ロードバイクと家族生活の両立にはちょうどいい場所がそこにはあった
趣味のロードバイクと家族生活の微妙な関係・・・。 ロードバイクにのめり込んでいけばいくほど、家族サービスがおろそかになってしまう。 ロードバイクのおかげで気晴らしができ健康的で機嫌よく家族と接することができるようになって、「パパ健康! 家族円満! イイことジャン!」と言い張りたいところだが、これって通用しない。 じゃあ、どうやってバランスを取ろう・・・? いつもそんなことを考えているわけではないが、「尾道U2」ならみんな満足な家族イベントに組み込めるのではないかと思い行ってみた。
5月31日(土)、相方ちゃんは昼に歯医者の予約をしていた。 前日の金曜の夜からは我が家恒例?のガレキャン。夕食と風呂を外で済ませ帰り道に酒買って帰って、家についたら飲んで寝るといういつものパターンだった。 この土曜日はせっかくの休みなので、ちょっとでも走っておきたいと思ってはいたが、翌日も走りに出かける予定があり、正攻法では家族からの非難必至である。そこで「尾道U2」に目を付けた。 以前からみんなで行きたいものだと思っていた「U2」である。きっと気に入ってくれるに違いない、と。 昼前に歯医者の予約を取っている相方ちゃん。そこまではどっちにしても動きはとれない。そこで「尾道U2」集合で昼食にする計画にしたのである。 私はバイクで10時半頃出発し、御調経由で峠越えをして尾道へ。相方ちゃんとムスメちゃんは歯医者へ行ってから尾道へ・・・。
ということで、私は10時半頃自宅を出発して、今回のルートの起点とする、石原トンネルの出口、西濃運輸の流通センターのある付近へ出向いた。
まずはここから芦田川沿いを府中方面へ遡っていく。
こんな景色が続くさわやかなライドとなった。少し雲がかかっているものの、日差しは身体に熱をこもらせる。幸い走っていれば身体に当たる風が熱を調節してくれるので、ちょうどいい感じであった。 その後府中を抜け、486号線を御調へ向かう。何だかこの日は脚が重い気がした。翌日の日曜日にチネくんと走る予定になっていたので、その足慣らしという感じでユル~く尾道まで回っていこうと考えていたところであるが、それにしても脚が重い。ただ、天気も良く、向かい風も弱かったので、ダラダラと行っても案外楽しめた。やがて視界には、山陽道から分岐し世羅まで通っている「尾道自動車道」が入ってきた。
ここを抜けると184号線との交差点は近い。 一人だと長く感じられがちだが、今回は思ったよりもここまでが早く感じられた。お昼の「U2」集合にも問題なく間に合いそうである。
そして184号線との交差点を曲がる。 尾道へ向けて、3kmちょいの上りがある。平均斜度5%くらい? この坂を上る。
途中写真を撮ってみたりもした。そういった意味で多少余裕を持っての登坂だった。タイム的にはAR-Kさんたちについて上った時のタイムには至らなかったが、それに次ぐタイムとなっていた。少し乗れるようになってきたかな? 頂上まで行くと、休憩なしでそのまま下りに入った。急いでいたわけではない。一人の時には頂上で休憩せずに下りに入る癖をつけようとしているだけである。頂上で一安心して休憩してしまうのを習慣にしてしまうと、粘り強さがなくなっていってしまいそうな気がしたので、とりあえず頂上を越えてもそのままペダリングをできるだけ続けて、しばらくした後に重力に身を任せて脚を休めるようにしている。
やがて、脚休めに入る頃、右手前方に尾道自動車道の高架が見えてくる。
この景色を自転車に乗りながら、しかも下りで見るのが私は大好きである。車に乗っているときにも当然見えるが、ひと山越えて下りを楽しみながらのこの景色は最高である。
その後、美ノ郷町三成のあたりの街中で再び坂をちょっとだけ上り、さらに走り続けて突き当たるところが「尾道水道」となる。ちょうど尾道U2の隣の倉庫に突き当たる。
尾道U2の前のサイクルラックに自転車をかけ、しばし日陰で休憩した。
相方ちゃんたちもこちらに向かっているはずの時間帯である。 風も出てきており、日陰にいれば案外涼しい。でもこれからどんどん暑くなってくると、ロードバイクで出かけるのも何かと気を使うな、などとあれこれ思いを巡らせながら相方ちゃんとムスメちゃんを待った。
しばらくして無事合流。 レストランの順番待ちで20分程度待機した後、無事レストランに入った。
相方ちゃんはランチ。ムスメちゃんはお目当てのピッツァ。そして私はローストビーフをいただいた。
店内は冷房もかかっており、快適空間。そしてもちろんオシャレなたたずまい。それでもサイクルジャージとレーパンで入って違和感を感じなくて済むのはありがたい。なんといってもこの建物の中にはジャイアントストアもあるし、奥にはサイクルホテルもある。この施設自体自転車での利用を強く意識しているので、気分的には堂々と自転車の出で立ちで居座っていられる。
ゆっくり時間をかけて食事を済ませると、ムスメちゃんがアイスを食べたいと言い出した。冷房で汗も冷えてきたので、外で食べようと、海側のウッドテラスに出てみた。ちょうど日陰にあるソファが空いていたので、しばらくそこで過ごした。
これからさらに厚くなっていくと無理だろうが、日陰にいれば今の時分だとさわやかで過ごしやすい。
いつかホテルも利用してみたいと思い、ホテルのパンフレットを手に取ってみた。
一泊、ツインで17000円~。
高いからアミティでいいや、という結論に達した。 今度近くの駐車場を探してみよう。
ここからは自宅まで約18km。軽く流しながら約40分で帰宅した。
こんな感じで行なってみた家族行事。 思いのほか相方ちゃんとムスメちゃんには好評だった。ちょっと高いけれどレストランではそれぞれが好きなものを選ぶことができる。中もオシャレ。外に出てもゆっくり楽しめる。ついでに帰りには店内で売っているパンも買って帰った。 私自身も自転車で出かけある程度距離を乗ることもできた。さらに目的地では家族と共に過ごすことができ、私にしては?完璧な計画となった。
他にもこんな利用の仕方ができる場所があるか探してみよう。 そして家族生活とロードバイクをうまく両立させてみよう。 「尾道U2」は、そう思うに十分な施設だった。