Daily Sketch with...

ロードバイク、スキー、キャンプ、写真が好きなオッサンブログです。家族で楽しんでます。

い・ま・さ・ら Apple TV 4K

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 2017年9月に発売された「Apple TV 4K」。発売から約1年と10ヶ月の時を経て、わが家へやってきた。いまさら感ハンパないが、私の視聴環境の中で重要な位置を占めるであろうことに気づき、遅ればせながら購入した。

これまでの視聴環境

AV レシーバー : AVR-4400H DENON

スピーカー構成 : 7.4.1ch Dolby Atmos 対応

再成機 : Xbox one X (NETFLIX 4k HDR Dolby Atmos)

    : Fire TV 4K (Prime Video、U-NEXT、YOUTUBE 他)

たしかにApple TV 4K は迷った

 上記の環境はちょうど一年前から3ヶ月くらいの期間をかけてわが家のリビング・シアターを構築した時以降の構成となっている。この期間の早い段階から Fire TV と Xbox one X は使っていたが、当然その選定時にも Apple TV 4K は候補となっていた。しかしその時には Prime Video とNETFLIX での 4K や Atmos での配信の方に過度の期待をしていたため、価格も高い Apple TV 4K の方はあまり魅力的に感じられないでいた。

 そんな中で使いはじめた Fire TV と Xbox one X だったが、まず、この環境で気になる Xbox one X について。 こちらを使いはじめたのは NETFLIX アプリを介しての Dolby Atmos のため、というのが一番大きな理由だった。 NETFLIX での Atmos 対応は、再生機によるところが大きく、対応できるものはそう多くはない。その一覧は、以下で確認できるのだが、一番対応しておいてほしい Fire TV 4K での Atmos 再生は未対応のままという状況なのであった。

Dolby Atmos コンテンツを楽しみたい

 この時点での Atmos 再生に対応している候補となるのは、 Apple TV と Xbox one X だけとなった。 この選択の中で、ゲーム(そんなに重要ではないが)もでき、 なおかつ UHD Blu-ray も再生できる Xbox one X の方を選ぶという結果となった。結果としては、この判断はその時点では大正解。 親子でゲームも楽しんでいるし、 UHD BD もすで­に何枚も購入して楽しんでいる。 もちろん NETFLIX も。 Atmos の作品は当然 Atmos として、そうでない作品も AV レシーバーの Dolby Surround や Neural:X などの機能を使って、盛大に楽しめている。

 一方の Fire TV 4K もオリジナルコンテンツにある 4K の映画やドラマは楽しめた。なので、Fire TV と Xbox one X の使い分けをする事で楽しみの幅は大いに広がっていた。

なぜ今 Apple TV 4K 再び?

 それは 「Dolby Atmos を、そして 4K のコンテンツをさらに楽しみたいから」という理由に他ならない。上記の環境でも Atmos と 4K を楽しむことはできていた。 もちろんそのために選んできた機材の組み合わせなので当然なことである。 しかし、コンテンツ的にはかなり限られるのである。

NETFLIX オリジナルだけでなく、一般の映画も楽しみたいじゃん!

 基本 Prime Video では Atmos 対応はしていても、 コンテンツがない。 U-NEX も同様(あるにはあるが、 10本に満たないという現状)。 NETFLIX では、オリジナル作品はATMOS 配信のものが多いのでそれらは存分に楽しませてもらっている。しかしどちらにしても、一般の映画で Atmos 配信、または4 K や HDR 配信されているものはほぼないのである。 お気に入りの映画は、やはり良い条件 (4K や HDR、Atmos) で観ておきたいというのが人情というもの。 そうすると、これまでは UHD BD の購入しか手はなかった。その流れで、 数枚購入したものもすでにある。そして実際にそれらは十分に楽しめた。しかしそこはやはり割高感は否­めないのである。

