品が対応していないことも多い・・・
これまでは、Amazon Prime Video、NETFLIX、U-NEXTを中心としたSVODで映画やドラマを楽しんできた。特にAmazonとNETFLIXでは4KやHDRによる配信も増えてきており、そのような作品を選んで視聴してきた。
導入直後ということもあり、はじめはそれで満足していた。4K HDRの作品があればその美しさに圧倒され、 Dolby Atmos作品があればその取り巻かれ感に引き込まれた。
しかし、あれこれ見ていると、、、
やはりコンテンツの偏りに気づく。
AmazonとNETFLIXどちらにしても、4K HDRとAtmosへの対応はほぼオリジナルのコンテンツのみがとなっているのが概況である。4Kへの対応はずいぶんと進んでいると思われるが、オリジナル作品中心となっている。一方Atmosの方も、Amazon Prime Videoでは今知る限りでは配信されていないようだし、NETFLIXはオリジナル作品にAtmosに対応したものがいくつかあるという状況だ。
これらのコンテンツでも楽しめるものはたくさんあるので、それはそれで楽しいが、やはり巷で流行っている映画もこの環境でしっかりと楽しみたいと思うのである。しかしそちらの方はSVODではほぼ皆無、というのが現状である。
UHD Blu-ray投入!
そういうわけで、アマゾンのサイバー・マンデーを利用して、いくつかUHD Blu-rayを購入した。加えてサイバーマンデーでは扱われてはいないものの、観たいと思っていた映画も少し安くなっていたので購入した。
プレイヤーは、、、「Xbox One X」w。
こんな日が来るのでは?、と考え、NETFLIXでのDolby Atmos対応とUHD Blue-ray対応、ついでにゲームできる(あくまでも「ついで」ね)ということで、「シャドウ オブ ザ トゥームレイダー」バンドルパックを購入していた。ゲームやる気満々じゃんとか言うことなかれ。「シャドウ オブ ザ トゥームレイダー」はあまり進んでいない。「Forza Motorsport 7」の方が進んでいるのだから。。。
そして、複数購入したうち、先日一足先に届いたのが、
「ブレードランナー2049」
公開時には観に行っていない。先日SVODレンタルで「ブレードランナー」を久しぶりに観た流れで観ておきたい!、と思ったものだ。いずれ、「ブレードランナー」とともに、いずれ4Kで観ることができるといいな、と思っていたものだった。
ブレードランナー2049 4K ULTRA HD版をちょこっと観た
届いた当日、ちょこっと観てみた。再度最初からじっくり観るつもりではあるが、まずはこの4K ULTRA HDでの効果が実感できるかどうか。そして、幸せなことに音声は Dolby Atmosが入っていたので、そこのところの効果も確認してみたかった。
とはいえ、あくまでも素人目なので・・・
正直感動した。
が、あくまでも素人目なので、「評価」をするものではない。あくまでも「感想」を書く程度になってしまう。
映像
キレイw
当たり前なのだろうが、安心して観てられる感じ。今回は同じ映画で比較はできないが、これまで観てきたHD配信の映画に比べれば圧倒的に粒が小さいw。そして、暗い場面での見え方がやはりスッキリして見えやすい。オリジナル配信のものではなく、一般的に公開される「映画」を自宅でこのクオリティーで観られるのはとても幸せでプレミアムな体験だと思った。
いくつか購入してまだ届いていないものの中には、すでにDVDやHD配信で観たものもいくつかある。それで観た時との比較が楽しみになった。
音声
キレイw
そして、微に入り細に入り美しい音。そして色々な音が耳に入ってくる。眼の前で起こっている事の効果音はきちんとその位置付近から聞こえ(後方の音声も含めて)、全体を包み込むような感じで流れてくる音楽。そして、決して大きい音ではなくとも、それらの細かな音までよく聞こえてくる。
イマーシブ サウンドとも言われる通り、「没入感」という点ではホントに自然に映画の世界に入っていけた。
4KとAtmosの組み合わせ・・・
これをちょっとだけ、、、
UHD Blu-rayを楽しんでみよう、、、
そう思って、観はじめたのだが、美しくて精細な映像と没入感を高めてくれる音響によって、時間はあっという間に過ぎていっていた。気づけば50分が経過してしまってた。
そのまま見続けてしまおうかとも思ったが、翌日仕事もあるので、途中で泣く泣く切った。そんなほろ苦いUHD Blu-ray体験となったw
Apple TV 4K・・・
それにしても、4Kで話題のいろいろを楽しみたいと思うと、それなりに高くつく。今回は少し安く手に入ったが、今回のようなタイミングがなければ、そうそうは入手できない。
なんとかならないだろうか?
そう思ってイロイロ見ていると、どうも Apple TV 4K だと、けっこう話題の作品も、4K HDR(ついでに中にはAtmosも)で配信されているものもあるらしい。購入か、その都度レンタルになるが。購入の場合でも今回安くUHD Blue-rayを購入したよりもさらに安い。
機材は必要になってくるが、長い目で見てみればこちらもいいかもしれない。
しかし、新たな機種の噂も先日見たばかりである。そちらと合わせて見極めて検討していきたいものである。
年末は映画見まくる?
その他、今回買い込んだUHD Blu-rayは、
① 「ハリー・ポッター 8フィルムコレクション」
② 「ミッションインポッシブル/フォールアウト」
③ 「レディ・プレイヤー1」
④「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」
①②③は近日中に到着。④は年内着の予定。
こんな状態だから、年末は時間が許せば映画三昧 + スキーで過ごしたいと考えている。その他にも見ておきたいものはイロイロあるし。
ちなみに、①はかつてDVDとかで、③④はSVODのデジタル配信で観た。その時の印象との違いを体感しながら楽しみたい。UHDでの収録になっているし、HDRでもあるので映像は確実に、そして音声も Atmosなら初になるし、それ以外でも環境のアップグレードもあり、たぶん確実に違いがあるはずなので楽しみにしている。
これで、映画館にいく必要はないはず?
いや、これが、そうでもない・・・。
むしろ、映画館に行く回数は増えそうな予感がする。
なぜなら、自宅で十分楽しめるのは事実だが、それは、すでにメディアとして流通していたり、デジタルで配信しているものに限られるからである。映画館で上映しているいわゆる最新作はもちろん観ることはできないわけで、これらを自宅で観ることができる様になるのは、最近早まってきたとはいえタイムラグはある。
そうなると、前作までをデジタル配信などで復習しておいて、最新作は映画館に観に出かけるという機会が多くなってしまうのである。
②「ミッションインポッシブル/フォールアウト」は危なかったがなんとか思いとどまった。これは私一人で1〜5までを復習していたから。おかげでこの度UHD Blue-rayを購入してしまった。
一方、④の「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」はそのいい例。前作をデジタル配信で家族で観てしまったため、公開初日には家族で、しかも4Dの映画館に足を向けてしまったw。おまけに、再度復習するために①④を買うことに・・・w。
結局、なにをやっても金はかかるものだということだな。
あきらめよう・・・w