Daily Sketch with...

ロードバイク、スキー、キャンプ、写真が好きなオッサンブログです。家族で楽しんでます。

リビング・シアター アップデート⑥(スピーカー編)

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シアター・ダイニングにしないとき以外は、テーブルをよけることにした。これでスッキリ!

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そのおかげで、カウンターテーブルの方も活用しやすくなった。

本題:え? スピーカー?

 アンプが変わったから?、それとも急に不調?

 それくらい音の違和感が気になるようになった。特に低音のボワボワ感。そして音の曖昧さ・・・。以前にも書いている通り、フロント周りのスピーカー構成は以下のようになっている。

 
 フロントスピーカー:DENON SC-T555SA

 センタースピーカー:DENON SC-C555SA

 
 このどちらもがなんか不本意な音になってきた。いや、なってきたというよりも、これまでもそうだったのに、5.1.2ch Dolby Atmosの効果や、その後の7.1.4ch化の変化にばかり目がいっていたようである。そして、映画ではそんなに気になっていない・・・。

 SC-T555SAシリーズはかなり古いが、見た目が気に入って中古で購入した。格安で。それが、気がついてみるとこんな音だったとはw

 

ありがとうSC-T555SA

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 低音のボワボワ感を収めるべく、色々試してみた。スピーカー下にインシュレーター入れてみたり、センターを「小」スピーカーに設定して低音が出るのを避けたり。少しスッキリした感じにはなったのだが、どうもフロントスピーカーは同様の傾向が残ったまま。低音が出るには出るのだが、なんか「甘い!」のである。

 まあ古いスピーカーなので仕方ないのかな、と思いあきらめることにした。そもそもこのスピーカーに費用はほとんどかかっていないのも幸いし、見切りをつけるのは早かった。

 しかしこの子には、しばらく視聴して好みの音がわかるまで過ごさせてもらったことにもなる。そして自分の好みが分かった上で次のを探すことができる状態を作ってくれた。

 SC-T555SAシリーズには感謝。 


音の好み

 ここのところはっきりした音の好みはというと。。。どうも圧迫感のある低音は苦手らしい。優しく包み込むような広がりのある低音の響きがあるのが好きなようだ。また中高音のほどほどのキンキンしない程度の伸び。こんな感じが自分の好みなのだとわかってきた。

 予算は7から8マソ程度。上を見ればキリがない世界なので、あくまでもエントリー機のそこそこレベルで。

 
フロントスピーカーを検討

 というわけで次のスピーカー、まずはフロントのペアを探すことにした。

 ところで、音が気になりはじめる前に「気になるニュース」が飛び込んできていた。それはDALIのZENSORシリーズの更新。それを引き継ぐモデル、OBERONシリーズが登場するというニュースだった。

 これらのモデルは狙っている価格帯よりは少し高めになる。でも、スピーカーの変更はまだしばらく先でいいと考えていたので、そのニュースを知ったときには次の候補として考えていた。だからSC-T555SAの音が気になりだし、あきらめる決断をした時、まっさきに思い当たったのはDALIのこれらのシリーズだった。そして、機種更新と重なる時期ということは、在庫処理のため旧機種となるZENSORは安くなるはず、と踏んだ。

 それからはネットで状況調べ。

 候補は以下。

 
 ZENSOR 5

 OBERON 5

 ZENSOR 7


 サイズ的なものと、低音自体そんなに必要ないと考えていた点から、ZENSOR、OBERONのどちらにしても「5」がまずは候補となった。コストを考えてZENSOR5か、最新の技術に惹かれてのOBERON5かという検討の仕方だった。


次のスピーカーはできればエイジングからやっときたい

 今回はお気に入りのスピーカーを新品で購入し、エイジングからしっかりと仕込んでやりたいという気持ちが強かった。ということで、スピーカー選びに失敗しないようにしないといけない。そこで、「さすがに視聴は必要だろう」と考えた。

 しかし視聴してみようにも、近いところで視聴ができるようなところは思い当たらない。どうすればいいかな?、、、と考えていたところ、ふと思い出した。以前AVアンプ RX-V585を購入した時に、店員さんが「DALIのスピーカーが入るはずなのだけど、かなり遅れてる」と言っていた。その時からはかなり時間も経過しているので、今ならさすがにいくらか展示されてるのではないかと思い当たったのだった。


いざ!「新製品が安い」店へ

 店に行ってみると、あったあった。DALIのスピーカー。

 そしてトールボーイも。ただしあるのはZENSOR7。あとはブックシェルフの「1」と「3」だった。この時点では、音が確認できればするのみ。ZENSOR7にするか、「5」シリーズにするかとか決める気はなかった。OBERON5も依然候補であったし。しかしある事で事態は急変する。

 それは、展示品のZENSOR3を視聴してしまったことだった。ZENSOR7は展示のみで視聴できる状態ではなかったので、ZENSOR5とOBERON5のメーカー在庫とか、最終的な価格を聞いて帰って検討しようと思った。そして店員さんがそれらの確認にバックヤードに戻っている間に、展示してあるZENSOR3の前をふらっと通り、つい視聴してみたとき。。。