 Apple TV 4K を使いはじめると、そこのところが少し緩和される..... はず。

 最新のものでも、 海外版 UHD BD ほどは無理にしても、 そんなに遅くないタイミ­ングで配信されている。 しかも安い。 海外版と比べても 半額近い価格で購入が可能となっている。最新でそうなのであって、少し経った作品などはさらに安くなるケースも多い。レンタルが選べるなら、400円で対応コンテンツを楽しむことができることになる。 購入しても パッケージが残らない、という少し寂しい部分もあるにはなるが、むしろかさばらない、ディスクの出し入れの必要もない、という点で、それが便利という考え方もできるし、私自身の志向としてはその方が合っている。中でもコレクションしたいものはメディアで買う、という選択肢をするだろうが。それはかなり少ないはずである。

 そうなると、問題となるのは、画質と音質、ということになってくるのだろう。 一般的には。ストリーミング配信よりも当然 UHD BD に収められているデータは多いはず。よって厳密に見比べれば画質や音質はストリーミングでは敵わないはずである。しかしそこは定評ある「素人耳」と「素人目」。Apple TV 4Kを入れてから、さっそく「グレイテスト・ショーマン」を「購入」して、その冒頭を観てみた。

 結果的には「素人耳」「素人目」にはそんなに大きな差は感じられなかったw。十分キレイに観れるし、音も包まれ感はハンパないw。「素人耳」「素人目」のなんとコスパの高いことか! そもそも機材も高級品を使っているわけではないので、こんなものなのだろう。

 ちなみにこの「グレイテスト・ショーマン」。ここ最近観たくて観たくてたまらなくなっていたもの。少し前、とりあえずAtmosで観ようと、Blu-rayを借りてきたことがあった。しかしその時は時間がなくてストレート返却。その後、せっかくだからUHD BDでも買って観てみようかと思っていたところなのだった。というかこの「グレイテスト・ショーマン」を観たいがために Apple TV 4K を購入したと言ってもいい感じなのである。ついでに言えば、UHD BDが2枚買える出費よりも、今後の楽しみ方を考えて、Apple TV 4K に投資したという感じか(かなり高くはなったが・・・)。その代わり、今後気に入った映画があれば、UHD BD (海外版)の半値近くで「購入」できることになる。日本版なら場合によっては3分の1、レンタルでいいならもっと安く、4KであったりAtmos であったりを楽しむことができる、ということになるのだ。

今後の使い分け

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1.とりあえず観てみる映画 =SVODで

2.良い(と思われる)映画 =Apple TV 4K で「レンタル(できれば)」

3.お気に入りの映画 =Apple TV 4K で「購入」

4.ちょっと特別な映画 =UHD BD を購入

Apple TV 4K で操作系はシンプルに

 Apple TV  4K のおかげで、いろいろなサービスをシンプルに使い分けることができるようになった。NETFLIX、U-NEXT、Prime Video が現在お世話になっている SVOD。これにApple TVが加わったが、それぞれアプリを入れることでこのような使い方ができる。


Xbox one X:NETFLIX PrimeVideo U-NEXT

Fire TV:NETFLIX PrimeVideo U-NEXT

 これまで使ってきたのはこの2つ。それぞれを使うことで、これまで使用してきていた SVOD サービスの全てを観ることはできる。ただし、NETFLIX の HDR や Atmos を活かそうとすると、Xbox でしか対応していなかった。なので、NETFLIX の HDR や Atmos を楽しめるコンテンツは Xbox one で。それらが対応していないコンテンツの方は、Xbox one の設定で Atmos を切って、Dolby Surround とか Neural:X で観る、または Fire TV で観る、という感じで切り替えてきた。

 今回購入した Apple TV 4k では、これらの「切り替え」の手間が完全に省かれる。NETFLIX、U-NEXT、Prime Video に加え、Apple TVのコンテンツをほぼフルに活用できるようになった。件の NETFLIX での HDR や Atmos の対応・非対応コンテンツも Apple TVの方が検知して切り替えてくれる。

 そんなわけで、この Apple TV 4K ひとつで使っているサービスの全てを使えるようになったというわけ。ここで Xbox one X が無駄になってしまうのではないか、という問題も発生する。しかし、ここの部分は、UHD BD プレイヤーとして、そしてそもそもの機能であるゲーム機として使う点を考えれば完全に住み分けは可能となる。たぶん、先に Apple TV 4K を購入していたとしても、UHD BD プレイヤーは必要になっていただろうから、トータルとしてプラスαの出費でゲーム機も追加できた、というように考えたい。