 衝撃を受けた。。。

 これまで高級な部類に入るモノを聴いた経験のほとんどない貧乏耳だったからだろう。そこらへんにあるオーディオ機器の音とはまったく違って聴こえた。低音も出ているのに押し付けがましくなく、優しく取り巻く感じで聴こえてきた。また音が回り込む感じでスピーカーから音が聴こえてくるという感じでなく、スピーカーの方向の割と広いエリアから聴こえてくる感じで広がりも感じた。それでいてボーカルはしっかり真ん中に定位。店頭での視聴だったからそうなのだろうか。そう思って他の機器も聞いてみたが、どれも今ひとつに聴こえた。あの艶々感と柔らかい広がりがない・・・。

 あれこれ調べてきた情報を頭の中で思い返していると、ZENSOR3はZENSOR7とユニットは同じ。なんならZENSOR7には「3」のウーファーが2個付いているという事実を思い出した。「3」でこの音なら「7」だったらどうなるんだ? 

 この視聴で心は決まった。

 あとは価格交渉。

 この店でのZENSORシリーズの扱いは在庫限りということで、裏にある在庫をも展示品扱いの価格まで大きく下げてくれた。値段は言えないが、この時点での中古の価格よりかなり安い値段を出してくれたので、そこで即決となった。


自宅のリビング・シアター・スペースで聴いてみる

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設置した ZENSOR7。そしてテーブルをどけることにしたので視界スッキリ!

 持ち帰った後、ひっそりとリビング・シアター・スペースへ持って上がり(すぐにバレると思われるが)設置した。ホントは翌日に設置を決行しようと思っていたのだが、帰宅してBGMとして曲を流した(最近はいつもそんな感じ)時に、やはり低音の乱れが気になり、早く設置したくなってしまったのだった。あのZENSOR3の音色が忘れられなかった。 


 設置はスピーカーを入れ替えて結線するだけなのですぐにすんだ。そして視聴。エイジングから入らなくてはならないので、あまり音は大きくしない。まずは半分の音量よりもかなり小さめの音で。。。それでもZENSOR3で感じた感動を再び味わうことができた。そして一人にニヤけるw。まだエイジングもすんでいないのに好みの音。エイジングとともにどう変わっていくのだろう?。そんな期待と不安を胸にニヤニヤが止まらなかった。

 もちろん、SC-T555SAとの違いは明らか。それまでの曖昧な音像からかなりくっきりした音に変わった。

 設置してみて「7」にして正解だったと改めて感じた。音の好みと合っていて期待通りだったというのもあるが、スピーカーの高さ、これがまたちょうどいいのだ。

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設置途中の写真で、まわりが散らかっているが、ZENSOR7とSC-T555SAの高さの違いは見た目でこれだけある。

 SC-T555SAの時には高さが約85㎝だったが、視聴時の耳の位置からすると15㎝程度低くなっていた。それがZENSOR7では100㎝弱。またツイーターがかなり上に配置されているということもあり、ちょうどいい感じで視聴時の耳の高さにそろってくる。そのおかげもあっての聴きやすさなのだ、とも思った。

 一応、音が出るように設置まではしたが、もちろんコレで完成ではない。ZENSOR7にはスパイクピンが付属されている。せっかくなのでコレを使うことにした。

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 しかし、フローリングに直にやっちゃうと確実に傷が入ることになるだろう。そこで、この度はスピーカーベースを下に敷くことにした。と言ってもホームセンターで買ってきた、30cm四方、厚さ3cmの御影石だが。

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ちょっと遠目の写真だが、御影石の上に乗ったZENSOR7のシルエットはは墓石に見えてしまうw。

 購入してきた御影石をきれいに掃除して、スピーカーの下に敷いた。その上にスパイクピンを固定したZENSOR7をグラつきのないようにピンの出方を調整して設置。一見、墓石に見えてしまうが。。。コレで4.5cmほどさらに高さも稼ぐことができた。

 カンジンのの音質の変化は?・・・

 それがはっきりわかるなら、多分SC-T555SAの音を聞いたときに、「ん??」と感じていたはずであるw。ただ、気持ち音が引き締まったかな?という感じはする。つまりさらに自分好みの音に寄った、ということ。

 あとは、スピーカーの向きの微調整を中心に細かなセッティングを試行錯誤していくのみ。


コレは確実なこと

 セッティンをイロイロ試行錯誤しながら聴き進めていくにつれ、ZENSOR7の音色に惹かれていく。あくまでもエントリー機の範囲の位置づけになるスピーカーだろうが、コレ以上のグレードまで足を踏み入れる気はない。

 しかし、フロアスピーカーはこのZENSORシリーズにそろえてみたい、という野望は新たに出てきた。

 理想としては、

 サラウンドに「5」または「3」

 サラウンド・バックに「1」または「3」

 

 ただサラウンドに置いているNS-F210はしばらく使ってみる線でいくので、まずは早めにサラウンド・バックを変えようと考えている。「3」が理想だが、スペースの関係で「1」になりそうではある。

 

 ただ今、オークションはじめ各所で物色中!